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シンシア所有の株券は全てニセ株券だった!? | ||||
「てーへんだ、てーへんだーーっ!」世界のNECの産業廃棄物を100%処理する会社シンシアが、ニセ株売買のお墨付きを裁判所から頂いた。いやいや大変な事になったもんだ。 この裁判は、原町共栄クリーンの元社長である相葉正宏氏を原告として、同社(現社長=中西雄三氏)に対して起こされたもので、相葉氏の株主権確認、並びに株主総会決議不存在確認等請求事件である。 ――これ等の判決の意味することは、シンシア(事件当時は高和)が正規に買い取ったと主張していた被告会社(原町共栄クリーン)の全株式二百株は無効な株式であり、その株主権を根拠としてなされた定款変更や増資手続き、役員選任手続き等は全て無効であることを認定したものである。 しかも現在原町共栄クリーンは、1,000億円を掛けて福島県原町市に産業廃棄物の最終処分場を建設中なのである。当然ここへもNECから資金が流れているだろう。 |
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中西雄三社長の空元気も今は昔 | ||||
その一方、当事者のシンシアはといえば、相も変わらず一切のダンマリを決め込んでいる。 当紙第60号でも報じた通り、表向き1億円で原町共栄クリーンを買収したその裏で、十数億円を「工作費」として詐欺師集団に渡したことも、野村證券相手に自らが起こした損害賠償請求訴訟によって、相手側に公然と晒されて墓穴を掘ることになった。 思えば、当社街宣部隊の糾弾を連日受けていた時にも、街宣禁止の仮処分の手続きを踏まない中西社長に対して、日々不信感を募らせる社員を目の前に「逆に潰してやる」と吠えまくっていたと言うから、呆れてしまう。 喉から手が出るほど欲しい産廃最終処分場を得るために、その許認可を有する原町共栄クリーンを乗っ取るにあたって、怪しげな連中と知りつつもNECの期待に応えようと手を組んだ中西社長ではあるが、傍観を決め始めたNECに見捨てられるのも時間の問題である。 つづく |
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