【ビルメンテナンス業界事件簿】
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当紙の名を騙る怪文書まで出現 | ||||
悪徳ビルメン業者による入札談合への追及も、早いもので3年目となった。 追及当初は“元凶は業者側”との観点から、素行不良が目に付く業者を片っ端から叩きもした。 本来なら競争入札を行なうべき物件に於いても、適正価格を無視した高値による随意契約を平気で結ぶ。 例を挙げれば、三鷹市が正にそうであったように、行政側の特に首長の入札制度の改革意識は、まだまだ低いと言わざるを得ない。勿論、契約業務に携わる職員の勉強不足と、健全なる公金支出の重要性に対する認識の甘さは、今更述べるまでもない。 しかし、当紙による徹底した糾弾が功を奏し、随契至上主義だったこの三鷹市さえも、遅蒔きながら改革に着手するまでになった。他にも糾弾対象となった自治体の多くが、入札制度と方式そのものを見直し、競争原理が真っ当に機能する入札を実施できる迄になってきた。 さて、当紙のビルメン業界糾弾により、最も血を流したのは、当然のこと悪徳業者の面々であろう。 是を是とし、非を非とする、当紙の勧善懲悪精神の前では、その仮面は容易く剥がれ落ちた。 |
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高級温泉会議に乗り込んだ! | ||||
丁度その頃、怪文書作成者の一人としてマークしていたオーチューの役員、朝日徹の呼びかけで『敬天新聞社対策会議』と銘打った会合が、甲府市の老舗高級旅館で開かれるとの情報を得た。 急遽現地に飛んだ担当記者は、既に会合は終えていたものの、風呂上がりで良い気分でいた、朝日を直撃することが出来た。 さて、突然の予期せぬ訪問者の出現に、朝日以下会合参加者は驚き、そして狼狽した参加者達はそれぞれが異様な行動(かなり笑える)をとったのだが、この様子は又の機会に譲るとして、ここでは朝日の言い逃れだけを伝えてみたい。 まず、会合の趣旨は飽く迄慰労が目的であり、他意は無いとのこと。又、当紙の活動は一業者として評価してると“おべんちゃら”まで飛びだし、無論、怪文書の作成は「天地神明に誓ってありません」と、何度も口にした。 しかし、この時を境に、氾濫していた怪文書がぱったりと途絶えたことを踏まえれば、朝日の言葉を鵜呑みには出来ない。
朝日は更に「過去に敬天に流した談合情報は、日本ビルシステムの山下さんの指示によるものだったんです」と、同業者の追い落としに積極的に加担した訳ではないと語っていた。 さて、ビルメン業界は差し当たっての業務もない時期であるが、当紙は来年度の戦いに備え、既に情報収集に取り掛かっている。 前段で記したように、行政側に働きかけてきた入札制度改革は、ある程度浸透し成果も上げたと考える。そこで、今回は自治体が抱える社団・財団法人といった公益法人に絞ってみた。規模の大きな文化施設やスポーツ施設などは、この公益法人が独自に運営することが多い。 営利追求ではなく、公益を目的とする・社団・財団法人とはいえ『無駄遣いしても良し』の道理は通じない(例えば東京都歴史文化財団のように)。 |
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