「当協会に好意的でない社説を載せた『ビル新聞』の記者を、謝罪しない限り総会会場に入れるな」

 総会開催の当日に行われた事前打ち合わせ会で、一戸会長は会議参加者を前にこの様に凄んで見せたとのこと。

 そのくせ総会での質問予定者には時間前に御越し頂いて丁重なる御接待をしたとか。如何なる接待(?)なのか知る由も無いが、いやはや一戸会長には呆れるばかりである。

 新聞社には提灯記事を書けと言わんばかりに半ば恫喝をし、会員には総会という最高議決の場であるにも拘らず何とか発言を封じようと寝技を使う。正に品無し、良識無し、見識無しの低水準会長である。

 『倫理特別委員会』を新設したらしいが、第1号の審査対象は一戸会長自身が最も相応しいのではなかろうか。

 
 
会員が何を言っても馬耳東風の一戸会長
 『一戸会長『ビル新聞』の記者に提灯記事を強要』

 東京ビルメンテナンス協会(以下協会)は、5月31日(火)に第70回定時総会を開催した。

 本紙では『会員減少に危機感を持て』『協会各事業の評価を厳正にし、それに基づいて事業を抜本的に見直せ』『不祥事体質が改善できるまでビル政連の活動を自粛せよ』と直言してきた。この直言を意識したかのような会長挨拶が冒頭あったが、所詮は品無し、良識無し、見識無し、ビジョン無しの低水準会長、真摯な会員の声を全く聞く気がない。

 「皆が関心を持ちながら黙っている『会費』の問題を質問します。はっきり言って会費が非常に高いのではないか。バブルの時の会費をそろそろ安くして貰いたい」という質問が当然のように出た。

 「全く同意見。私も質問しようと思った」と、岩田名誉会長からもハプニング質問が出るというオマケまで付く始末。

 これに対する答弁は「会館建設の預かり金の返還が完了予定の19年度末までは会費の見直しをしない」と原田総務委員長の毎度判で押したようなもの。

 確かに、会員からの預り金返済が終わるまで止むを得ないかのようである。

 しかし、事前通告質問を受け付ける直前の『第2号議案平成16年度収支決算報告』の山口財務委員長の提案説明で、「19年度に銀行借入を行う時に、是非行うべき事業と借り入れをしてまで行う必要のない事業の見直しをしなければならない」と発言している。

 この2人の委員長の発言を別々に聞けばもっともらしいが、2つ並べてみるととんでもない事が解る。

 『会員からの預り金は借り入れだと思っていない。だから是非行うべき事業かどうかなど見直す考えは全くない。当然、会費の見直しなどしない。会員からの預り金がある19年度までは派手にやるよ』ということになる。

 会員から預り金を人質に取り、協会運営を我が物顔で行う一戸会長。こんな出鱈目ではとてもとても提灯記事は書けやしない。

 ズバリ直言!

 1億円の繰越金で少しでも会員に預り金を返済しなさい。事業の見直し、会費の見直し、19年度の銀行借入前まで待たずに即刻やりなさい。

 もう1つ。今回の2人の委員長発言で解ると思うが議案採決前に質問をさせなければおかしいんだよ。低水準会長に会員の声を理解しろなんて無理は言わないが、せめて真面目に耳を傾ける姿勢は示せ。

【ビルメンテナンス業界専従取材班】
  ※次回は、番外編として投書の多い日進産業(幡野伸明社長)かな。

 
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