|
||
絵画は市価の20倍 | ||
先般、東京都からキツ〜イお叱り(行政処分)を受けたことで今後の事業展開にも暗雲が漂い始めた、アポ業者大手のサンミッシェル南青山。 本紙の数年に渡った同社に対する糾弾活動も漸く実を結ぶ気配だが、この悪党を野放しにしていた間に、相当数の被害者を生み出してしまったことになる。悪質なアポ業者の取り締まり強化と迅速な対応を、東京都には望みたい。 さて、いつ倒産してもおかしくない山本より、一足先に業界を去る事になりそうな会社がある。全盛期には山本をも凌ぐ勢いがあった、寺尾兄弟率いる菱友エンタープライズ(西新宿6-5-1)が、事実上の倒産状態に陥っているらしいのだ。 菱友エンタープライズと同じビルに拠点を置く『日本保険機構』が、寺尾弟が代表を務める会社だが、ここが取り扱う商品は、尾形光林や平山郁夫といった有名画家の複製画である。 |
||
親玉は日本UV? | ||
同社の見解の1つに「絵画は趣味の世界であり価値観はそれぞれである」というのがある。価格には大きな意味が無いと言いたいのだろうが、それならば「この絵は通常5万円で売っているものだが、価値のわかる貴方には100万円で買ってもらいたい」と、正直に伝えるべきである。 それと、日本保健機構なる社名からは絵画販売の実体が全く見えてこない。ともすれば公的な団体・機関と勘違いする事もあるが、これもまた顧客を安心させんが為の欠かせない舞台装置の一つということか。 さて、上段掲載の葉書であるが、これは今年成人式を迎えた、都内在住の独身男性の元に送られてきたものだ。この葉書については今更説明する迄もないが、標的にする対象を絞り込み(この場合は新成人)後は電話やDMを駆使して顧客を一本釣りする、アポ業者が使う古典的手法の餌まきである。 悪徳商法の危険性に関しては、あらゆるメディアを通して告知されているにも関わらず、未だに引っ掛かる無知な若者が多い。多少痛い目に遭うのも勉強の内かも知れないが、この葉書を送付した業者は明らかに法を犯しているのだから、看過する訳にはいかない。 この、コスモメディアインターナショナルの親玉と目されているのが、日本ユニヴァーサル(代表=山口俊章)なる会社だが、同様な不適正な取引行為を駆使し、既に4,200人もの会員を獲得しているとの話である。詳細に付いては今後じっくりと暴いていく予定なので、その前に倒産しないでね。 |
||
|
||