土肥温泉名物“美しい夕陽”が「この頃何故か、くすんで見える」と、地元住民や観光客の声。
 なにも環境破壊がもたらす大気汚染が原因という訳では無いらしく、土肥に巣食う古狸どもが街全体に暗い影を落としていると、もっぱらの噂だ。
 新たな世紀を迎えようとも、依然として変わらないのが『利権一極集中型』の土肥町の構造である。

 野毛孝容(土肥町観光協会長)や、山口左右平(湯の花亭=社長)に代表される利権漁りの悪党共は、未だに反省することなく町に寄生し続けている。
 銭に結びつくものであれば何にでも喰らい付き離さない、悪食古狸ら権力者のせいで、土肥町は既に『死に体』と言っても過言ではない。
 昨年来の当紙連載をもって、地元住民からの告発や投書の類も日増しに多くなり、当紙としても多くの連載継続の声に応えるべく、“土肥の古狸撲滅”今回を以って、早くも三発目である。
 土肥町の“暴君”
呆れる住民の目をよそに看板は補強された…もう勝手にしろ!

  先ずは土肥の闇将軍こと野毛協会長の近況報告なのだが、この男やはりと言うべきか、しぶとかった。
 当紙先月号にて報じたところの土肥館案内看板の違法設置の問題だが、野毛協会長の行動は、いつにない素早さで、問題の看板下でなにやら作業を行ない始めたそうなのだ。
 当紙記事にて事の実情を知る付近住民が「やっぱり看板は違法設置だったのでさすがに撤去するのかな」と、遠巻きながらも作業を傍観していると、次の瞬間誰しも目を疑う、そんな光景が飛び込んできた。撤去されるとばかり思っていた看板は、何と、それまで以上に補強され、更に頑丈で目立つ看板に生まれ変わったのである。

 野毛いわく「土肥は俺サマの町だ、どこに看板を出そうが勝手だ。どこの誰だろうと、俺サマの看板に少しでも傷を付けようものなら、この町から叩き出してやる」更に続けて「違法だろうが無許可だろうが、俺サマに意見が出来る奴はこの町に存やしねェ。町役場も警察も、ついでに観光協会もスナックの姉チャンだってみんな俺サマのいいなりヨ」(=以上野毛の心中)と言ったとか言わないとか……。まさしくこれぞ“暴君”である。

 しかし返すがえすも情けないのが、野毛に舐められ放題やられ放題の、町のお役人共である。
「撤去が出来るものならしてみやがれ」と、正面切って喧嘩を売られながら、なにも出来ずに只、沈黙を通している態度には、もはや腹立たしさを通り越し、哀れにさえ思えてくる。
 本来、全ての町民に対し別け隔てなく奉仕することこそが、公僕としての在り方なのに、一部の権力者の下僕に成り下がっている土肥役場の木端役人共には、土台無理な注文なのかも知れない。 
 それより徒手空拳(としゅくうけん)でもって、土肥に蔓延る悪党に敢然と立ち向かっている植村武司氏の方に、土肥浄化の期待を寄せられるというものだ。ということで、お次は商工会を根城にする卑しい古狸のお話。

 植村氏については前号で報じた通り、遊戯場(パチンコハッピー)を経営する傍ら、全日本同和会に籍を置き、日々あらゆる差別の撤廃を訴え続けている。
 その活動内容は、全国の同和開放に従事する関係者に認知されているものであるが、土肥町商工会の長老らは「植村はエセ同和だ」と決め付け、植村氏の商工会入会を頑なに拒んでいるという。そればかりか、植村氏の虚偽の悪評をそこら中でふれまわり、自身らを肯定しようといった念のいれようである。
 土肥町の財源はその多くが、県内外から足をはこんでくれる観光客によって成り立っている筈なのに、よそ者は徹底的に疎外するといった差別意識がこの町には依然と蔓延っているのだから、始末におえない。

 しかし、お天道様は誰が本当の悪党なのか、はっきり見ているものなのだ。
 ここにきて、土肥町に根づく差別意識に、植村氏所属とは別の同和開放組織が注目してきているといった話が当紙に伝わってきた。  
 全国新同和連合会(大阪府)の中央本部委員長で、同時に日本同和新報社の代表者である大木克巳氏が、今回の土肥町の在り方に憤慨しているらしいのだ。
 日本同和新報といえば、業界きっての有力紙であることから、益々もって土肥の醜聞が世間の耳目を集める事となるだろう。
 自らが招いた事の重大さに、商工会の面々もそろそろ気付いてもよさそうなものだが、そこはそれ、長年差別意識で凝り固まった性根は、なかなか変わらないようだ。卑しいだけの古狸の浅知恵を持ち寄って、事態をどこまで収拾出来るのか、今後の成り行きが見ものである(さっさと謝っちゃえ)。

 
 経歴詐称は立派な犯罪
鬼が豆まく土肥の節分(左から2番目が野毛の赤鬼)

  続いては“極悪ブラザーズ”の片割れ、山口左右平と広告代理店との蜜月関係のお話。

 「飲む(経費)・打つ(覚醒剤)・売る?(半端な企画)」を社訓と掲げている怪物企業=電通と共に、土肥町に対し次々と企画を立上げては、水増しした経費をかすめているらしい。
 左右平が土肥町に与えた損害は計り知れないが、水増し請求の本家本元である天下の電通を共犯に、中々の商売上手である。左右平にまつわるきな臭い噂は後を絶たないが、孝容と二人のお気に入りである勝呂宗夫町議も、これ又何とも胡散臭い御仁で、聞くところによれば、選挙の度に出身大学が変わるという不思議な人物だそうだ。

 最初の町議選では青山学院大学卒業で、次には控え目に日本大学卒業(日大出身の方ゴメンナサイ)と経歴記載があったというから理解に苦しむ。
 いっそのこと次回選挙は東京大学卒とでもしておけばいいのではないか。勿論「東京のどっかの大学卒」という意味でだ。
 ちなみに公人の経歴詐称は立派な犯罪であり、過去の事例にもあるように、当選無効の処置があって然るべきなのに、孝容・左右平の後押しで町議になったことから、これまた不問にされている。

 経歴詐称といえば、古くは野毛孝容(早稲田大学卒業?)の得意技だったらしいが、勝呂町議もこれにならったのだろうか。
 孝容の場合は、10年ほど前に娘の結婚披露宴の席上でも、司会者に自身の肩書きを土肥町観光協会長(実際この後、7年後に就任)と出席者に向け紹介させ、会場のそこかしこで失笑が漏れていた事も知らず、一人悦に入っていたという。 娘の結婚披露宴の晴れ舞台は、嘘を付いてまでも、夢にまで見た協会長の立場で迎えたかったのだろう。
きっと、さぞや心に残った式(本人だけ)だったに違いない。う〜泣かせる。

 最後にひとつ。西伊豆の温泉は滋養強壮に特に効果があるらしく、年齢問わず元気な御仁が多いらしい。
 中でも観光協会常任理事の1人で、次期旅館協同組合長と目されているホテル経営者が、町外に愛人をこさえて、あろうことか認知した子供までいるらしい。 
妾の1人や2人、男の甲斐性と嘯くのもいいが、土肥町が注目されている今、何が飛び出すかわかりませんので、身辺はきれいにしておくのが無難ですよ。
先ずはご忠告まで。
【以下次号】

 
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