総連のコメント

機動隊(及び警察関係者)の皆さん、毎日の御公務ご苦労様です。写真の向かって左側が新潟西港
それにしても厳重な警戒だった。街宣車両の中を調べる前に、万景峰号の積荷をよく調べてくれたら、我々も新潟まで行かずに済んだのですが…
 今月9日に新潟港に入港予定だった北朝鮮の貨客船「万景峰92」が、北朝鮮元山港からの出航を取りやめた。日本側の厳重な検査態勢と、拉致被害者の家族を含む日本国民の「NO」が奏効したと言えよう。

 一般紙の報道によると、朝鮮総連の南昇祐副議長は「悪質な反共和国キャンペーンや妨害工作は、正常な運行と渡航者の安全を脅かす」と日本政府を批判したという。
 笑止千万。
 その構造や設備等が国際条約の安全基準を満たさぬ船舶で以って日本海を航行し、永きに亘って渡航者の安全を脅かしてきたのは一体どこの何て名前の船だ。寧ろ今回の事で、彼の国の船舶が最低限の安全基準を満たすための改善を強いられたことに対して、感謝の意を表す一言ぐらい戴きたいものだネ。

 兎も角も、これら疑惑だらけの船舶を自由に往来させてきた我が国政府の対応にも問題はある。結果的に北朝鮮の核開発や覚醒剤密輸等の国家犯罪を助長していたことになるからだ。
 「知らなかった」では済まされぬ。それらの実態を把握しておく「責務」が国家には課せられており、であればこそそれなりの検査等を強制的に行えるだけの「権限」が授けられているのだから。

 
 『法』は道具

「鉄砲とか積んでないですよね」ってあんた、誰がこんな目立つ車に積みますか

拉致被害者の家族や拉致議連、その他多くの国民の「NO」という声が北朝鮮を動かした
 さて、聊(いささ)か言い回しが大袈裟になってしまうが、今回の騒動は「そもそも法とは何ぞや」という根源的な問題を我々に投げ掛けたように思えてならない。

 新潟県の対応をあまり悪く言いたくはないが、自治体として接岸を拒否すべきだとの批判が高まる中、県は「県知事の裁量で入港の可否を判断できない」と困惑していた。お気持ちは察するに余りあるが、一方で「県は今月の県議会定例会に『港湾管理条例』の改正を提案し、安全上の不備がある「不良船舶」の入港を拒否できるようにする方針だ」とも報じられている。
 なんだ、やればできるじゃないか。どうして最初からそれをしないのか。ゴチャゴチャ言ってる間に入港を拒否できる体制が作れるではないか。何を躊躇する必要があろうか。

 これは万景峰号の件に限った話ではない。
 「現行法の枠内では集団的自衛権は保持すれども行使できぬ」などと戯けたことを抜かす暇があったら、それを行使できる『法』に変えれば良い。
 一旦施行された法を変えてはいけないというなら、唯一の立法機関である国会も、その他の都道府県市町村議会も必要ない。
 法を尊重することと、法に縛られて柔軟性を失うことの違いに、もうそろそろ我々も気付くべきだ。

 
トップページその他の記事一覧
©2005 敬天新聞社
info@keiten.net