有権者もいろいろ、選挙もいろいろ
党員もいろいろ、評価もいろいろ
 

 「年金」と「イラク」が争点となった第20回参院選は11日投票され、開票の結果、与党は自民、公明両党を合わせて安定過半数を維持、民主党は改選38を大きく上回る50議席を確保した。

 今回の参院選では、47の選挙区のうち27がいわゆる「1人区」。勝敗は14勝13敗で自民の勝ち。とは言っても、多くの選挙区で公明党が支援に回った効果を差し引けば、実質民主の勝ちとも言える。

 即ち自民党の“顔”でもある小泉首相の人気に陰りが見え始めた、と捉えるべきか。

 そういえば、思い当たる節が無いではない。ちょっと前までは「構造改革無くして経済成長無し!」とか「自民党をぶっ潰す!」或いは「痛みに耐えてよくがんばった。感動した。ありがとう!」などといった威勢のいい“言葉”が国民を沸かせた。

 しかし最近では「人生いろいろ、会社もいろいろ」などの発言に代表されるように、首相の“言葉”に元気が無い。

 小泉首相には、今後ますます発言力を強めるであろう公明党の圧力に臆せず、憲法改正を始めとする重要な改革に元気な“言葉”を以って臨んで頂きたい。

 ガンバレ!小泉首相!

 
 公明微増 共産選挙区全敗
神崎教頭

 公明党は改選10を1つ上回る11を確保し、非改選と合わせて24とした。選挙戦に於ける自民党への徹底協力は、公明党の発言力強化という“弊害”を生む。

 お願いだから憲法改正の邪魔をしないでネ。えェ?「そうはイカンザキ」だって?こりゃ困った。

志井園長

 共産党は選挙区で全敗、比例区で4議席獲得。非改選と合わせ公示前の20議席から9議席へと激減。選挙区での獲得議席ゼロは昭和34年以来だとか。

 そう言えば共産党そのものが昭和30年代のまま。上辺(うわべ)だけ変えても有権者はちゃーんと見抜いていますよ、志井さん。

福島婦長
 社民党は比例区の2議席だけ。非改選の3と足すと5議席で、公示前と変わらず。同じ左翼でも共産党には一貫性があるが社民にはそれがない。自衛隊の存在を違憲→合憲→違憲と言って恥じないその神経に有権者も辟易したのでは。そもそも命懸けで任務にあたる自衛官に失礼だ。
 
 当選おめでとうございます。
竹中研究室長

 早々と「当確」を決めた竹中平蔵氏。「ヘイゾウ」コールに合わせて阿波踊りでもするかと思ったら「3年間の小泉改革に一定の評価が与えられたと認識している」と終始険しい表情。自民苦戦の報を受け万歳三唱も取りやめた。

体育荻原先生

 元冬季五輪ノルディックスキー複合団体の金メダリスト荻原健司氏が自民比例区から初当選を果たし「スポーツに“軸足”を置いた法案を作りたい」と抱負を語った。例え大雪で都内の交通が麻痺しても、彼ならスキーで国会に通える?

蓮舫秘書課長
東京選挙区で唯一の女性候補として民主党から出馬した元ニュースキャスターの蓮舫氏が当選。「育児中の母親であることを前面に出し、同世代の支持を得られたと思う」と語った。元クラリオンガールとして、是非自民党の古狸議員連中をビキニ姿で悩殺して頂きたい。
田中総務部長

自民党公認で新潟選挙区に立候補した田中直紀氏が当選。“真紀子人気”を利用した夫婦二人三脚が奏効した。

 会見では“真紀子節”は無く「本当にありがとうございました」と涙ぐむシーンも。正に何とかの目にもナミ…いや失礼しました、撤回します。おぉ恐っ。

 
 
辻元外務員

 秘書給与詐欺事件で有罪判決を受け執行猶予中の辻元清美氏が大阪選挙区から出馬したが落選。「総理、総理」と叫ぶ筈が、英語の「ソーリー」と相成った。

青島審査員長

 東京選挙区から立候補した青島幸男氏も落選。敗因は“イジワル婆さん”らしく「年のせいかな」とポツリ。でも、魅力があれば年寄りでも当選しますヨ。

鈴木町会長
刑事被告人として公判中の鈴木宗男氏は北海道選挙区に無所属で出馬し落選。しかしこれだけ嫌われながらも48万票はスゴイ。次回衆院選が見物?

(つづく)

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