海外での大活躍
イラク国民の歓迎を受ける自衛隊。報道各社は「負」の側面ばかりではなく、こういったシーンも大きく取り上げるべきだ。

 イラク人道復興支援活動のため13日に仙台空港を出発した「陸上自衛隊第4次イラク派遣部隊」の第1陣約200人が14日、クウェートに到着。今後約1週間にわたって射撃訓練等を行い、サマワの宿営地に入る予定だという。

 危険を伴う任務ではあるが、同時にイラクの人々の生活が懸かっている。自衛隊員には是非、この重要な任務を遂行し無事に帰国を果たして頂きたい。

 それにしても、宿営地にはロケット弾とみられる着弾の跡が見つかるし、日本では“3K”なる政治家が寄り集まって「自衛隊のイラク派遣延長には慎重な検討が必要」などとホザく始末。

 自衛隊員の身を案じての言動ならば分からなくも無いが、果たしてこの3Kなるお歴々がどの程度他人様のことを本気で心配しているのかは疑問。

 率直に言って「単なるパフォーマンス」或いは「政争の具」いや「ラーメンの具」程度にしか考えていないのでは。

 派遣にも撤退にも「大義」が必要だ。安易に撤退を語るべきでない。お分かりかな?3Kさん。

 
 国内での大活躍
先日新潟で起きた地震では、発生から僅か36分後には一機目の偵察ヘリが出動。村山首相時代の「4時間」との差は歴然
 今年は自然災害の多い年だった。台風や水害、大地震など、自然が振るう猛威の前に、我々人間は為すすべも無い。

 だからこそ、平時における訓練や備えがイザという時に物を言うのだが、いくら備えても防げない事故がある。その起こってしまった事故から我々国民を救ってくれるのが自衛隊であり、警察であり、消防・救急隊などである。

 新潟におけるこれら公の機関(もちろん民間人によるボランティアも含めて)の活躍ぶりは今更論じるまでも無いが、我々国民は今こそ、これらの人々に対する感謝と尊敬の念を新たにすべきだ。

 阪神大震災では、時の首相(村山富一)が自衛隊アレルギーだったために出動が大幅に遅れ、助かるはずだった多くの命が犠牲となったが、今回(新潟)の対応は極めて迅速だった。

 
 
 米・イラク両軍がファルージャ制圧

 イラク中部ファルージャの制圧作戦で米軍とイラク軍は14日、市内のほぼ全域を制圧した。米・イラク両軍は1,200人以上の武装勢力を殺害、200人以上を拘束したが、民間人にも多数の死傷者が出たとみられる。市内では一部の武装勢力が必死に抵抗を続けており、完全制圧にはなお時間がかかりそうだ。

 一部地域では、武装勢力が迫撃砲などで米軍とイラク軍を攻撃、米軍の戦車が応戦している。

 一方、イスラム教スンニ派の拠点であるイラク北部モスルでは、武装勢力が警察署を攻撃。一時占拠したが、米軍司令官は警察署を奪還したと発表した。

 米軍は中部ファルージャから歩兵大隊をモスルに転戦させ、イラク国家警備隊からの支援部隊も投入されていた。

 また、ファルージャに潜んでいたとされるヨルダン人テロリスト=ザルカウィ容疑者は既に逃亡したとみられる。

 ファルージャ市内では住民の水や食料、医薬品等が不足。救援物資を積んだトラックがファルージャに到着したが、米軍の許可がまだ下りず、市外で足止めを食らっている。
(12月14日現在)

 
トップページその他の記事一覧
©2005 敬天新聞社
info@keiten.net