このお節介男!
 日本を訪れていた台湾の李登輝前総統は2日午後、7日間の日本訪問を終え、関西空港から台北に向けて出発した。目立った事件・事故も無く、無事に帰国の途についた(良かった)。

 李氏は報道陣に対して日本語でメッセージを読み上げ、日本政府と日本国民に感謝の意を述べると共に、今回の旅行が「日台両国の静かで強い絆になれば成功だと思う」と話し「日本がますます国際的に、アジアで最も発展するような国になるよう祈っております」と締めくくったという。

 アジア諸国の中には嫉妬からなのか日本を目の敵にする国があるが、全体を俯瞰(ふかん)すれば、それらが如何に“稀有”な存在であるかは一目瞭然だ。取り分け中華民国が親日的であることは“暗黙の常識”とも呼べよう。

 我が国政府は、このような親日的な国家(政府の立場としては「一つの中国」を堅持せざるを得ないのかも知れぬが、中華民国即ち台湾が独立自治の“国家”であることは子供の目にも明らかである)にこそODAを供与すべきなのであって、文句をタレてばかりいるような国への援助は即刻打ち切るべきだ(段階的に減らす必要性全く無し。不要なのだから直ぐにゼロにすべし)。

 尖閣諸島、油田採掘、靖国神社参拝、歴史教科書、「日本海」呼称、「支那」呼称、原潜領海侵犯、集団密航、自動車窃盗団、ピッキング盗などなど、全く以って枚挙に暇が無いが、ロクでもないことばっかりやってくれて、日本にとっては国益が害されるというイメージしか無い。

 そんな国に膨大な額のカネ(元は税金)をばら撒いて挙句には文句まで言われるなんて、こんな屈辱的で非合理的なことはない。

 今回の李登輝前総統へのビザだって、「中日関係を無視して李登輝の訪問を許可することは、台湾独立を支持・黙認する行為」だとか、「平和的な祖国統一への挑戦だ」などと、さんざんゴネた。しかしゴネても収穫が無いことを悟ったのか、結局口ばっかりで日本に何も出来ない(今のところは)。

 こんなイチャモン国家は無視して、我が国は正しいと思ったことを堂々とやればそれでいいのだ。何も恐れることはない。世界中の(一部の旧社会主義勢力を除く)圧倒的多数国は日本の味方なのだから。

 
 小泉首相 伊勢神宮参拝

  小泉首相と民主党の岡田代表は4日、伊勢神宮を参拝した。首相は「紛争、戦争、自然災害と厳しい昨年だったが、今年は平和で穏やかな年であるよう、それぞれの人にとって実り多き年になるようお祈りした」と語った。

 靖国神社参拝を「政教分離に反する」という人は、なぜ伊勢神宮には「政教分離云々」と言わないのか。

 伊勢の「神宮」も九段の「靖国神社」も一宗教法人なのに、片方だけが政教分離に反するという根拠を示して頂きたいものだ。まあそんな根拠などあろう筈も無い。反対のための“後付け”の理由だからだ。

 小泉首相は今年も堂々と靖国神社に参拝すべきだ。“テロリストの脅し”同様“支那の脅し”にも屈してはならない。

 
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