金を貰ったくせに、約束を破る日本で最も忌み嫌われる信義のない男 山岡俊介
 

―貧乏フリーライターが世界の大富豪・武井保雄の首を取った―そんなキャッチコピーで今から約1年前、著書『銀バエ 実録武富士盗聴事件』を発表した山岡俊介。

 当時のマスコミには「一介のライターが大企業を相手に闘って勝った」と、山岡を正義のヒーロー扱いする向きもあった。確かに、武富士による盗聴の事実は明白となり、それによって武井保雄までもが逮捕された。

 しかし、時は流れて今日、「そんな山岡だって目クソ鼻クソ。盗聴ならぬ“盗録”が奴の常套手段」との批判を目にするようになった。

 本紙は盗聴も盗撮も盗録もあまり好きではないが、何より男同士の約束を反故にしたり裏切ったりする行為をこそ心から憎む。たとえ如何なる理由があろうとも、男が一旦「了解」なり「和解」なりしたものを、もう一度ほじくりかえして攻撃することは許されない筈だ。

 貴様のことを言っているんだよ、山岡クン。

 武富士から3,600万円もの和解金を受け取っておきながら、尚も盗録しておいて「武井に騙されて和解書に判を押した」だなんて、貴様はオナゴの腐れか。

 本紙も物書きの端くれとして貴様の筆に一定の評価はしてきたつもりだが、貴様の本性を知ってしまった以上、もう黙って見過ごす訳にもいくまい。

 
 カネ貰ってサインまでして…

 日本人は信義や約束を重んじる国民である。その習慣を逆手に取ってくるのが詐欺師といわれる連中である。人の好意を逆手に取って、或いは踏みにじり、裏切る。

 金貸しの武富士は決して品のある会社ではない。法も犯したし、世間に袋叩きにもされた。本紙もある時期先頭を切って糾弾した事もあった。しかし縁あって時の氏神が出現し、全てに納得した訳ではないが、先輩や諸先生の意見を受け入れ、矛を納めた。

 全てに納得する和解や示談というのは、滅多にあるものではない。しかしひとたび、示談や和解を受け入れた以上、その後相手方を責めない、不利を公表しないというのは常識である。

 奇しくもマイケル・ジャクソンが完全無罪を勝ち取った。陪審員(大衆の代表=素人)に一番印象が悪かったのは、被害者の母親の態度だったという。実はこの母親、過去に2億円以上の和解金を受け取っていながら、再度マイケルに不利になるような証言をしたのだ。人として最低である。

 日本でなら全く受け入れられないが、アメリカでならこんなことが許されるのか、と思っていたら、やはりアメリカでさえも否定された。当然である。金を受け取ったという事は「了解しました」という意味である。

 ところがなんと、この礼節の国、恥を知る国日本でも、こんな卑怯で卑劣で小汚いことをする輩が出現したのである。

 その男の名は山岡俊介。

 昨年、武富士問題で逮捕直前までいったのだが、武富士の盗聴が明るみに出た事で大逆転。加害者の立場から一躍被害者のヒーローとなり、難を逃れたのである。

 しかし武富士恐喝未遂事件や窃盗事件では元社員の中川が会社から資料を持ち出し、山岡に「この資料を5,000万円で買ってくれる人はいないだろうか」と相談。山岡は大塚万吉を紹介。当然、山岡は資料が盗み出された物と知りながら大塚に紹介。後日、中川も大塚も逮捕されている。

 仲介の労を取った山岡にその責任はないのか。しかも大塚に渡った資料を盗み見しながら本を出版し、自分だけいいとこ取りしているのである。

 この山岡、実は武富士から盗聴した示談金として3,600万円貰っているのである。自分のホームページでは「示談したのは武井が『自分は冤罪』と言ったので、騙されて印を押した」と訳のわからない言い訳をし、肝心の金を貰ったことは一行も書いていない。汚い男だ。

 同じ盗聴被害者の事件屋高尾某は自分のHPで3,000万円貰った事を潔く認めているし、だから武富士との争いを終わる、と述べている。こちらの方が男らしい。いや金を貰っているのだから当たり前である。

 山岡は自分のHPで対象者のプライバシーを徹底的に暴きこきおろす。自分が糾弾されると、大騒ぎし直ぐ告訴するのだそうだ。他人に厳しく自分に甘い典型例である。

 「政財界」という月刊誌が武富士問題で山岡糾弾を始めると『武富士から金を貰って書いている』と言うし、『山口組(英組)の企業舎弟である』と無理やり結びつけるのである。

 また主役新聞の中島氏が同じく糾弾を始めると、こちらも『武富士から依頼されている』と書く。中島氏は仮にも50年の歴史を持つ地方新聞協会の会長の職にある人である。根も葉もない記事を書く事の愚かさを誰よりも知っている筈である。

 つい2・3年前までオロオロしていた男が右翼を批判してみたり、ヤクザを暴露してみたり偉く出世したものである。天狗になった山岡の鼻をへし折るのは本紙の役目だと思う。

 
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