「クリーンな政治」を売り物にしていた民主党の山本譲司代議士が今月4日、東京地検特捜部に詐欺の疑いで逮捕された。平成8年から3年間に亘って、政策秘書の給与=2,300万円以上を着服した容疑だ。
 国会議員が秘書に給与の一部を寄付させる事はよくあることだが、山本の場合は、秘書に毎月5〜10万円程度の給与しか払っていなかった為、身内も同然の秘書達から告発され、お縄頂戴となったのである。
 しかも、横領したカネを政治資金ならまだしも、自宅マンションの改装費用や女房の着物、自分の高級カツラに使っていたというから開いた口が塞がらない。
 何事も程々にしておかないと、何時か必ず大ヤケドを負うという典型例なのである。
 さて、前置きも程々にして本題に入るが、そんな事態を知ってか知らずか、当紙の地元である戸田市議会の福田延之市議は、相も変わらず政治はそっちのけで汚い銭儲けに東奔西走している。当紙に寄せられた数多くの投書を基に、福田延之を一刀両断!と行こう。
 公私混同
地元の儲け話に頻繁に登場する福田延之市議。こんなレベルでも市議になれること自体が問題!

 思えば、福田の調査を開始するきっかけとなったのは、当紙に寄せられた一通の投書であったが、どの投書にも必ずと言って良い程記されているのが、市内で昌永商事(中町1-11-3)なる明治乳業の総代理店を経営する愛人=山上暗美女史との関係である。
 この山上女史との関係については地元では周知の事実で、愛人との間に子供が居るぐらいだから本妻公認の仲と言っても過言なかろう。(市会議員のレベルだから許されるのか?)

 この昌永商事は、20数年前までは吉野牛乳という小さな牛乳配達所だった。その跡取り息子のところに嫁いで来たのが山上女史だった訳だが、その後、この跡取り息子が多額の借金を抱えて出奔。以前から吉野牛乳の切り盛りを任されていた山上女史が、そのまま跡を取る形となった。
 ここで、息子が出奔した理由として、借金説の他に山上女史と愛人の福田市議が旦那の存在を疎ましく思い、何らかの圧力をかけて追い出したという説や、山上女史の浮気(不倫)を知った旦那がノイローゼになったという説など、諸説があるという事を付け加えておかねばなるまい。
 何れにしてもこの吉野牛乳は、山上女史と福田市議の思うがままとなり、昭和51年頃から急成長を始めるのである。

 かつて戸田競艇組合議会議長を務めた経験のある福田延之は戸田競艇場に顔が利くらしく、福田の口利きで競艇場に就職した者も数多く存在するという。本人もその事をしばしば自慢して歩いていたようだ。
 ご多分に洩れず、愛人が経営する昌永商事も福田の口利きで牛乳やパン、おにぎり、三国コカコーラ等の自動販売機を戸田競艇場に設置するようになったのである。(三国コカコーラの自販機に限っては、今年4月で契約が打ち切られた)
 それだけではない。戸田市スポーツセンターにしても、全部とは言わないが大半は昌永商事の自販機が入り込んでいる。
 市が行なうイベントにしたって、例えば市会議員野球大会、市民体育祭、老人スポーツ大会等でも、毎回ではないが昌永商事に弁当と飲み物を注文するよう、福田延之からの『御達し』が市職員に下されるというのだ。
 細々とやっていた吉野牛乳が、配達車両を何台も所有する大規模な総代理店工場=昌永商事へと発展を遂げた背景には、このような経緯があったのである。

 また、市内の全ての小中学校の給食で明治乳業の牛乳が扱われている事に対しても、市民の間では「福田延之が何らかの形で関与しているに違いない」と噂されている。
 更に福田は、戸田競艇場の自販機だけでは飽き足らず、平成11年に完成した競艇場内のテナントに昌永商事をゴリ押ししたそうだが、この時ばかりは神保国男市長が反対し、最終的には却下されたとの事。これぞ正しく、戸田競艇議会議長としての権力を振り翳した公私混同の典型例と言える。

 
 市民を欺く市会議員
愛人の山上暗美女史が営む昌栄商事。福田先生さまさまだね!(最近では雪印様様と言ってるとか言ってないとか…)
 戸田競艇場を舞台にした福田の錬金術も凄いが、こちらの企業との癒着も負けていない。
 クロネコヤマト(=大和運輸)である。
 当紙に寄せられた投書によると、福田延之とヤマト運輸の関係は、今から遡ること20年ほど前、地元へのヤマト運輸(北東京主管支店)の進出を許可するように市に働き掛けてあげた事がきっかけと言われている。

 当時、ヤマト運輸が進出を計画していたのは向山鉄工所の跡地(川岸1-1-29)で、児童達の通学路に面していた。その為、地元の戸田第二小学校PTA等が、大型トラックの頻繁な出入りによる事故の危険性や、排気ガス・騒音による公害などを理由に断固反対を唱え、市行政側も市民の声に答えるかのように建設許可を出さず、ヤマト運輸の進出は当面引き延ばしとなっていた。
 当時、福田延之は同PTAの会長を務めており、率先して反対運動を行なっていたのだが、ヤマト運輸がカネをチラつかせたのか、それとも福田がカネによる解決策を持ち掛けたのか、何時の間にやらヤマト運輸に寝返った福田は反対運動を阻止する側に廻り、市に建設を許可させるよう仕向けたのだ。

 なんでもその時に、福田延之が自宅前で経営している運送会社=『福延運輸』のトラックを、ヤマト運輸の下請けとして四台も入れさせ、しかも20年以上経った現在でも、それらを義理の弟に継続させているというから呆れてしまう。
 いや、それだけで満足するような男ではない。福田は、当時のお金で500万円をヤマト運輸から受け取り、しかもその事を至る所で自慢して話していたというから、この男の神経を疑ってしまう。20年前の500万円といえば今よりも遥かに価値が高かったであろうし、現在だって500万円といえば大金である。勿論五万円でも、お金を貰う見返りに便宜を図れば立派な犯罪だ。(但し、時効が成立しているが…)
 ん?時効?ならばこれはどうだ?
 
 ヤマト運輸から3千万円?
こちらが問題となったヤマト運輸(北東京主管支店)。夜間はクロネコのマークが福田市議の顔になって点滅する…わけないか。
 平成11年、戸田市がヤマト運輸に市道の払い下げ交換を行なった。先程も登場した北東京主管支店と旧北炭化成との間に走る、幅約4メートル、長さ約200メートル程の道路だ。福田はこの道路を廃道にしてヤマト運輸に払い下げるよう市に働きかけ、その際に、ナント3,000万円ものカネを受け取ったと言われているのだ。
 飽くまで投書の内容とは言え複数の証言者がいる事からも、この話、かなり信憑性がありそうだ…。
 それに、そのときの話かどうかは解からぬが、福田は自分の息子をヤマト運輸(越谷営業所)に就職させている。この男、一体どこまで貪婪なのか…。

 話は変わるが、福田延之クン、8月31日(木)の午後、蕨警察署に居たみたいだけど何してたの?何か相談事かな?もし良かったら当紙に悩みを打ち明けてみたらどうかな。
 それから9月4日(月)の午後には、愛車のベンツS600の助手席にキレイなオネエさんを乗っけてたけど、あの人は誰なの?
 いかん、話が思わぬ方向に逸れてしまった。

 次回は、『平成11年3月の県議選に落選し、夫婦ともども買収容疑で逮捕された金子洋太郎から、2,000万円を受け取った』という話でもしようかなァ。
 しかし「福田も悪いが、召田均市議の悪業も暴いて欲しい」という投書も多いしなァ…。
(今後、召田市議に関しても調査の必要有りだな。ん〜忙しいっ!)
 以下次号に乞うご期待!
 
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