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経理責任者には、関係証拠書類の「整理・保管」が義務付けられているが、肝心の「提出」が為されなければ意味がない |
新年明けましておめでとうございます。今世紀もよろしくお願い致します。夢にまで見た21世紀がやってきましたが、我が戸田市政は相も変わらず問題山積。新世紀早々、地元戸田市議会の問題追及といきますか。
神保国男市長のウリ(売り)と言えば情報公開であるが、昔から「言うは易く、行うは難し」というように、口だけなら戸田城でも戸田タワーでも、なんでも建てられる。
早速左の報告書をご覧戴きたい。これは戸田市議会のある会派の「調査研究費支出状況報告書」である。本来ならば会派名や代表者名を明かしても何ら問題は無いのだが、選挙(戸田市議選)も近いという事で、特定の会派・候補者が有利になったり不利になったりする事が無いように配慮した。
この「会派調査研究費」とは、各会派に年間48万円掛ける人数分支給されるお金である。議員一人につき毎月4万円という計算になるが、飽くまで個人に対してではなく会派に支給される物である。(もちろん会派に属さない議員は、結果的に1人で48万円を受け取ることになる)
具体的な使途は、その名の通り調査や研究にかかわる物品や、視察時の旅費等となっている。これらのお金が全て税金で賄われていることは言うまでも無いが、だからこそ議員の方々には大切に、そして有意義に使って戴きたいのだ。
ところが、人間という生き物は時として嘘をつく生き物である。市会議員といえども1人の人間、私的な事に使う可能性が無いとは言い切れない。(本来そんな人は議員になってはいけないのだが…)
という訳で、上のような報告書を提出する必要性が生じる。
報告書と言うからには、その内容をキチンと説明する形でなければならない筈だが…、あれれ?『会派調査研究視察費』=81万円ってどういうこと?何処かに視察に出かけたんだろうけど、いったい何処に何を視察しに行ったの?それに81万円の内訳は?こんなものが「報告書」として通るなら、報告書の意味を為さないではないか。
この事について議会事務所に問い合わせたが、「詳しい使途については、その領収書等の保管を各会派の代表者に任せてありますので、議会事務局はそこまで把握していません」との返答であった。そんな事で大切なお金の不正使用を未然に防げるのか?との問いに対しては「議員の先生方を信頼していますから」という答えが返ってくる始末。まったく呆れてしまう。
「走れメロス」を彷彿とさせる信頼と友情の物語?を馬鹿にする気は毫もないが、この世の中では信じることと同様に疑うことも大切なのである。
昨今、信じられないような内容の医療ミスが頓に増えているが、これは「医師も看護婦も人間だから、必ずミスを犯す」という疑いの気持ちを病院全体が持って、二重三重の医療ミス防止策を講じなかった為に起こった悲劇である。
もっと顕著な例は警察官である。目の前の不審な人物を信頼していては、我々国民の命は幾らあっても足りない。自衛官、警備員、飛行機や船や自動車の整備士、先生、親、国税局、選挙管理委員会などなど、それぞれの立場の人間があらゆる事態を想定して行動しなければ、この地球に明日は無いのである。
それに、市議の先生方を信頼しているのなら、何故このような報告書を作成・提出させる必要があるのか説明して戴きたい。
とまぁ議会事務局ばかりを責める訳にも行くまい。何しろこの報告書は神保市長宛なのだから、不正が発覚した場合には市長の責任(無論、会派の代表者や各議員も)ということになるだろう。
また、紙面の都合上、ある会派の報告書だけを掲載したが、当紙は戸田市議会の全会派の報告書を既に入手している。中には、上に掲載した報告書よりも若干詳しく書いてあるものもあったが、一言で申し上げるとどの会派も似たり寄ったりであった。
例えば朝日新聞の定期購読料と記載しても全く差し支えないのだ。本来は新聞ぐらい自分のお金で買って戴きたいが、議員の先生は研究・調査の為、と言ってしまえばそれで通るのだ。その他の書籍やパソコンのプリンターだって、ぜーんぶ調査の為、である。
確かに調査や研究の為にそういった物も必要であろうが「報告さえしておけばなんでもOK」的な風潮がある事は否定できない筈だ。
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