余罪続々?
狂牛病より恐ろしい、関眞市長の持病=『狂言病』

 大河原女史から土地を奪った悪徳金貸し=西部金融(株)大本將太郎が逮捕された。と言っても日高の土地の件での逮捕ではなく、別の件だ。何せ方々で悪行の限りを尽くして来たものだから、色んな件で追われているのだ。
 先ずは今回の逮捕を報じた平成13年11月28日付け埼玉新聞の記事をご紹介しよう。

 『整理回収機構からの競売を逃れようと土地賃貸契約をしたように装って入札妨害したとして、県警捜査4課と飯能署は27日、公正証書原本不実記載・同行使、競売入札妨害の疑いで日高市旭ヶ丘56、貸金業「西部金融」社長大本將太郎容疑者(64)と、東松山市松葉町4-8-7、運送会社役員光本順容疑者(54)を逮捕した。
 調べによると、2人は大本容疑者が実質的経営者の不動産会社「西部企業」などに対し整理回収機構が申し立てた競売を逃れようと飯能市柳町1-14、同社事務所敷地内に光本容疑者名義の物置を建てて土地の一部を光本容疑者と賃貸契約をしたように偽装。昨年6月、さいたま地方法務局飯能出張所に虚偽の賃借権設定を仮登記し、同7月、さいたま裁判所の執行官の現況調査に虚偽を告げ、報告書に記載させて入札を妨害した疑い。
 県警は整理回収機構からの情報で今年9月から内偵捜査。整理回収機構は今月5日、2人を飯能署に告発していた。
 西部企業などは旧埼玉商銀から計約20億円の融資を受けていたが、約4億3,000万円の債権が残った。旧埼玉商銀から債権譲渡された整理回収機構が競売を申し立てたところ、大本容疑者らが虚偽の賃借権を設定したという。大本容疑者の自宅や自宅敷地も日高市内の飲食店などと賃貸契約をしており、競売逃れの可能性があるとみて、県警で調べている。
 調べに対して大本容疑者は「悪気があってやったわけではない」、光本容疑者は「頼まれたのでやった」と供述しているという。』

――まぁ、競売逃れに物置を建てるなんざぁ、古典的というか分かりやすい犯罪行為ではある。
 そういえば大本は今年八月初旬にも、豊島区が日高市に所有する保養所の土地売買に絡んで競売妨害で逮捕されていた。これらは所謂「氷山の一角」に過ぎないのだろう。8月の逮捕と今回の逮捕をきっかけに、余罪が次々と明るみに出ること必定である。
 となると気になるのが、やはり当紙が2年近くも追い続けている大河原女史の土地乗っ取りの件だ。
 聞くところによると前記の整理回収機構は、この土地乗っ取りに絡んで日高市長=関眞が大本に名義貸しをした事が、西部金融の財産隠しや資金回収の妨害に該当するか否か調査を始めた模様だ。今後の展開が楽しみである。

 
 仕上げ役は関眞市長
計画的に「競売妨害」しておきながら、「悪気は無かった」だとぉ?お前は夢遊病者か!(西武金融)

 話が前後するが、まだこの土地乗っ取りの件をご存知でない読者のために簡単に説明するとしよう。

 先ず、自称土建会社社長の村岡武春(同県東松山市松山町3-567番地)という人物が大河原女史に近づき融資を懇願。
 その際に彼女が所有する計2,200坪の土地を担保に西部金融(大本)から融資を受けるように勧め、佐藤土木工業の佐藤一雄(東松山市松山町1-13-10番地)が間に入って西武金融に紹介。
 結果6,000万円の融資を受けた大河原女史は1,800万円を村岡に、3,000万円を佐藤に融資。残りの1,200円は相続税の納付等に消えた。

 ところが、6,000万円だった筈の借入金がいつの間にやら7,800万円に増えているので、どういう事かと大本に尋ねたら「担保に取った土地を整地した」と答える。
 土地の持ち主である大河原女史が頼みもしないのに勝手に整地して、しかもその莫大な費用を自分が経営する西部開発で立て替えたというのだ。
 しかも1,800万円の工事費のうち1,200万円分は、佐藤土木興行が仕事をしたという。言うまでも無く、佐藤一雄は大河原女史から3,000万円を借りている男である。
 しかも後に判明したことだが、佐藤は1,200万円の工事費を受け取っていながら、実際には全く工事を行っていない。
 結局、村岡、佐藤両者から大河原女史への返済がなされなかったため、この担保土地は大本に取り上げられてしまう。

 しかしこのままでは、さすがの大本といえども、この土地を自分の物にはできない。何故ならこの土地は『農地』だからである。農地は農業従事者ではない大本の名義にはならない。宅地ではないから家も建てられない。要するに一銭にもならないのだ。
 そこでいよいよ日高市長=関眞の登場である。日高市長就任以前から農業を営んでいた関であれば、この土地を自由に売買する事ができる。つまり大本ではカネに替えられない土地も関市長が加担する(名義を貸す)ことによってカネになるのだ。

 
 何を今さら
「この2200坪の土地を悪用した罰じゃ!」と、土地の神様もおっしゃってマス。

 関眞は、当紙の公開質問状に対して「栗の栽培のために件の農地を購入した」と答えた。
ところがその後、当紙取材班と面会した際には「大本に騙されました。勝手に名義を使われて非常に困っているところです。私は寧ろ被害者です」と態度を豹変させた。
 そして、その直後に日高市総合センターで行われた「市長との対話集会」では勇気ある市民の質問に対し「栗の栽培の為に購入した土地であり、名義貸しをした事実は無い」と、答えを二転三転させている。
 つまり、彼は極度のアルツハイマー病を患っているか、或いは病的な程の虚言癖の持ち主かの何れかであり、どちらにしても市長としての公務に支障を来たすことは明白である。

 しかも、日高市総合グラウンドに隣接する約2町歩の山林地等、自宅から近い場所に自分の土地を所有する関が、わざわざ川越で栗の栽培をすること自体不自然である。
 関眞市長は大本が逮捕された翌日の本年11月28日、来年1月からの市長の給与を減額する事を明らかにした。減額率は月給の1割で、任期が切れる平成15年の3月まで行う模様。その理由は、厳しい不況下にあって「身をもって痛みを感じたい」とのことらしいが、なぜ今ごろ…?
 日高市では今年あたりから急に不況に陥ったのか?しかも大本逮捕の翌日とあっては、気の毒だが失笑を禁じ得ない。大本逮捕に慌てて世間様に媚を売ったところで、そうは司直が卸さない。

 何をいまさら一割減給、さんざ悪事の限りを尽くし世界を混乱せしめたる、ビンラーディンの命乞いに等しき滑稽なパフォーマンスに過ぎぬ。
 国際社会は既に“タリバン後”に向けて動き出している。当局も“関眞後”の日高市構築に向けて動き出すべきである事は言を俟たない。
関眞の両手首に、鉄製の“.ブレスレット”が鈍く輝くのは、そう遠い未来では無さそうだ。
〔つづく〕

 
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