厳罰化に逆行?
ウソつき道五段、関眞師範

 日高市の関市長に関する新情報がまたまた舞い込んできた。とは言っても今回は、川越の土地購入に絡む不正な名義貸しの件では無い。
 まだ取材(調査)の段階ではあるが、何とも興味深い話なのでご紹介しよう。

 平成12年10月某日、日高市の職員A氏が飲酒運転で交通事故を起こした。
 ご丁寧に交番の前で、しかも停まっていた車に後ろから追突したため100%の過失を問われた。相手は1ヶ月の重傷を負ったという。
 こういう場合、市職員への処分は各自治体の懲戒審査委員会に委ねられるのだが、日高市の職員A氏の場合、同委員会はたった1ヶ月の停職処分しか降さず、それだけで終わってしまったというのだ。
 市の職員(公務員)が飲酒運転を行ない、しかも事
故を起こし、更に被害者に重傷を負わせたとなると、
常識的には懲戒免職が妥当である。
 ましてや、停職にも1日〜6ヶ月まで幅があるが、その中での1ヶ月というのだから、軽過ぎるのではないか。

 前述したように、その処分の程度は飽くまでも懲戒審査委員会が決めることである。
 市の職員とは言っても、部長や次長クラスの場合とヒラ(←表現がキツくて申し訳ない)の場合とでは、処分の仕方は変わってくるし、どれ位の量のアルコールを摂取したか、どういう事故だったか、被害者の怪我の程度、事故直後に被害者を救出しようとしたか否か等々、諸々の事情を考慮した結果、免職〜停職となるのである。

 しか〜し、高知県、茨城県内の市町村(確かつくば市)や、秋田県と同県内の市町村(たぶん増田町)と沖縄県那覇市(←これは自信あり)などでは、県や市の職員が飲酒運転でとっ捕まると、事故の有無に関わらずそれだけで懲戒免職となるのだ。
 こういった公務員による飲酒運転への厳罰化という動きが、他の都道府県や市町村に拡がる事は必至の情勢と言えよう。
 う〜む、それにしても1ヶ月の停職とは如何にも軽すぎる。なんでそんなに軽いのか…。
 さて、この懲戒審査委員会のメンバーを選ぶのは、市長(対象者が市職員の場合)なのだが、はて、日高の市長は誰だったっけ?
―そうです、関眞君です。
 ようやく主役が登場しましたネ。マコトくん、君が居ないと始まらないんだよ、ダメだよ早く来ないと〜。じゃ始めるよ。

 
 市長選攻防の裏では…
こちらは競売妨害大本流家元

 ここから先は、町の噂に基く当紙の推論です。
 このA氏に対する異例とも言える軽い処分だが、これはA氏の父親が、以前に小谷野五郎(=埼玉県議)の運転手をしていたこともあって、同県議に息子の処分をなるべく軽くしてもらえるよう頼み、同県議から関市長に話が行って関市長が懲戒審査委員会に圧力を掛けたのではないか、と町では囁かれている。

 それだけではない。この交通事故と、今から3年前の平成11年4月に行なわれた市長選に意外な接点がある、とする噂も飛び交っているのだ。
 この市長選では、関眞陣営として先ほどの小谷野県議、それと川越の土地乗っ取りの件で登場する悪徳金貸し=競売妨害のスペシャリスト=大本将太郎が応援団であり、更にその背後には飯能警察署の元署長某氏が控えていたと言われている。
 なんでもこの元署長は、
「俺が署長のウチは、大本には警察の手は入れさせねえ」と言ったとか言わないとか…(飽くまでも噂ですよ、皆さん)。
 一方、対抗馬は駒野富也という立候補者だった。

 選挙戦の最中、この駒野陣営の買収疑惑が発覚。世論(支持)は一気に関眞陣営へと傾き、市長選に敗れた駒野陣営は投票日の2日後、駒野本人を含む計七名の逮捕者(公選法違反)を出した(この公選法違反と逮捕は噂ではなく事実)。

 この時、交通事故を起こした日高市職員A氏は選挙管理委員会にいた。つまり両陣営の情報を知り得る立場にあった(この部分も噂ではなく事実です)。
 そこで、以下のような推論が成り立つ。
 『関眞の応援団だった小谷野県議、或いは大本あたりの誰かが、選挙管理委員会に近付いて敵陣営のスキャンダルを探った。
 それに応えてA氏が情報を提供、その情報を同陣営の誰かさんが警察に逸早くリークすると共に、市民にも流したのではないか。
 それによって関候補へと票が流れ、駒野陣営は投票日の2日後というスピード逮捕、しかも候補者を含む7名もの逮捕劇に繋がったのでは…?
 はたまたこの時の恩があるからこそ、関市長はA氏の飲酒運転と事故に対する処分を軽くするよう、懲戒審査委員会に圧力をかけ、異例とも言える軽い処分となったのでは…?』

―いずれにしても今のところ確たる証拠は無く、噂の域を脱し得ないようだ。推論としては充分に成り立つのだが…。
 刑法や道路交通法、そして国内の世論も「飲酒運転による交通事故に厳罰を」という方向へ進んでいる昨今だが、こういう噂が囁かれること自体が、関市長の人格を物語っていると言っては過言だろうか。
 マコトくん、どうよ、本当のところは。タマには本紙にだけコッソリと、本当のことを教えてチョ。
 と可愛らしく頼んでみたところで、嘘つきマコちゃんが本当のことなんか言うはず無いか…。
〔つづく〕

 
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