上 申 書

 平成9年4月14日、佐藤土木の佐藤一男氏の紹介で、西武金融の大本将太郎氏から3,000万円を、年利40%で借りました。
 この借金は知人の村岡武春氏が、どうしてもお金が必要なので借りてくれと頼み込んできたので借りたのです。
 借りた場所は東弁護士事務所で佐藤氏、村岡氏が一緒でした。借りた後、近くの焼肉店で村岡氏に1,400万円を貸しました。
 残った1,600万円は同席していた佐藤氏に貸してやるようにと村岡氏に頼まれたので貸してしまいました。この時、借用書は後で書くと言って書いてもらえませんでした。

 平成9年5月7日、私は大本氏から東弁護士事務所へ来るように言われました。しかし、この日は親類の葬儀があるため、どうしても行けないと断りました。すると今度は私の息子を待伏せして、東弁護士事務所に無理矢理連れて行ってしまったのです。そして私の息子に3,000万円を貸付けたのです。
 この時、同席していたのは大本将太郎、大本佳子、佐藤一雄、村岡武春氏の4人だったと聞いています。
 貸付られた3,000万円の中から1,800万円を村岡氏が持っていき、残りの1,200万円を私の息子が自宅に持ち帰りました。
 その後の村岡氏の話によると、持っていった1,800万円の中から1,400万円を佐藤氏が持っていったそうです。
 この時も、私たち親子に対して借用書を作ってくれませんでした。

 私が西武金融の大本氏から借りたお金の総額はこれで6,000万円になってしまいました。
 その6,000万円の中から、佐藤氏が持っていったお金の総額は3,000万円ということになります。村岡氏が私から借りるのはまだ分かりますが、西武金融に私達を紹介した佐藤氏が何故、私から3,000万円ものお金を借りるのでしょうか。
 それは、佐藤氏と大本氏は20年来の親しい間柄であり、佐藤氏は大本氏の言うことなら、操り人形のように何でも聞くという関係にあるので、最初から佐藤氏は大本氏の命令で、私からお金を引っ張り出す目的でいたに違いありません。
 平成9年5月7日に息子が大本氏から無理矢理貸付られた3,000万円は佐藤氏にお金を掴ませる為に貸付られたようなものです。
 平成9年7月末日のことです。佐藤土木興業が突然、私の身に覚えのない請求書を配達証明郵便で送り付けてきました。請求の内容は、私の所有する農地を整地した工事代金を支払えというものでした。
 後に工事に携わった業者は佐藤土木の他、西武緑工、富士土建の全3社であると大本氏に聞かされました。しかし、私は工事など頼んでおらず、全く身に覚えのない不当な請求であると思いそのままにしておきました。

 すると平成9年8月末日頃から、西武金融の大本氏から頻繁に電話で『佐藤土木に造成工事の代金を支払え』と強く迫られるようになりました。時には『この土地にパチンコ店を建てるつもりだ』などと言われることもあり、私は身に覚えのない支払い請求と、その支払いを強く迫る大本氏の言動や行動により「何をされるのか」「これからどうなってしまうのか」と不安と恐怖に陥り悩まされました。

 平成9年12月16日、西武金融の大本氏から『お前の評判が悪いから、お前の名義では土地は売れない。名義を変えるから東弁護士事務所に来い』と言われました。事務所に行ってみると、大本氏に『この人が土地を買うからな』と関眞(現日高市長)を紹介され、強引に売買契約を結ばされてしまいました。(大本氏が恐くて何も言えなかったのです)

 それから『佐藤土木が請求していた工事代金と、他2社の工事代金を含めた総額を西武開発が立て替えて支払ったから、この場で西武開発に代金を支払え』と強く迫られました。

 私は身に覚えのない請求に支払う意志のないことを伝えようと『そんなお金はないです』と告げました。しかし、大本氏に『お金がないなら西武金融で借りてでも支払え』と強く責め立てられました。私は度重なる大本氏の異常な行動に恐怖心を抱いており、この時も言う通りにしないと何をされるか分からないという恐怖心でいっぱいで冷静な判断力を失い、大本氏の言うがままに西武金融から貸付られたお金で工事代金を支払ってしまったのです。そして念書まで書かされてしまったのです。
 大本氏はお金を借りる際に、私の所有する農地だけを担保に入れると約束しました。しかし、実際は自宅までも担保に入れてしまっていたのです。

 平成10年1月6日、今度は自宅で大本氏に代物弁済の契約書を書かされました。私はこの時、平成9年12月16日に関氏と土地の売買契約を結んでいるのにと疑問に思いました。
 しかしその後、私の知らない間に関氏との売買契約の日付が平成10年1月16日に変更されていることを知りました。

 平成10年5月12日になると関氏は『お金がないから土地は買えなくなった』と言って、私に違約金を払って売買契約を解約しました。
 しかし、その翌日の平成10年5月13日、売買による所有権移転として所有権が関氏の名義に変更されてしまいました。
 結果、平成10年5月13日には利息を含めた借金総額が107,031,123円となり2,238坪の土地を代物弁済として取られてしまったのです。

 しかしその後、平成13年7月になって佐藤土木は工事をやっていないと証言する者が出てきたのです。
 その人の話によると、佐藤土木の佐藤本人が『富士土建が多少の手入れをしただけで、自分は何もしていない』と言っていたというのです。
 私はこの時、平成9年12月16日に工事代金として大本氏に言われて西武開発に支払った代金は騙し取られたのだと確信しました。

 大本氏の操り人形である佐藤氏に渡ったお金と西武開発に騙し取られたお金が、全て大本氏に渡っているとすれば
3社の工事代金総額
約1,900万円
(西武開発が立替た額)
佐藤氏に貸したお金
3,000万円
 
合計
4,900万円
 
大本氏からの貸付金総額は概算すると
3,000+3,000+1,900=7,900万円となる

7,900−4,900=3,000万円
   3,000×(1+0.4)=4,200万円
         年利40%
つまり4,200万円で2,238坪の土地を取られたことになるのです。

 聞くところによると、関氏も大本氏とは20年来の親しい間柄で、私と土地売買契約を交わしたのも、大本氏にお金を貰って頼まれたからだと言われています。私の所有する土地が農地であったため、所有権移転には農地法第3条の許可が必要とされており、大本氏は農家である関眞であれば、農地法第3条の許可が出やすくなり、所有権の移転が容易にいくと考えて関氏にやらせたのでしょう。

 西武金融の大本氏が中心となって絵図を書き、大本氏と20年来の親しい中であり、操り人形でもある佐藤氏と関氏は大本氏の計画に加担して、私達の2,238坪の農地を騙し取ったのです。

 東弁護士は私の自宅の近所に住んでおり、大本氏には、こんなことは辞めたほうが良いと言っていたそうです。
 しかし、大本氏は一年で仕上げるからと言って聞き入れなかったそうです。東弁護士は大本氏の行動に夜も眠れないほど悩まされていたのだと近所の人に聞かされました。
大河原女史が「さいたま地検」に宛てた上申書(原本はA4用紙4枚)。大本と関の結託は明らかだ。
 
  

 上記の「上申書」が全てを物語っている。ここで言う全てとは、関眞による「名義貸し事件の全て」であると同時に、関眞の「人間性そのもの」という意味でもある。
 被害に遭った大河原女史がこれだけ克明に証言しているのに、よくトボケられたものだ。その“神経”を疑わずにはいられない。
 これら客観的な証拠を積み上げれば、飯能の悪徳金貸し「西武金融」の大本将太郎と関眞が共謀して大河原女史を陥れ、莫大な土地をせしめたことは明白である。
 既に埼玉地検は、大本の共犯として関眞の告訴状を受理したと聞く。
 そんな折りの市長選への「出馬表明」とは我が耳を疑う。しかし我が耳は正常であるから、関眞の神経の方を疑わずにはいられないのだ。

 平成12年7月、関眞は名義貸しの事実を誤魔化すために「大本に勝手に名義を使われた」と大本を提訴し被害者を気取っていた。
 しかしその翌年5月、川越の農業委員会に件の土地の転売許可を申請した際、関は大本に委任状を書いている。常識的に考えて、自分の名義を無断使用した男に、しかも提訴するほど憎らしい男に対し、委任状を書くか?

 結局は今年に入ってから3月30日付け朝日新聞紙上で「名義使用を黙認したのはミスだった」と、事実上の『名義貸し』を認めている。
 本当は「黙認」ではなく「加担」だと本紙は睨んでいるが、仮に百歩譲って黙認だったとしても「名義を勝手に使われた」という裁判所への訴えの趣旨と、その朝日新聞へのコメントには、天と地ほどの開きがある。
 自らの保身のために裁判所を悪用したという事実は否定できまい。
 この提訴に対して、大本が市長室で関を怒鳴りつけたというのは有名な話。何でも市長室の外にまで聞こえる程の怒鳴り声だったらしく、多くの職員が聞いていた。
 大本のセリフは「俺に断りも無しに、何で俺を訴えるんだ!手前ぇだけ被害者気取りか!」という趣旨のものだったとか。
 ともかく、競売妨害容疑で数回の逮捕歴を持つ悪徳金貸し=大本から説教を喰らうような男を市長に戴く日高市民には同情を禁じ得ない。

 また、この名義貸しの問題を2年以上に渡って追い続けてきた本紙は、結果的に関の名義貸しを看過し、土地の所有権移転を認めた土屋義彦埼玉県知事に対して面会を求めている。
 直接的にはタッチしていなくても、最終決定権者である知事の許可(印鑑)がなければ実現しないのだから、その責任は免れないであろう。
 当然の事ながら、県知事は県農政課に説明を求めている。農政課は知事に説明しなければならないので、関を2回ほど呼び出して事情を聞いたという。
 自分のせいで県知事や県職員が対応に追われているというのに、それでもこの男(関)は“我関せず”とばかりに市長選に出馬するのである。
 全く迷惑な男だ。

 
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