明々白々虚偽申請
直前で降りないでね。マコトちゃん!
 あけましておめでとうございます。弊紙は本年も不倒不屈の精神で頑張ります(稀に国家権力には屈せざるを得ない場合もありますが…)。
 今年もよろしくお願い致します。

 さて、栄えある本紙第70号の一面を飾る(というより汚す)のは、埼玉県日高市長で『関流名義貸し第一代宗家』の関眞(その他“ウソつき道五段”などの資格も所有)なのでありました。

 何が凄いってアンタ、大河原女史の土地と財産を奪い取った詐欺・恐喝事件の“総仕上げ”として、悪徳金貸し大本將太郎に名義を貸したのだから、一口に名義貸しと言っても、そこいらの名義貸しとは訳が違うのであります。言ってみれば詐欺や恐喝の片棒を担いだようなものだ。
 「おいおい、そいつぁチョッと言い過ぎなんじゃあねぇか?」とお思いのあなた、決して言い過ぎでも大袈裟でもないという根拠をご説明します。チョイとお耳(お目目)を拝借。面倒臭い部分は端折って急ぎ足で参りやす。

 大河原女史は、悪党大本將太郎が営む西武金融から6,000万円の融資を受けた。同女史にとっては借金をする必要など何も無かったのだが、村岡武春という男と西武金融大本の子分=佐藤一雄が同女史に融資を懇願し、西武金融から借りたカネを又貸しするよう強く勧められたため、同女史はそれに従ったまでだ。
 実際に同女史は、西武金融から借りた6,000万円のうち1,800万円を村岡に、3,000万円を佐藤に貸している(残りの1,200万円は相続税の納付等に充てた)。
 つまり、借りた金のうち8割は村岡と佐藤に貸したのだから、この2人の為に借金したということだ。

 同女史はこの融資を受ける際、担保として土地を提供していた。その後、村岡と佐藤の両者が返済しなかったため同女史も西武金融に返済できず、結局担保の土地を取り上げられてしまった。
 ところが、この土地が農地とあっては流石の大本も手も足も出ない。農地は宅地とは違って自由にカネに変えることは出来ない。そこで関流名義貸し第一代宗家のおでましだ。

 以前から農業を営んでいた関眞ならば農地法第三条の許可が下りる。そうだ!関が買った事にすれば良いんだ!ってな訳で関眞が名義を貸したのである。
 関は、端から土地を買う気も無ければ栗を栽培する気もなく、ただ大本の為に(というよりその名義貸しの見返りを受けるため?)虚偽の申請を行って農地法第三条の許可を得たのである。
《更に詳細を知りたい方は本紙39号、55号、58号、62号、64号、65号、68号をご覧下さい》

 
 応援演説厚顔無恥
直前で出馬しないでね。
イツオくん。
川崎悦子議長
 平成14年4月30日付朝日新聞紙上には「日高市長農地購入虚偽届け・名義貸し認める・元所有者が告訴状(恐喝容疑)」などの見出しが躍った。しかし、それにも拘わらず関は、未だに市長の椅子にしがみ付いて離れようとしないのだ。

 そして今月5日、日高市総合福祉センター『高麗の里』で関市長による市政報告会が行われたのだが、市政報告とは名ばかりで、実際には「今年四月(予定)の市長選では、皆で関眞を推そう!」という趣旨の集りだったのである。

 主な出席者は関夫妻を筆頭に、文部科学省政務官大野松茂氏、埼玉県議会議員小谷野五雄氏・同夫人、小谷野五雄後援会長・同副会長、関眞後援会長・同副会長、日高市議会議長川崎悦子氏、日高市議(保守系議員)16名等であった。

 皆で関を褒めちぎり、取り分け小谷野五雄は関市長ほど立派な人はいない、関じゃなきゃ務まらない、立候補者の乱立を避けて皆で関を応援しよう、といった趣旨の“応援演説”を繰り返していた。

 また、小谷野夫人が関に花束を贈呈する場面も見られたが、これは一体何を意味するのか?還暦の祝いなら14年前に終わっている筈だし、成人式なんかは遥か昔(半世紀以上前)に済んだ筈だし、敬老の日は9月だし、誕生日は12月6日だし、ウ〜ン…?と思ったら、実はこんな面白い噂があった。

 何でも関眞は健康状態が良好ではなく、既に市長職続投を諦めているが、直前までは(小谷野県議等の力を借りながら)候補者を関眞一本に絞り、土壇場で関が降りて小谷野にバトンタッチ!晴れて小谷野市長が誕生…という噂なのだ。
 本当だとすれば、小谷野夫人による花束贈呈も頷ける。まぁこの噂が真実だったにしろ流言飛語だったにしろ、関眞による『農地購入虚偽届け』という犯罪の事実が消えて無くなる訳では無い。

 このような市長職不適任者が市長として居座り続けることも問題ならば、それを後押しする県議や役人の見識の低さも問題だ。
 逮捕が先か選挙が先か、はたまた天からのお迎えが先か…?
今年は日高市にとって大変な1年になりそうだ。

 
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