ジャニーズ事務所の社長である、ジャニー喜多川がホモであることは新宿2丁目に行けば誰でも知っている。ホモに興味のない芸能人でも、タブー視されているが皆知っている。

 今はおすぎやピーコに代表されるように、オカマやホモも珍しくなく、昔ほど陰湿さはない。知人の中に明るいオカマもいるが、なかなか楽しい。人権問題、差別問題には理解のある私だが、ホモは未だに気持ちが悪い、という印象を拭い切れない。

 しかしこれも、その人の生まれ持った性癖か嗜好の問題だから、それをとやかくは言わない。

 ただ、ジャニー喜多川の場合はあくど過ぎる。少年達をタレントにしてやる、と言っては半ば強引に犯してしまうそうである。あまりにも汚いので緻密な描写は避けるが、考えても見給え、美少年同士の絡み合いなら兎も角、10代前半の少年をあの汚いクソジジイが皺々の手で弄り回し、ぶよぶよの腰や腹を擦りつけてる姿を。

 このことは実際にジャニーズに所属していた北公次という有名タレントが告発本の中で証言しているし、それを事実無根と訴えた裁判があったが、判決は本の内容を「事実だった」と認定するものであった。

真相を暴露した北公次氏(左から2番目)
 少女の売春が問題になっているが、少年も同じである。大人同士のホモは汚いけど仕方ない、本人の嗜好だから。しかし少年のしかも10代前半の子供に対して「タレント」という職業・地位を餌に性行為を持ちかけることは犯罪ではないのか。この男の被害者は1人や2人ではないのだ。

 「タレントになりたい」という夢があるから、或いは恥ずかしいから被害届けが出せないという、少年の心理を突いた悪質極まりない男色強姦魔である。

 この男色強姦魔を野放しにしている最大の要因は、芸能界に隠然たる力を持っていることに他ならない。実際に多くの少年スターを持っているから、声をかけられた子供達はこのクソ爺の言葉を信じるだろうし、またこの男の犯罪的性癖を知っている芸能関係者やテレビ局関係者も、有名少年スターを出演させなければ視聴率が上がらない、視聴率が上がらなければスポンサーが付かない、という事情から黙して語らないのである。

 何人の少年スターがこの男の被害にあったのか、いやスターになった少年はいいだろう。自分の中で納得がいく整理ができているかもしれない。スターになれなかった多くの少年達が問題なのだ。自分の子供を弄ばれて怒りに震えている母親もきっといるだろう。

 この男の横暴を暴くには芸能界から追放する以外にない。再起不能に追い込む程の強烈な糾弾を継続するしか他に手はあるまい。真面目なスターに罪はない。

 中には錯覚して未成年ながら喫煙、飲酒、薬を日常的に行なっている馬鹿者もいるらしいが、そういう奴等にはジャニー共々鉄槌を加えねばなるまい。

 
200億も請求したこの人もこの人なら、2万円でお茶を濁した会社も会社だ

中村修二教授の発明の対価に600億円という判決が出た。元々20億円の攻防だったのだが、急遽200億円の請求を出したところ、その3倍の600億円になったのである。

 会社が出した褒賞金「2万円」というのも酷すぎるが、今までに売れた額の半分というのは幾らなんでも過大評価ではないか。私には理解できないが、確かに相当な発明らしい。 

「技術者の発明は会社の発明」という発想は時代遅れと思えなくもない。しかしこれが日本的発想で、年功序列や終身雇用を助け、経済大国に最も寄与した要因であった。みんなで助け合い、公平に分け合う会社精神である。

 アメリカの大学の教授になるぐらいだから、中村教授の才能は相当なものであったのはわかる。しかし毎月の生活を保証し、場所や機材を提供し必要経費を負担したのは誰か。仲間達の支援や上司、恩師の助言や援助はなかったのか。

 今でこそ三流に成り下がっている我が国の経済であるが、一時は世界を席巻した時代もあった。その犠牲的精神、忠誠心こそが短期間のうちに経済大国となった原動力であった。この判決はその基盤が壊れた瞬間でもあった。

 頭脳流出はこれからも続くだろう。またイチローや松井に続いて、優秀な人材が続々と世界の桧舞台へ出て行くだろう。これも仕方のないことである。誰でも今の環境に満足しなくなれば、自分の可能性を求めてもっと上へと挑戦してみたくなるのである。

 中村教授に高い評価が出たことで、彼に続く優秀な技術者が出ることはいいことである。しかし商品は売る人がいて、買う人がいて成り立っている。発明者もいるが労働者もいる。そのことを全て含めて判決を出さないと、その部分だけの評価に偏り過ぎると、会社はみんな潰れてしまうだろう。

 現にアメリカの大リーグは、高給取りが多すぎて経営が成り立たなくなっている。アメリカンドリームも1人や2人ならいいが、100人も1,000人も出てきたら、その組織や業界は崩壊するのである。アメリカの個人主義はいい所もあるが、止まる所がないのが怖いのである。日本はアメリカやヨーロッパの生活に憧れを持っているが、憧れるのは自由だが、日本人としての誇りを忘れないで欲しいものである。

 それから、頭脳流出や資本流出を心配する向きもあるが、何れ世界は1つになって各国が県のような立場になって行く日も近いだろう。現にヨーロッパがEU圏として往来が自由になった。流出した優秀な頭脳や肉体も、鮭が生まれた川に戻って来るように、歳を重ねる毎に郷愁は強くなり、何れまた生まれた国日本に帰って来たくなる。

 元気なうちは好きなように何処へでも行けばいい、そして好きなことをやってみればいい。身の丈程であれ、身の丈以上のことであれ、挑戦できるうちが花である。

 
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