関東口加会というのがあって初めて出席した。もう38回目だそうだから私が口加高を卒業する以前から始まったことになる。存在があるということは聞いてはいたが、直接声を掛けてくれたのは永田幸次郎さんである。氏の、酒を飲まなくても浪花節調のスタイルは、周囲を和ませる独特の魅力がある。出世にあまり縁のないような正義感の人である。

 100名ほどの出席者がいたが、35年ぶりの初老の出会いで、紹介されても最初全く思い出せなかった。1人だけ同クラスだった平野英四郎君がいた。直ぐには分からなかったが、落ち着いた話し方が特徴で当時は気取って見えたが、今丁度年齢に合って、いい人生を送っているのだろう。

 彼の話によると、彼が生徒会の副会長をしてて、文化祭の予算配分をする係の時、私が「うちのクラス分に1万円くれ」と交渉に行ったら「それはできない」と断わられ、どこかに呼び出して殴ったらしい。

 また数日後彼を呼び出して殴ろうとしたら、誰かの通報で担任の池田親俊先生が私を叱って事無きを得たらしい。私は全く記憶がないが、本人がいうのだから間違いなかろう。当時から恐喝癖があったのかな?

 もう1人、志方雅一君。クラスが違ったせいか、紹介されても全く分からず、なかなか思い出せなかったが、何故か女性陣の話をよく知っていた。生活の基盤は知らないが子供が7人いるというから、幸せな人生を送っているのは間違いなかろう。一瞬最近の流行かな?と思う程ヨレヨレのワイシャツにシワシワのスーツ。昔の仲間に飾らない自分を見せれるのは勇気のいること。今どきめずらしい彼の人間性に感動した。

 それに、その後の2次会で、いきなり私がもっとも生息を知りたかった女性の1人を呼んでくれた。35年ぶりの再会である。聞けば孫が2人いるという。時の流れに驚くが、話をしているうちに少年時代に戻ってしまう。不思議なものである。幸せそうでよかった。

 また2次会の店が同級生の池崎秀子さんの妹さんの店とは驚きだった。お姉さんは元気な人で女性に人気のある人だった。あれから35年か…、懐かしいナァー。

 
人気に翳り?
「小泉人気」も色あせてきた。しかし今までのこの20年の歴代総理の中では一番国民に近い総理だったかもしれない。所謂官僚に牛耳られた「永田町論理」に一応抵抗した(ように見えた)政治姿勢はさわやかに見えたし、期待もした。まだ結果は出てないが歴代総理がほったらかしにしてきた構造改革に手を付け、少しづつ芽が出つつあるのも事実である。しかしあれが精一杯でなかなか利権構造政治を突き破れない。人の集りがやってる以上、一個人ではどうにもならないのである。あっちが立てばこっちが立たずである。

 しかし北朝鮮政策においては金丸信や社会党の田辺誠等が戦争もしてないのに戦後補償を約束し、帰りに金塊の土産を貰ってまるめこまれた国賊行為に比べたら、長年否定していた人攫(ひとさら)い行為を認めさせ実際に3組の家族を引き取ってきたわけだから、この実績は大きい。近々日朝国交正常化が始まるそうだが、その代償が1兆円の戦後補償だという。

 日本が北朝鮮に進攻したのは事実である。それ以前には中国が進攻していた。「恨の500年」である。日本に対しては恨の36年である。戦争もしていないのに、払うのが当たり前のように北朝鮮から言われることが気にくわない。イスラエルとパレスチナの場合、どちらが正しいか分からないが、今終戦になったところで、どちらかが金を払うだろうか。日本も北朝鮮に1円の金も払う必要はない。むしろ誘拐犯として刑罰を科し、賠償金を貰わねばならない立場である。

 とは言っても貧乏人から金は貰えない。金持ちが金を払った方が世の中公平である。普通、金持ちにはケチが多いが、日本の場合、成金のせいか気前がいい。特に外面(そとづら)がいい。そういえばうちの親爺も外面ばかりよくて、家の中では何が不満なのかいつもしかめっ面して、親爺がいると緊張で家の中が暗かった。金もないのに外面ばかりよくて家族は苦労した。今の日本によく似てる。外国にばかり金を出して、国民は四苦八苦している。本当に世界第2位の経済大国なのかと疑いたくなる。

 そこで、出さなきゃいけないものなら出さなきゃ仕方がないが、「戦後補償として1兆円払う」などとバカげた表現をしないで「今北朝鮮を支援しなかったら確実につぶれる。もし今つぶれたら2,000万人の難民が韓国と日本に押しよせ、その経済的援助に何百兆も費やすことになる。従って韓国にもう少し実力が付くまで支援を続けるしかない」とハッキリ国民に言うべきである。そうすれば、国民はため息を付きながらも納得する。

 そして今年こそ堂々と8月15日の終戦記念日に公約どおり、日本国総理大臣として靖国神社へお参りに行って欲しいのである。

 
胡錦涛主席
▼7月5日、九段会館において、日本青年社(松尾和哉会長)全国代表者役員会議が行われ、私も社友という立場で出席した。日本青年社というのは単独組織としては日本最大最強の政治結社である。私も大OBの国府正男氏の紹介で付き合いをさせてもらっているが、松尾会長が大学の先輩という関係でもある。

 当日のテーマは「東シナ海波高し・尖閣諸島断固死守」というもので最近の中国による日本を無視した海底油田の発掘とそれ以前は全く気にもとめなかった尖閣諸島に対する領土主張、その中国に対しての日本の弱腰遠慮外交。日本政府に代って魚釣島に灯台を建設し、海洋を照らし続けてきたことで26年間実効支配してきた日本青年社の功績は大である。

 しかし、それ以前より魚釣島に上陸を敢行した民族派の人もいたそうである。そんな1人であり関東民族派の重鎮でもある忠考塾愛国連盟藤本正義会長が社友を代表して挨拶。「右翼の運動には2通りある。表で直接国賊を叩く方法と、国民が直接できないことを裏から火をつけ、年月をかけて一大国民運動に持ち込むことである。日本青年社の実効支配には本当に頭が下がる。しかし、これからは一右翼団体の運動としてではなく、民族派が大同団結して一大国民運動として協力すべきである」と称賛と激励の挨拶があった。

 その通りである。最近の中国の東シナ海域での横暴さには限度を超えたものがあるし、韓国の竹島問題、北朝鮮の拉致問題に対しても、いち早くから声をあげてきたのは右翼民族派の人達である。親米、反米を始め百人百様の民族派がいるが、天皇家を中心とした日本の伝統・文化を守る日本主義という点では一致しているのである。

 
 
 
 
 
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白倉康夫
 
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