鹿島落札は出来レース?

あんまり調子に乗ってると、大ヤケドするよ、野崎クン

 「主婦の友」跡地に日大関連学部を建設させる問題で、世間の噂通り鹿島が落札した。主婦の友跡地問題では売買の時も相場額より倍以上高いのではないか、と疑惑が持ちあがった時、「民・民だから問題ない」と一蹴されたようだが、果たしてそうだろうか。

 日本大学は日本一の補助金を国から貰っている大学であり、あの早稲田や慶応よりも上なのである。政治・経済・スポーツ・芸能、各分野で活躍している人は多い。

 総額1,000億円と言われる大プロジェクトがいよいよ始まった。その建設工事の請負業者が冒頭に書いた鹿島に独占で決まったのだ。鹿島に決まったと思われる理由は本紙先月号で書いたので省略するが、明らかに事前談合と思われる節はある。多くの関係者(学内教職員、業者)が何ヶ月も前からハッキリと公言していたし、その通りになった。
 日大程の、日本を代表するような大学が「民・民だから」という理由が成り立つかどうかは別にして、何故「談合」が必要なのかということになる。素晴らしい建造物を建てて貰う為に何社にも参加して頂いて意見を聞く、或いは「会議」を開くことは多いに必要である。
 しかし、野崎常務理事松田常務理事がやったように、カラオケ談合やゴルフ談合、或いは料亭談合が必要だろうか。入札前に何故このようなことが必要だろうか。当然落札した側には大きなメリットがある。

 業者側(鹿島)が発注者側(特に担当者)を接待攻勢に出るのは当然である。
 しかし、これだけの大きな仕事を他業者が指を食わえて見ている訳ではあるまい。色々な多くの「甘い条件」が出揃うことだろう。そんな中から1社を選定する訳だから、どれだけの利益を担当者は手にしたのだろう、と下衆は勘ぐる。

 ところで日大担当者は誰だったっけ?そうだ、野崎良一常務理事だ。ここでチョッとした疑問が沸いてきた。野崎君は確か、人事、財務、総務を握っていて最近天狗の鼻も一段と高くなっていると評判だが、その野崎君がどうして主婦の友跡地売買やら建設入札の日大側担当者になるの?本来ならこれは営繕の担当ではないのか。そこまで瀬在総長は許しているのか。

 この瀬在総長容認案の中に大きく2つの声がある。1つは、野崎が付け上がっていて手が付けられなくなった。総長のまわりはヨイショばかりで現実が総長の耳に入らなくなった。常に総長室を監視していて総長室に誰か入ろうものなら、直ぐに自分も入って行って2人きりにさせない。
 もう1つは、これだけの横暴を総長が知らない筈がない。野崎は小心者だし使い易いから、彼に権力を集中させて、実際は自分の影を務めさせてるだけ。総長職が終る2年後に理事長職を狙っている。その傀儡の立場を野崎が利用し、ちょっと天狗になってるだけ、というもの。

 確かに総長についての評価は2通りある。トップになれば情報が入らなくなるのも事実だろうし、またこれだけの疑惑を全く知らないというのも不思議だし、総長の了解なしに根性なしの野崎一人でやれるとも思えない。校友会会長の臼田貞夫氏も、またOB会長古賀誠衆院議員も現況を憂慮危惧していると言われている。

 
 仕事が欲しけりゃ俺んとこに来い!
先生は本当に知らないんですか?それとも知らない振りですか?(瀬在総長)

 野崎は周囲に「自分は改革派で田中英寿に代表される金権体質勢力派追放を総長から任されている」と語っているらしいが、本当に君がそんなに身綺麗かい?と言いたい。息子を郡山の工学部に入学させ通学させるのにわざわざマンションを買ってあげ、最近では六本木にマンションを買ったという話もきこえてくる。

 金権体質派一掃とは笑わしてくれる話だが、毎年恒例で総長の別荘がある軽井沢での焼肉パーティーを例年なら8月17〜18日頃にやるのだが、今年は何故か8月15日にあった。この焼肉パーティーは大学の部局長28人を総長が慰労し、懇親を目的に行われるものだから、できるだけ全員参加が望ましい会である。にも拘らず瀬在総長に対して欠席者の覚えを悪くしようと策を弄した結果、半分以下の13人しか出席しなかったそうである。

 8月15日は全国的に特に地方ではお盆であり、日本国としては終戦記念日である。日大幹部教職員ともなれば色んな立場の名誉職を持っている人もいるだろう。そのぐらいチョッとした気配りでわかりそうなものである。野崎の作戦は数人の欠席者を出して彼等を批判の対象にしようというものだったようだ。しかし意に反して15人が欠席してしまった。野崎のレベルの低い作戦を見破って嫌気がさしたのか、単なる偶然だったのか欠席者一人一人に聴いてみないとわからないが、ホストとして大失敗したのは事実である。

 一時、瀬在総長が希代の大詐欺師KKCの山本一郎から金を貰った件が世間を騒がしたことがあった。日大側はそのような事実はない、と記者会見までやり、週刊誌を名誉毀損で訴えた筈なのに、何故か世間の噂が消えたら、いつの間にやら示談したという。本当に貰ってないのなら最後まで戦うべきだと思うが、何故当時の野崎総務課長は示談したのだろう。

総長!ここよ!
野崎がふんぞりかえってる店は!

 だから未だに瀬在総長はKKCの金で当選したという噂が絶えないのである。「貰っていない」というのと「貰ったけど返した」というのとでは全く意味が違う。誰の紹介で知り合い、どういう経過で金が渡ったか知らないが、最高学府の学長が汚れた金を受け取るべきではない。もし本当に貰っていたのなら、辞任すべきである。

 KKCの話題もまだ3、4年前の話だから、野崎君にとっては、これといって実績もないのに総務課長から常務理事といういきなりの超出世ということになる。使いっ走りや秘書としては有能かもしれないが、日大の重役には相応しくない。

 人望、人気のない野崎君がまたある作戦を計画している。名付けて「局長首箝げ替え作戦」である。人事権を持ってる野崎君は踏み絵を実施し、自分に逆らう局長を他学部へ移動させようと考えている。自分の力を増す為に。
 移動させられた局長は部下がいなくなり力が半減し寂しい思いをする。しかしこれは大学当局にとっても大きなマイナスにつながる。先ず仕事の機能がマヒする。仕事は継続で成り立っているから半年間は空回りすることになるだろう。大学に取っては大きなロスが出るということだ。

 野崎のうぬぼれ話をもう1つ。8月12日、業者を集めて「仕事が欲しけりゃ俺んとこに来い。俺が全部面倒みてやる」と豪語。歴代常務理事もここまで大っぴらに言った者はいない、とOB氏が大激怒。どこで言ったかって知りたいの?北青山3-6-18共同ビルBFの「茄子美」。
 瀬在総長先生、よく調べた方がいいよ。

 
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