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跡地買収は野崎の独断 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
神田駿河台一丁目といえば『明治大学』の御膝元である。通りの名が「明大通り」と呼ばれているのを見ても歴然としている。 この一角に分散して日大の理工学部や歯学部等がある。私学助成金日本一の日本大学としては、少なくともこの地に於いては長い間肩身の狭い思いをしてきたことだろう。そういう意味では主婦の友跡地取得は積年の恨みを晴らした心境に近いものがあるのだろう。その悲願達成を目前にしての銃弾脅迫事件は野崎にとって大いに計算を狂わせた筈だ。 主婦の友跡地買収に関しては内部からの反対意見も多く、全体的な支持を取り付けた訳ではなかった。所謂「もっと議論を尽くすべき」、「時期尚早」という声が当初から多くあったのを野崎がゴリ押しして決めたのだ。高く買うなら誰でもできる。 本体の主婦の友跡地も、売買の話は先に明治大学に持って行かれた話である。そして明治大学は高すぎて買えないと断った物件である。競争相手は誰もいないのである。そんな条件下の物件を何故明治大学に提示された額より100億も高く買う必要があるのか。 この事実を教職員が事前に知ったらこの売買に納得するだろうか。この件が理事会に諮られて了承されたというなら、理事会そのものが機能していないと言うべきだろう。 |
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今も暗躍する地上げ屋ども | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
そこで、左上の公図をご覧いただきたい。この公図上の番号@〜Gは本紙が便宜上付したもので、@、A、Bは既に日大が取得済みであり、C以降は今後日大が取得する可能性が高い順に番号を付けた。本ページ下段に掲載した『解説』を読みながら左上の公図を見ると、日大に依頼された「地上げ屋」共が今も暗躍していることがよくわかる筈だ。 先ずNTTは等価交換で将来日大ビルの中に入居するという話らしいから別として(仮に同居話がこわれても地形的に問題なし)、ダイワハウスを通じて取得した疑惑のBなどは現在飛地になっており、間に挟まれているEの地上げに失敗すれば、全くの無駄な土地になってしまうことがわかる。Eは雑居ビルの中にテナントや事務所が入居しておりゴネられたら長びく可能性もあるが、ここの地権者がBの土地に居住していた本人であることを考えれば売却に同意と思われる。 Cもモルガン信託銀行が昨年10月に受託者に移っているから日大との話は終っているとみていい。 Dも安藤建設が昨年7月に取得し、馬事畜産会館はすでに移転済みということは日大との裏契約は終了済みだろう。 Fは東京都書店商業組合所有であり、同ビルには関係の事務所が入居しているが、馬事畜産会館でさえ地上げ移転に成功したのだからここの買収も可能であろう。 Gの太田稲荷神社は裏の角地であり日大側から見れば無理に必要というわけでもない。 このような状況から、本紙にこれらの事実を嗅ぎ付けられなければ、日大と鹿島と主婦の友の悪だくみは世間に知れることもなく、あと1年のうちに地上げも完了し、ビル建設に向け順風満帆の船出をしていたことだろう。しかし神は野崎の悪事を見逃さなかった。野崎に送りつけられた疑惑の銃弾が教職員を覚醒し、その陰謀が今、暴かれつつある…。 |
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趣味の延長? 裏金づくり? | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
では、主婦の友跡地売買について少し掘り下げて書いてみよう。 この土地については、日大が買おうとする2年も前から講談社前会長を仲介者としてS氏が主婦の友側と何度も交渉を重ねた末、合意に達し契約寸前まで行っていたのに、突然主婦の友の担当役員を通じて断ってきたという。ブローカー同士の横取りの話ではない。S氏は講談社前会長を通じて2年も掛けて粘り強く交渉し、必要書類や公的書類まで添付して契約にこぎつけていたというのである。 それを横からいきなりとんびが油揚をさらうように日大・鹿島連合が横取りしたというのである。S氏は青天の霹靂だったという。何十回も会合を重ね、数字的にも合意に達していたのに「何故だ」と信じられなかったという。しかも後日判った買い手が日大だったから尚更である。 千三つ稼業の汚れ不動産屋の世界ではよくある話かもしれない。しかし有無を言わさず奪った相手が、国から補助金を貰う立場の大学である。購入資金の一部に税金が含まれる以上、その経緯についても説明責任はある筈だ。 これに義憤を感じた松魂塾が先ずは怒った。幾つかの団体もこれに続いた。主婦の友のオーナーであった石川一族は松魂塾の徹底した糾弾で主婦の友社から完全に撤退することになったが、この土地を売買することで借金整理を終えた。本来ならこの土地を処分しても全額借金が消えることはなかったらしいが、どういうウルトラCを使ったのか逗子の自宅を残し、メカケの私財を隠すことまで成功したらしい。 この時の内部告発の中に 一、手数料十数億円を学内で分けた。 一、この金が総長選に使われたいがある。 一、カザルスホールを保存することが目的で買われた。 等の噂が当時からあったらしい。3番目のカザルスホール保存は日大の決定事項になっているみたいだが、新築建物の機能、利用度から考えれば多いに問題ありで、相当な損失になるという専門家の見方もある。大学側が力説している「保存価値」も、さほどでもないらしい。 噂通り、もしカザルスホールの保存が目的の買収であったのなら、瀬在総長の趣味の延長、公私混同と取られても仕方あるまい。まぁここは石井広報部長のいう「全く純粋に学者一筋の人。一切の欲得のない人」という言葉を信じるとするか。 |
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相場超の100億が地上げ資金か? | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
現在進行形で地上げが進んでいるが、地上げをやる側にすれば確実に買ってくれる人がいなければ無用の長物を抱えるだけである。しかも経費も嵩む。半年も1年もかかれば負担も相当な物になろう。立ち退き料を立替えるにしたって、その代金も馬鹿にならないだろう。地上げが成功すれば買うこともあるだろうが、まさかどんなに欲しい場所だからと言っても、大学が表立って地上げ資金を地上げ屋に出すということはできないだろう。 そこで世間相場より遥かに高い金額で土地売買を行い、その差額の中から裏金を作り、地上げ資金として業者に手付金的に先渡し、秘密裏に依頼された業者が地上げを行なっている。現況を調査すればするほど日大側(鹿島)に依頼された関係者が指揮を執っているのは間違いない。 こう解釈する以外に、相場より百億も高く購入した理由が見当たらないのである。日大側でこれらの全てを知っているのは野崎1人である。各理事にも全ては知らされていない。森田理事長でさえ全ては知らされていないという。日本大学とは一体どういう組織なのか。日本一高額な私学助成金を貰っている大学が、これではまるで武富士と同じ体質ではないか。 篠崎弁護士は主婦の友の買い手がS氏から突然日大に変わった当初から、両方(日大・主婦の友)の代理人として活動している。弁護団として名を連ねている弁護士も全く同じである。S氏から日大に変わった経緯も道義的責任も全て知っていると思われる。 東京弁護士会の方へ尋ねたら「詳しく調査しなければ『双方代理』と断定できないが、倫理的には大いに問題がある」との答えだった。近いうちに当事者が正式に訴えを起こすそうだ。 銃弾が送られた件については相当捜査が進んでいるようだ。弾の製造国や発送場所なども特定されている模様で、またこれらに関し一部に家宅捜索が入ったともいわれている。事件の全容解明も時間の問題か。 卒業・入学シーズンまであと僅かとなったが、日大に限ってはその学生や父兄のみならず、マスコミにとっても“記念撮影”の対象となりそうだ。 |
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