エイベックス利益供与・監禁脅迫は2009年に引きずられ

2008/12/29

エイベックス社内も割れているそうだが

 エイベックスグループホールディングスの株価は最近また好転を始め、今日の調子で行けば大納会までには1,000円台に回復しそうな勢いで、株主達にとっては喜ばしい限りだろう。
 しかし本紙としては、エイベックス松浦社長が監禁脅迫事件や利益供与事件に付いて断罪されぬまま年を越してしまう事を危惧している。
 この年末のドタバタした時期にエイベックス関係者の逮捕でガス抜きされればいいが、松浦社長や安藤秀雄氏の悪足掻きによって2009年にどうやらもつれ込むことになったようだ。
 エイベックス問題は、今年のうちにカタが付けば、新年には世の中が新しい事件で一杯となり、そう騒がれる事もなかった。せわしない年の瀬の今逮捕されておけば、小室問題と一緒に新年には忘れられて2009年からの新しいエイベックスの企業イメージにミソがつくことはなかったのに。松浦社長が自ら隠蔽しよう、隠し通そうと頑張るから、かえって新年度にまで禍根を残してしまう事になってしまった。

 今、1,000円台に回復気味で糠喜びをしているエイベックス株主達は、年明け以降に松浦社長がどうにかなれば冷や水を浴びさせられた様な驚愕状態に陥るだろう。新年始めに難癖がつけば中々払拭できる物ではないからズルズル続く事は必至。株価操作をする輩がいるとすれば、こういうところこそ付け目なんだろうが。

 ところでエイベックス社自体、かつて松浦社長が起そうとした社内分裂劇さながらに、今、大きく割れようとしているという。
 エンターテイメント大手として東証一部にまで上り詰めたエイベックスグループとして、創業当時の様な牽引力が消え失せ、薬物疑惑や黒い交際やチャラチャラした所ばかり目立つ松浦社長をこのまま高給を与えたまま飼っておいていいものか?という当然の疑問がエイベックス内部でも拡大しているのだそうだ。
 エイベックス社内の分裂は、これは営利事業であるから、こちらが善玉あちらは悪玉などと一概に善VS悪の構図で分裂したとは決め付けられない。松浦社長サイドにも反松浦サイドにも善も悪も両方いるだろう。

警察署も…時期なのでは?

 しかしこのような分裂、即ち松浦派VS反松浦派なんていう構図が、公的立場としてエイベックス松浦社長を取り締まるべき警察の中にも存在するとしたら、それは断固許されるべきではない。
 エイベックスは新興企業でありながら警視庁OBの福利厚生の為の天下り先シートを用意するという高齢者思いというか、警視庁に何故そんなに気を使うのか不思議というか、そんな警察OBの人々が天下って集う企業である。
 勿論、エイベックスの根幹の音楽やエンターテイメント事業の方には、年寄りのセンスは百害あって一利なしだから、当然、警察天下りOB達がやらされるのは、元警察という肩書きを利用できる適材適所の部分のみであろうが。

 警察OBの方々がエイベックス松浦社長の悪行を隠蔽し、松浦社長を稼業や司直の両方から防衛するのは仕事だから構わない。しかし、その警察OBからどういう提案があったかは知らないが、現役警察官、つまり赤坂署という東京の中心部の国民の安全を守るべき人達がエイベックス松浦社長を守る側となってしまっているのは如何なものか?
 この場合、攻める側は麻布署と言われているが、民間企業ではなく公器公僕として犯罪を取り締まらなければならない者が犯罪者を守る側に回るのは…いいも悪いもなく完全に「悪」だろう。

 赤坂署の担当の方の中にも現状を憂いている人もいるだろうが、ならばエイベックスの一連の事件、松浦社長の利益供与と監禁脅迫について白黒をはっきりさせて頂きたい。
 松浦社長だって安藤英雄氏に対して「本当に助けて貰っているのか?この人は裏でちゃんと動いて警察対策をしてくれているのか?」等と疑心暗鬼になりながらいいように使われている状態よりは早く白黒つけて再出発したいと考えているだろう。
 エイベックスに関わる警察関係諸氏が(どういう経緯があるかは知らんが)松浦社長の事を本当に防衛してあげる気があるなら、現段階の「利益供与・監禁脅迫」程度の罪は認めさせ、松浦社長にこれ以上怪しい行動をさせない事こそ(公器警察としての役目でもあり)本当の意味で松浦社長を防衛する事になると思うのであるが。

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