野木先生がまた新しい団体を創ろうとしている。それに対して学校側が尋常でない圧力を掛けているらしい。準備不足のままスタートするのはいつものことだから、別に驚くことではない。だが、野木先生の凄いところはどういう状態であれ、それをやり遂げるところだ。問題はやった後だ。スタートに全精力を注ぐ為か、その後が続かない。その後がない、と言ってもいい。だから自然消滅か誰かが引き継ぐ形になってしまうのだ。
現に「野木がやることだから放っとけ」と多くの学内教職員関係者は冷めた目で見ている。思い立ったら吉日の行動をする野木先生は準備不足、説明不足のまま走ってしまう。しかも全役を一人で背負おうとする。一人でやるなら、それなりの地方区レベルの組織に止めておけばいいのだが、必ず全国区的に著名な団体に仕上げなければ気が済まないところが、彼のせっかちなところだ。
現体制の不正追及に関して、この半年間で五、六回会った。不正追及、現体制打破の情熱は凄いが、話が拡がり過ぎて収拾がつかなくなり、いつも最後は私が軌道修正して別れる形となる。今回のことも私自身は今年に入ってから構想を聴かされた。たまたま現体制打破で共闘している外部OBも今のところスンナリ二つ返事の協調行動には至ってないようだ。
彼は頭もいい。行動力もある。そして実践してきた数々の功績がある。壮大な夢を語る。だから始めてあった人はその魅力に振り回される。相手がこうしたい、とかあれをやりたい、とかそうしたらどうかとか自分の思いに理解を示すような話をしてくれたら、もうその日から実行に移すのだ。一私立大学の教員(今は教授)に過ぎない立場でありながら、アフリカの大使対国会議員のサッカー大会を後楽園を借り切ってやったこともあるし、あのヘーシンクを地元へ呼んだり、マラソン最強時のデンシモを地元の子供達の為に呼んだりと企画者としては本当に素晴らしいのである。
また、今は辞めたが一時は愛国者団体の集まりである全有連の会長を務めたこともある。自分の中でいいと思えば何でもやる。だがこれだけの功績・実績を残しながら評価が今一であるのはスタンドプレーと映る行動があるからだろう。しかし、この行動力は本当に勿体無い。やり遂げて来た一つ一つには本当に意義があるし、素晴らしいものなのだ。
今回の国士舘後援会という発想も内容は素晴らしい。不正や独裁経営が学内で罷り通り、自分達で浄化できないような環境打破の一助になれば、という意味も含めての団体設立の趣旨もあるようだ。いわゆる横綱審議会的な組織が野木先生の理想だろう。だがここに大きな問題がある。国士舘後援会という名をつける以上、国士舘本体の理解や了承が必要だろう。
そして本来なら、学内の執行部が顧問的に名を連ねる、というのが理想の形となる。だから私は話を聴いた時、「国士舘後援会」というより「柴田徳次郎精神研究会」的な名前の方がスンナリ入り易いのではないか、という助言はした。今の執行部に対する対立軸に、というなら、それはそれでいいが、外部者を中心に創る団体であっても、ある程度国士舘教職員を始めとするOB、関係者の理解は必要だろう。
今までと違うのは、学校側の反応だ。会場となる品川プリンスホテルに理事長秘書の鳥飼が「学校と関係ないから貸さないで欲しい」と電話を入れたりしたらしいが、今回代表に就任した川阪進治氏が、やるという強い意思表明をしたら、今度は大学理事の中で最も役に立たない男(今回は役に立った?)と評判の南克之氏がわざわざホテルに出向き「右翼が大勢街宣車で押しかけてくるから大騒動になる。だから会場を貸さない方がいい」と進言しに行ったというから開いた口が塞がらない。
このバカ野郎。国士舘の冠を付けた団体を創るのに、名を連ねた人達を含めて、誰が冠に対して迷惑な行為をする者がいるものか。不満や疑問があるなら、本人を呼んで、その主旨を聴けばいいじゃないか。何を恐れているのか、本人に聴きもしないで直接会場に出かけ、貸すなとは不届き千万。その一方で「どうせ野木のやることだから、打ち上げ花火で終るから放っとけ、学校側は無視」という風評を流しているではないか。無視なら無視で何もしないことが大人としての判断だろう。たまたま我々の不正追及と重なったこともあって相当焦っているという証なのか。今までの野木反応とは多いに異なっている。
「発起人も名前を貸しているだけで、どうせ誰も来ないよ」とタカをくくっているようだが、確かに団体を設立する時、中心になる者以外はその人達の知人、友人関係者に発起人として名を連ねて貰うのが常だ。だからどれだけ発起人が主旨を理解しているのかは疑問だ。だがこういうものは中心になった人の力に左右することが大きい。そういう意味では現執行部の判断は甘過ぎたのではないか。今この会は川阪氏を代表に動いている。ホテル会場の借受名義人は川阪氏である。
学校側は野木先生を対象と捉えているが、川阪氏に戦いを挑んでいることを気付いていない。川阪氏がどれだけ力を持っているか、どれだけ力を発揮できるかが今後の国士舘後援会の指針となろう。だが大学側は他人の祝い事に「水を差す」ような行為は慎むべきだ。今の動きは決してフェアとはいえない。それから再度付け加えるが、私の行動を未だに野木先生からの依頼と勘違いしているようだが、私は常に是々非々で行動をする。
学内の不正を取り上げているだけであって、その不正者と、その不正を許した執行部は責任を取るべきだ、と主張しているだけだ。佐伯氏も大沢氏も直接は知らないし、大沢氏などサッカー界での貢献は認めている。だがそれと不正は別だ。不祥事を起こした部下がいれば、その責任を取ってトップが辞めるのは世の常。原田優の起こした事件は明らかな犯罪である。再発を防ぐ意味も含めて、公表しなければならない。学内者は報復を恐れて行動を起こせない。だから私が皆に代って発言しているのだ。やる以上は最後まで、野木先生もしっかり頑張って欲しい。