みずほ銀行「特待案件」裏融資? 柳田前衆議に纏わる融資斡旋疑惑

(敬天新聞5月号)

みずほの影に暴力団!

当紙はこれまで何度もみずほ銀行に纏わる黒い噂を報じてきた。  母体となった第一勧業銀行及び富士銀行は旧来から不条理の絶えない体質で、特に富士銀行本店OBにとって敬天新聞社の街宣車部隊は、さぞかし馴染みが深いことだろう。  その旧来の尾を引くみずほ銀行は、黒い噂が絶えず多くの情報が寄せられてくる。

昨年、敬天新聞十月号では、みずほ銀行の行員・及川幹夫(及川は第一勧銀出身)が不正融資を大規模に行っているという疑惑があった。 都内の地上げ案件スポンサーといわれる本間美邦という税理士が絡んでいることに対し、あるジャーナリストが真相を追及すべく質問状を送ったこところ、「みずほ銀行の行員から差し向けられた、現役の広域暴力団組長によって呼び出しを受け恫喝された」という話と、恫喝してきた暴力団組長に対し弁護士を通じて出した「通知書」について報じた。


特対案件B裏融資!

また、本年一月号では、みずほ銀行内部で『特対案件』と呼ばれる裏融資のならわしがあることを報じた。  特対案件は旧第一勧銀では「マル特」、旧富士銀では「特対」と呼ばれ、この裏融資には、ワリとまともなAコースと、決算書を粉飾し審査を通す不正融資「特対案件Bコース」という二つがあるというのだ。

この特待案件をみずほ銀行築地支店でやり続け逮捕された行員「武田広人」氏の事件はマスコミ各紙報道にもあったが、彼は築地支店でもトップ営業、全国のみずほ銀行中でも栄誉ある賞を何度も貰うエリートだったそうだ。  彼はトップを続ける為、みずほ銀行の特対案件Bを繰り返し行い、「特対Bに必須」の粉飾決算を先導したとして詐欺で逮捕された。

彼の裁判記録には「融資した資金を自行預金に滞留させておくと金融庁から『優先的地位の濫用を行って不要な資金を貸し付けた』と指摘される為、融資後は速やかに他行の口座に振込をして貰う」こと、裏融資は『お願い融資』ともいい銀行から依頼するものだが「存在を世間に隠してくれる信用ある口が堅い相手」や「この粉飾決算は取引先からの申し出であり銀行からお願いしたものではないと茶番劇を演じてくれる先」を融資先に選ぶことなど生々しい裏融資マニュアルについて書いてある。  銀行に裏マニュアルが存在し、個人の犯罪で蓋をすべき事件ではない。

現役行員に不正融資を行わせ、隠蔽工作には現役の暴力団組長を走らせる。ということが事実なら前代未聞のとんでもないハレンチ銀行である。みずほ銀行特待案件B裏融資疑惑についてはインターネット敬天ブログも併せてご覧下さい。


今度は議員が融資を斡旋

そんなハレンチ疑惑の渦中にあるみずほ銀行の融資に絡み、またまた善からぬ情報が寄せられてきた。  今度は旧富士銀行時代から本店幹部の経歴を持つ現職の民主党代議士の口利きで、多額の融資を取り付けられるという話を、町長の経歴を持つ現職の町議会議員から持ちかけられた会社社長が、代議士へのリベート名目で多額の着手金を払ったが、融資も実行されず払った金も戻ってこないという話である。

この現役代議士とは、茨城県第七区より選出された民主党衆議院議員であった柳田和己氏である。  昨年末の衆議院解散総選挙に伴い失職しているが、金を取られた会社社長に話があったのは選挙前のことである。

柳田氏の経歴は日本大学経済学部を卒業後、富士銀行に入行し、二十八年間勤務。この間に白山支店長、本店融資渉外部長を歴任したという敬天新聞街宣部隊に馴染みの深そうな富士銀行本店OBの先生だ。

そして、この話を持ち込んだのは茨城県八千代町議会議員の大久保敏夫氏である。大久保氏は平成四年から平成十二年まで町長を二期務めた経歴の持ち主だ。


議員会館で融資の面談

被害にあったというのは仙台市で建設業を営む鰍oホームのY社長である。Y社長は新たな事業の資金繰りに困っていたところ、知人に紹介された大久保町議に「多額の融資を受けられる」との話を持ちかけられたという。

大久保町議の説明では衆議院議員の柳田先生にお願いすれば多額の融資を受けられるということだった。そこで大久保町議の紹介で永田町の衆議院議員会館へ行き、柳田先生に面会したのだという。

この時、みずほ銀行本店(現東京営業部)で参与の肩書きを持つ「大山祐介」と柳田先生の秘書と思われる「サカサイ」という人物も同席していたという。

町長の経歴を持つ現職の町議会議員から、融資をしてくれる銀行本店の融資渉外部長の経歴がある代議士を紹介され、さらに銀行本店の参与が同席し議員会館で面談してくれたら、誰でも疑いようの無い話と信じてしまうことだろう。

面談の後日、Y社長は三億円(最初の希望額は約九億円)の融資をお願いしたが(なかなか実行されないので最終的には一億五千万円)、大久保町議から連絡があった。 融資を実行させるには融資をしてくれるみずほ銀行へ口利きをしてくれる柳田先生に手付金として五百万円を支払えと要求され、水戸市内で大久保町議に手渡したそうである。

このときY社長は大久保町議から「何で面談の時に金を用意しなかったんだ」とか「このくらいあたりまえだ」とか、「万が一融資がなかった時は俺が金を返すから心配ない」と捲くし立てられたそうである。

議員会館で融資の面談

これらの話を精査し、当紙はY社長からお金を受け取ったという大久保町議に話を聞いてみたところ「柳田先生の番頭であるサカサイにお金を渡した」、「サカサイから融資は遅れているが実行できるように動いていると説明があった」との回答だ。つまり自分は一銭も貰っていないし、自分も被害者だと言い逃れたいのだろう。

Y社長が不安になって議員会館で同席したみずほ銀行参与の大山氏に融資は本当に実行されるのかと問い合わせすると、「その件は仙台支店に任せた」というので、仙台支店に問い合わせたところ融資担当課長からは「融資は実行できません」と断られたという。

そんなことで実行されるのか否かとテンヤワンヤで追われている年の瀬に、民主党政権は解散に至った、民主党衆議院議員・柳田和己先生は選挙で落選してしまったのだそうである。

いったい融資は実行されるのか?消えたお金は何処へいったのか?同席したみずほ銀行参与は本物か?「全て秘書がやったことです」なのか?

大久保町議の一人芝居だったのか?この際お金を返して蓋をするのか?という疑念を、選挙で落選しネットのウィキペディアには「供託金没収となり比例代表復活当選の権利も失った。政権与党の前職公認候補としては異例の惨敗となった。」という新たな書き込みで締め括られてしまった柳田先生に真相を究明すべく質問状を送ってみたが、未だ返答は無い。

ならば八千代町議会にて真相を明らかにしてもらう他あるまい。まさかこの話もみずほ銀行内部で『特対案件』と呼ばれる裏融資の枠だったのかなあ?みずほ銀行に纏わる話はまだまだ尽きない。

つづく。

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