フジテレビとファンド会社を繋ぐベンチャー社長と宇津井健の息子

(敬天新聞10月号)

ツタンカーメン展の功労者

当紙は、金融庁から登録取消し処分を受けたウィズ・アセット・マネジメント梶¢纒\・小西正也と、その実質的な経営者インフィニティ・ホールディングス椛纒\取締役の今村哲也が、ある人物を介して、昨年フジテレビ主催のツタンカーメン展を大成功させていたことを、これまで報じてきた。

この今村がエジプトまで行き、エジプト政府考古最高評議会の議長でありツタンカーメン展の総合監修を務めることになったザヒ・ハウス博士に寄付金名目で一億七千万円を払ったから、同席した日本のNPO法人がザヒ博士と展覧会開催の契約を交わすことが出来き、フジ主催のツタンカーメン展が実現したというから、今村は「ツタンカーメン展」の御膳立てをした功労者に違いない。

ところが、今村はツタンカーメン展開催のために総額約六億円も投じたにも関わらず、協賛企業としてパンフレットに名前を載せることをフジは拒んだ。

フジは、その理由を今村との直接の契約ではないからとした。また、ファンドで金を集めたことが、見栄えが悪いという理由で名前を伏せたともいわれている。

このことについて週間ポスト(2012.10.19)では、フジが協賛として紹介できないコンプライアンス上の理由として、今村が「金融グループを立ち上げる前に、ポイントカード事業を行う会社を経営していたが、そこに重大な問題があった」と、フジ関係者の発言をもとに報じていた。

今村の過去については、当紙先月号(第一八八号)やホームページのブログ(デイリーニュース)を参考にして頂きたい。

フジは真の契約者が今村の会社から出資金を調達したことは認識しているが、あくまでも直接の契約者がいるので、その先の今村とは関係ないという姿勢を示している。


ベンチャー社長の正体

それでは、直接の契約者は誰なのか?金融庁から登録取消し処分を受けるような悪質ファンド会社とフジとの関係を難なく中和してしまうほどの人物なのか?

しかし、フジは直接の契約者についても表舞台から名前を伏せているようだ。また、ツタンカーメン展を企画した主要人物であるのにも関わらず、この問題を報じている各誌も、この人物の名前を伏せているのは何故だろうか?

週刊ポストでは、直接フジと契約を交わしたのは「中卒のベンチャー経営者で知られる人物」で、この人物が中学校の先輩であるフジテレビ事業部の部長職にあたる人物にツタンカーメン展の企画を持ち込んだと書いていた。

当紙は取材を重ね、この「ベンチャー経営者」が今村に資金を出させ、フジに企画を持ち込んだツタンカーメン展の最大の功労者であると同時に、今村以上にフジのコンプライアンス問題を揺るがす要因を抱える人物であることがわかった。

その人物とは、潟xンチャーコントロール代表取締役・田中美孝である。この人物は、暴力団、関東連合、競馬予想やパチンコ攻略情報詐欺といったキーワードに纏わる黒い噂が絶えない人物である。

ツタンカーメン展の開催以前は金策に疾走していたことや、現在は人に追われて身を隠しているとの情報もある。


番組よりも金づくり

この程、週刊ポスト(2013.9.20)に「視聴率では全然稼げないテレビ局の強欲サイドビジネス」との見出しで、「番組作りという本業を見失ったテレビが、金を求めて漂流している」と締め括った記事が載っていた。

フジテレビは本当につまらない番組ばかりで、人気タレントの顔だけに頼ったくだらないドラマや番組が多い。ドラマの低視聴率は特に顕著で、過去の人気にあやかろうとした江角マキコ主演ドラマ「ショムニ」はその代表例だ。

ところが、今度はダブル浅野(浅野温子と浅野ゆう子)のドラマ「抱きしめたい」が始まるというから全く懲りていない様子だ。オダギリジョー主演ドラマ「家族のうた」も然り、出演者が気の毒である。

よほど学習能力が無いのか、組織の大きさに驕り手抜きをしているのか、バブル世代のスタッフがあの感動をもう一度と過去に執着しているとしか思えない番組ばかりだ。バラエティー番組などは仲間内の雑談か茶飲み話しのレベルだ。

TBSの「半沢直樹」やNHKの「あまちゃん」の高視聴率と人気をみれば、テレビの視聴率低迷はインターネットの台頭や長引く不況による広告収入の激減で制作費が無いというのは理由にならないだろう。

内容がよければ人は見るということだ。それなのにフジは、番組制作に心血を注がず金集めのイベントばかりやっているように見受けられる。最近では東京都の認可を受け、カジノを中心とした巨大な娯楽複合施設を計画しているという話もある。

フジの担当部長も、企画を持ち込んだ人物や資金の出所、開催までのプロセスや自社のコンプライアンスよりも、巨大な収益に目が眩んだということか。

フジがベンチャー田中やファンド今村と手を組み仕事をするのも、週刊ポストいわく「本業を見失い、金を求めて漂流するようになった」故のことだろう。類は友を呼ぶというからな。


金は身を滅ぼす!

フジのように金の為なら視聴者の気持ちも、どんな輩と組もうと関係ない営利追及ありきの企業に、安倍首相や東京都猪瀬知事はカジノ施設(IR国際観光戦略総合特別区域)を任せてはいけない。

経済効果を期待するも、勤勉で誠実な日本人の魂を娯楽とギャンブルで麻痺させ、めぐり巡ってフジの番組が荒廃していったように、日本を荒廃させていくことになるだろう。

フジテレビ日枝久会長をはじめ、表に出せない田中や今村・小西が、ファンドで金を集めることを知っていたであろうに、フジと田中が共同開催契約を交わすに至らせたフジテレビ事業部の担当部長は、自らが招いた不徳の限りを反省し、しっかり責任をとるべきである。

因みに、このフジの担当部長は、俳優・宇津井健の息子で知られる事業局事業推進部長・宇津井隆らしい。宇津井隆といえば、嘗て酒乱と公然わいせつ疑惑で週刊誌を賑わせた長野オリンピック女子スキーモーグル金メダリストの里谷多英(現在フジ所属)と浮名を流した人物である。

親父が他局TBSで出演している通算放送回数五〇〇回を誇る人気ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」は幸いにも幕を閉じてはいるが、「みのもんた」の息子みたいに縁故入社と批判の声があるだけに、テレビ・芸能関係各所を巻き込んだ親不幸の顛末に至るのではないか。

そこで宇津井健氏に所属事務所サムデイを通じて取材を申し入れてみたが、未だ回答を得ていない。フジの日枝会長と宇津井隆部長からは否定せずノーコメントとの返答あり。

ベンチャー田中とファンド今村・小西サイドには、もう一回だけ名古屋や福岡方面で開催する権利を持っているという噂があるから、この問題はまだまだ尾を引きそうだ。

つづく。


「こら隆っ! いい加減にしろー!」


敬天ブログ敬天新聞社ホームページ敬天千里眼不正疑惑(評判・噂)告発