株式会社日本大学事業部の正体は田中英寿理事長への利益誘導組織(2面の続き)

(敬天新聞12月号)



哀れ日大ロゴの看板広告は利権化


記事を裏付ける内部資料も持ってたし、何より当事者から直接の話だったから、信じるに足りる話だった。その証拠に日大から訴えられることはなかった。

困ったのは田中側暴力団からは「頑張れ」のメッセージ、大学側が依頼した暴力団からは「止めろ」のメッセージ。それもお互いに超一流だから、多いに困った。

当紙にとって高飛車な弁護士の睨みや恫喝など全く効果などないが、筋を通して話をしてくる任侠組織は邪険には出来ない。いずれ裏話も書けるだろうが、今は余りに生々しいのでもう少し時間が必要だ。


日大事業部の井ノ口忠男とは?

当時の田中英寿は瀬在、野崎の不正を告発すると言っていたが、自分が体制側のトップに立ったらやはり不正を告発はしなかった。そればかりか、槍玉に挙がった自身の不正疑惑にも蓋をした上に利権を自身に集中させるべく日本大学事業部設立に邁進する始末だ。

窮地を脱し、やっと手に入れた地位と利権を捨てるバカはいないといったところか。斯様に、今では能力も報酬も最高の弁護士軍団に守られている田中英寿理事長であるが、ほんの数年前までは眼力も胆力も超一流の任侠組織を背景にしていたのだ。

当紙は、それをつぶさに見てきており謂わば生き証人の当事者でもあるのだ。田中英寿理事長が暴力団と完全に切れているということが判れば、書きたいことは山ほどある。

だがまだ繋がりがあるとすれば、義理もあって真実は書けない。その時が来れば、今回の読売が報じた金銭疑惑など水鉄砲程度の威力でしかなかったことが明らかになるはずだ。

さて、当紙なりのしがらみがあるものの、田中英寿理事長への利権誘導組織となった日本大学事業部については、躊躇することなく書ける訳だ。更には、最強弁護士軍団からの横槍も一切ないことから書き放題でもある。

もはや学内に敵無しと増長した田中英寿理事長は、傍から見れば雑すぎる利権漁りにのめり込んでいる。そこには、ばれない様にとか、反感を買わないようにそこそこにとか、学内での評判は気にしないとばかりに一切の遠慮がない。

否、田中英寿理事長が相当の俗物であろうとも、これほどまでに欲に溺れるとは考えにくい。やはり最高権力者(虎)の威を借る狐や狸が、ここぞとばかりに日本大学事業部を通じて日本大学の利権を漁っているのであろう。、その代表格が井ノ口忠男である。

井ノ口は、日本大学事業部設立後に、田中英寿理事長(同社では取締役の立場)の提案により自動販売機設置事業アドバイザーに会社非公認の扱いながら就任している。

現在は同社の事業企画部部長の要職に就いてはいるが、飽くまでも田中英寿理事長が大学職員で構成される同社に外部から無理矢理捻じ込んだ情実人事であった。それを如実に表しているのが、もう一つの「理事長付相談役」という肩書きだ。

様々な部署から実務者として集められた大学職員にしてみれば、理事長付相談役は田中英寿理事長の意を現場に伝える代弁者であり、逆らうことが出来ない事実上の支配者でもある。

その結果、設立当初こそは本来の趣旨に沿った事業運営を構築しようと業務を進めていたものの、利権誘導組織へと変えていく過程で意に沿わない社員を大学職員の身分に戻し他の部署に飛ばし始めたのである。

中には、不穏な事業に疑義を唱えた真っ当な社員を明らかな左遷人事の異動を命じた例も少なくない。


日大を食い荒らす井ノ口姉弟

紙面にある「日本大学事業部の事業スキーム(現状)」を見れば、井ノ口が田中英寿理事長の傀儡としての役割を担っていることは一目瞭然だ。加えて、日本大学事業部の中核事業でもある損害保険代理店事業に於いても、内田正人監査役(日大本部保険体育局長)の助力・協力を得て様々な利権に咬んでいる。

注目すべきは、井ノ口が代表を務める株式会社チェス・スポーツと、実姉である橋本稔子が経営する株式会社エルフ・エージェンシー(広告代理店)の存在だ。特にエルフ社が得る日本大学広告費用は表向きの売上だけでも、三億五千万円(平成二十四年度)に上る。

しかも、広告手法は屋内外への看板設置といった素人仕事が大半である。所詮は広報予算をぶん取ることが目的であり、費用対効果など微塵も頭にないのであろう。更にはリベートを要求できる相手なら尚のこと好都合といったところか。

この姉弟が稼ぎ出した(というより単なる広報予算の搾取)金から、幾らほど田中英寿理事長の懐に入ったのであろうか。このエルフ社が扱う広告に関しては、広報部で何度も必要なし(無駄)という結論が出てるらしいが、どういう訳か削減されることなく継続している。

理由は「理事長夫人案件」だからという。なんと、田中英寿理事長ばかりか、優子理事長夫人までが日本大学事業部に食い込んでいるというから呆れる。

優子夫人からすれば、旦那の意を汲んでせっせと利権誘導を実行してくれる井ノ口姉弟は可愛くてしょうがないのであろう。姉弟の邪魔をする職員を恫喝してまでも従わせている有様だという。

当然だが、優子夫人には口出す権限などないのだが、それが罷り通るのが現状のようだ。そもそも、自動販売機設置事業アドバイザーといった取って付けた立場で日本大学事業部に潜り込んだ井ノ口だった。

因みに、この件に関して納入メーカーをサントリーに切り替えることを条件に三千万円を得たとされ、誰かの懐に入ったという話もある。何れにせよ、日本大学事業部非公認扱いの立場から、田中英寿理事長夫妻を完璧な後ろ盾とするまで伸し上がってしまった。


田中理事長体制崩壊の日

とはいえ、この状況が続くほど世の中は甘くない。何より、当紙が止めを刺す段階に入っている。

既に井ノ口の日本大学事業部内での利益相反行為は公になる寸前だ。何より、日本大学に相当な損害を与えたことは明白であり、頼みの綱である最強弁護士軍団をもってしても守りきれはしないであろう。田中英寿理事長も立場は同じである。

結局、こいつ等は調子に乗って遣り過ぎたのである。万が一にも、保身の為に昔のよしみで大物暴力団を介在させたともなれば、件の弁護士軍団は即解散し裸同然で放り出されるだけだ。

若しかすると、当局でさえその時を狙っているやも知れない。何より先ずは教職員が先頭に立って現体制の不正を追求すべきなのである。最早、田中英寿理事長が纏っていた暴力団の影はない。

たとえ多少の繋がりが残っていようとも、おいそれと利用できないのが現状であり余計な畏怖を抱くことはないのである。日本大学の崩壊を止めるのは教職員の使命であり、傍観者となる愚行だけは選択しないで頂きたいものだ。


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