巨額詐欺L&G波和二の意を汲む円天を貝に改め活動する残党!

(敬天新聞3月号)

仮想通貨といえば

仮想通貨「ビットコイン」が話題となっている。ビットコインは5年位前「サトシ・ナカモト」と名乗る謎の人物の論文に基づいて誕生したといわれ、時代遅れで非効率的なシステムによる金融サービスを塗り替えるとの呼び声が高く、昨年11月頃より東京を拠点とする取引所「マウント・ゴックス」で一ビットコインの価値が、約200ドル程度だったものが、1千ドル以上に急騰したことで一気に話題となり、バブルを指摘する声が上がったからだ。

現在は政府や中央銀行の後ろ盾がないビットコインのリスクや、犯罪の不正資金洗浄に悪用されるといった懸念の声が高まり価値は一気に急落した。このままではビットコインの更なる普及は難しい現況にある。(注・3月1日現在、主要取引所マウント・ゴックスが経営破綻)。

仮想というだけに、何やら実態があるのか無いのかわからない通貨である。日ごろ詐欺話とばかり対峙しており、現物主義である当紙には全く理解できず、何やら胡散臭く感じてしまう。

仮想通貨などというと、つい擬似通貨の「円天」を連想してしまうからだ。もっとも、円天は「いくら使っても減らないお金」という触れ込みで、マルチまがいで会員を増やし、集めた金が使途不明となった百パーセント詐欺商法に他ならない。

L&Gの波和二会長

擬似通貨の円天

ところで、その円天で知られる残党が、今も尚、擬似通貨で怪しい金集めをしているとの情報が当紙に寄せられた。

いうまでも無く円天とはエル・アンド・ジー(L&G)会長・波和二が独自の電子マネー「円天」を売り物に出資金を募って詐取したとして平成21年2月に関係者20人が逮捕された事件のことである。

約1260億円を集めたとされ、被害額は豊田商事事件の2025億円、八葉グループ事件の1549億円に次ぐ巨額詐欺事件であるとして耳目を集めた。

波会長は平成24年1月10日最高裁で懲役18年の実刑判決が確定し現在、刑務所で服役中である。逮捕・起訴・実刑判決確定後も、毎日のように自らのブログにて独自の理論を展開するなどしていたが、平成24年7月1日をもってブログの掲載を休止することを表明した。

ところが、その波和二の持論を継承し、今もなお会員を募っている男がいるという。


円天を貝に改め

その人物とは、波和二と共に円天普及会と、その100%子会社の円天共同体を設立し、「DコードNo.」なる「お金に困らないシステム」と、円天株の販売や電子ポイント・円天の発行及びその換金業務をしていた両法人の代表取締役・村松良廣という人物だ。村松良廣は、波和二がブログに綴るほど信頼を寄せている人物だ。

この村松良廣が現在、円天普及会を貝普及会、円天共同体を貝共同体に商号変更し、活動しているという。これまでの疑似通貨「円天=エンテン」を「貝=シェル」という呼称に変えたものだ。

「シェル経済のすすめ」と題するパンフレットによると、国家経済よりシェル経済にすれば全ての国民が豊になると謳っている。現金と引き換えに貝(シェル)と称した疑似通貨(村松の解釈では電子商品券)や、貝(シェル)株と称す株券を付与し(購入させ)、取得した疑似通貨の25%を即時に現金へ換金できるという事実上の配当と、疑似通貨・貝(シェル)で、指定の商品と交換(購入)できるという円天と同様の購買システムを展開している。

そして、このシステム(シェル経済)を国の経済に用いれば、デフレも貧困も消費税も無くなり、皆がお金に困らなくなるという夢のような持論をセミナーで謳い勧誘しているとの情報が寄せられている。

誇大妄想による集金!

貝共同体ホームページでは、「日本の国民に来年から、日本はドルを使います。今売られている商品は全てドルで売り買いして下さい。と発表したら、大混乱になることでしょう。

ところが、来年から日本は電子化された商品券を使います。今売られている商品は全て電子商品券で売り買いして下さい。但し、国民一人一人に毎年1億2千万シェルを上げます。と言ったら話は違ってきます。

シェル共同体は、世界の市民がシェル通貨を既存通貨に換金しないで、物と物の流通に使うことに賛同してくれるのなら、会員に毎年生涯1億2千万シェルを上げられる方法があります。

その管理ソフトが出来ています。後は、いかにこの情報を多くの人に届けられるかに掛かっています。本当の無血市民革命を実行に移しましょう。

民間の株式会社シェル共同体がシェル経済を推進するためには、しばらくは換金に応じてあげる必要があります。 日本円本位制度を取ることによって、シェル経済運営の信用を取る必要があるのです。

何時でも日本円22.5%で換金してあげるから、その換金システムがシェル経済を受け容れる人への信用となるのです。

そして10%の使用料を取るシステムが、やがていくらでもシェル通貨を発行してあげてもシェル経済を導入した国家が破たんしないことを知るようになるのです。

お金というものは、本来価値の無いもので、商品を買う時の目安に過ぎないことを自然と誰もが理解するようにするのです。」との持論を展開している。

嘗て巨額詐欺事件に発展したL&Gの会長・波和二が推奨する「世界円天構想」「お金が実質的に減らない仕組み」に良く似ている。

村松くんに、安倍首相や麻生金融担当大臣や甘利経済産業大臣が、アベノミクスよりいいからといって勧誘されないように国民は注意をしないといけないな。

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