週刊文春記事は事実無根で遺憾!大成建設、多田博是副社長の回答

(敬天新聞4月号)



昨年暮れにに週刊文春で報じられた「大成建設副社長・右翼団体を使った四百五十億円不正受注工作」の記事。総工費四百五十億円と試算された東京医科大学(新宿区)での病院建て替え工事は、大成建設が本命と目されていた。

それに異を唱えたのが同大副学長の飯森眞善雄氏であった。その直後から、正氣塾による飯森氏を対象とした街宣が始まり、その模様を傍観者的立場から当紙もブログに掲載した。一昨年の七月のことだ。

それに併せ動き出したのが、大成建設の多田博是副社長であった。先ずは受注工作の一環で街宣の矢面に立っている飯森氏に億単位のニンジン(リベート)を鼻先にぶら下げた。ところが反応が鈍い。

そこで飯森氏は敵(受注するに邪魔な存在)だと睨んだようだ。尤も、飯森氏が警戒の為に録音していたという当時の会話は、話を引き出して言質を押さえている節もあり、飯森氏にも何らかの意図が窺い知れる。

真意は兎も角、多田副社長は街宣の収拾には当事者の自発的辞任が必要だと飯森氏に辞表を出すよう迫ったという。

併せ、街宣は金でかたが着くが、敬天新聞を説得するには詫び状が必要だと、執拗に要求したという。これら要求の一切を拒否した飯森氏であったが、この話し合い中に一旦止っていた街宣が、その後に再開し暫く続いたという。

結局、問題が長期化したことで大学内部でも調査が進んだというが、録音は不鮮明で証拠としては不十分、一方の多田副社長は疑いの全てを否定し、真相は何一つ明らかになっていない。さて、当紙が与り知らない所で随分と揉めていたようだ。其処で、件の文春記事から暫くたった今年二月、多田副社長に質問状を送付した。回答は本人から寄せられた。

代理人を使わず本人からの回答であったので、誠意は感じたが「文春記事の内容と事実が違う」ということだった。それなら「何故文春を『名誉毀損』で訴えないのですか?」という再質問には今のところ回答が来ていない。

この件で唯一ハッキリしているは、大成建設が自滅したお陰で、件の工事を受注した大林組が、漁夫の利を得たということだけだ。


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