国民的!?アイドルAKB48の闇 AKB商法に巣食う怪しい大人達

(敬天新聞7月号)

6月7日にフジテレビが放送した四時間にも及ぶ「AKB48選抜総選挙生中継SP」の視聴率は、関東地区で番組平均16・2%瞬間最高は28・7%を記録したという。

ファンの投票によってメンバーに人気順位を付ける、年に一度のイベントだ。NHKのニュースでも総選挙の結果を取り立てる程、今やAKB48は「国民的アイドル」だと言われている。

前回1位で、今回2位となったメンバーの指原莉乃が、AKB48を見て「あんな子が成れるなら私の方が〜」みたいな一般女性の会話を耳にして心を痛めたという話をしていたが、なるほど非難の声を逆に捉えれば、自信の無い女性に勇気を与え、凡人やブスに甚だしい勘違いと自信をもたせているという意味で、貢献しているということに成るだろう。

昭和のアイドルは、見るものに夢と憧れを抱かせ、スターと呼ばれる人も多く存在した。結婚しても、子供が出来ても、離婚しても、非難にも屈せず現在もアイドルでいる松田聖子は大したものだ。 また、アイドルではないので引き合いに出して申し訳ないが、宝塚歌劇団のメンバーなどは、スターとしての品格を固持し、ファンにとって憧れであり雲の上の人である。伝統のあるのと無いのでは、本物と偽物くらいの違いがある。

今のアイドルは身近に感じさせることを売りにしているが、憧れではなく「誰でもなれる」「私の方が勝っている」「ウチの娘でもなれるのでは」という具合に、アイドルの価値観を低俗に貶めている感がある。それもその筈、その方が運営者にとっては都合が良いから、そのように作っている。

誰でも手が届きそうな位置にAKB48を置くことで、アイドル志願者は増えるし、テレビに出られるなら何でもやりますという品格の乏しいアイドルは扱いやすいからだ。

そして「会いに行けるアイドル」のコンセプトの下、客も群がる。だから総選挙の前になると挙って週刊誌で際どい露出でエロ本さながらのグラビア写真を載せるAKB48のメンバー達。トークや歌や踊りは苦手でも関係ない。

団体での人気は数で補える部分が多い。しかし個人の人気は、お尻をどれだけ露出するかで票を上積みするしか無いようだ。それは芸や魅力の乏しさを意味している。それでも人気を博しているのは悪い大人が画策する「AKB商法」の潮流に皆が取り込まれているからだ。

AKB商法の利権分配

AKB48総選挙に一回投票するには、CDを一枚購入しなければならないから、一人で4600枚900万円も費やしたファンがいると週刊誌が報じていた。また、ネットでは一人で3150万円をCD購入に費やした熱狂的なファンが話題となった。

客は貢ぐことで愛情を表し、お嬢の人気を押し上げる。AKB48がキャバクラ商法と言われる由縁でもある。しかし、選挙の投票券を金で買い、そのオマケにCDが付いてくるというように、品物の価値が逆転している。

昔、ビックリマンチョコレート(ロッテ)のオマケについてくるシールが流行ったとき、大量にお菓子を購入した子供が、オマケのみを取り、お菓子は食べずに捨てるという行為が横行し、社会問題になったことがある。

過去にAKB総選挙の投票券付きCDも、ビックリマンチョコ同様に公正取引委員会より行政指導を受けているが、何がどう改善されたのか?自身の順位しか関心の無いAKB48は、握手券や投票券目当てで大量に買われたCDの末路をどう受け止めているのか?

無駄な購買欲を助長し、主たる商品が蔑ろにされる不道徳な行為を野放しにしてはならない。

AKB48は、歌手美空ひばりの「川の流れのように」等の作詞や芸能プロデュ―サーとして著名な秋元康と、芝幸太郎(office48代表)、窪田康志(運営会社AKS)の三人が意気統合して始めたアイドル事業「秋葉原48プロジェクト」が始まりである。

このうち窪田康志は、都内の電子部品製造業を営む資産家の御曹司であり馬主で知られ、資金難であった初期の「秋葉原48プロジェクト」に二十億円という多額の資金を出した功労者だと言われている。

そして、キャバクラの店長をしていた戸賀崎智信を、客だった芝幸太郎が誘って秋元康に紹介しキャバクラ店で女の子同士を競わせていたシステムを真似して出来たのが「AKB48総選挙」だという。

だから、「キャバクラ商法」という謂われに間違いは無いようだ。

AKB48のメンバーは加入直後、所属事務所が全員「運営会社AKS」であったが、本格的なソロ活動やユニット活動をするメンバーはそれぞれ個別事務所に転属する事になったので、現在AKB48のメンバーが所属している事務所は、office48、ホリプロ、太田プロ、尾木プロ、サムデイ、その他。同じグループでありながらメンバーの所属事務所がバラバラとなっている。

既存の芸能事務所を脅かす存在に歯止めをかけるべく「芸能界のドン」が動いたのかどうかは知らないが、老舗も新参者も潰れないよう上手に利権(AKBメンバー)を振り分けたという印象だ。

音楽情報会社オリコンが6月17日、2014年上半期のシングル売り上げランキングで、AKB48の「ラブラドール・レトリバー」が176.4万枚で首位だったと発表した。2、3位もAKB48の楽曲が入り、上位3曲を独占した。この一位となった「ラブラドール・レトリバー」は、AKB48総選挙の投票券付きCDである。

アーティストによる上半期シングル部門トップ3独占は、1968年のランキング発表開始以来46年目にして史上初の快挙であるとメディアは騒いでいる。しかし、歌やアーティストを大切に思う気持ちがあるならば、このような発表をしている音楽情報会社オリコンを筆頭に、歌やアーティストの人気を純粋に公平に表すランキングを業界全体で推奨し、改善するべきである。

昨年は、オリコンの小池恒社長が、AKB48等が行っている特典商法に難色を示す発言をしたとして話題となった。特典付きCDの特典ランキングだと揶揄されランクの価値が下がったからだ。

アイドルの握手券や総選挙の投票券を付けて売ったCDを、一人で数千万円分も購入するファンがいるというAKB商法は、無駄な購買欲を助長し、主たる商品が蔑ろにされる不道徳な行為を生じさせている。

だから、オリコン社長の発言に、大物演歌歌手やミュージシャンを抱える芸能事務所が同調するかと思いきや、AKB嬢という利権を各大手芸能事務所が手に入れてしまった現在、鳴りを潜めている。

利権を手にした大手芸能事務所の社長らが理事を務める日本音楽事業者協会が機能不全になっているということだ。

日本音楽事業者協会は、音楽事業の健全な発展と文化芸能の質的向上を図ることにより、広く国民生活の向上に寄与することを目的としている組織である。

悪い大人が金儲けの為に仕掛けているAKB商法は、国民的アイドルと称しながら、このような不道徳なCD販売と、卑猥なグラビア写真を世に垂れ流し、アイドルに憧れを抱く子供達に拝金主義を助長し、貞操の意識を低俗に貶めている。売りっぱなしヤリッぱなしでは悪徳商法と変らない。

芸能界を侵食している暴力団と薬物の問題は、押尾学をはじめ、純情派アイドルであった酒井のりP、恋愛ドラマの主題歌を歌う正統派のチャゲ&飛鳥の飛鳥が逮捕されたように一向に無くならない。

芸能界と薬物の関係は、社会に与える影響が多大であると問題視されているにも拘らず、週刊誌に脱法ハーブ吸引を咎められ「問題あるんですか?」と言い放った戸賀崎智信や暴力団関係者と噂のある芝幸太郎がAKB48に深く関わっている。

それなのに警視庁まで、人気があるという理由だけで、AKB48を防犯や交通のキャンペーンに起用するのは理不尽である。

運営者の腐った心得

また、AKB48の運営に幹部として携わってきた連中が、このような疑惑を持たれているのに、NHKまで国民的アイドルとして総選挙の結果をニュースで特別に取り立てるのは如何なものか。

NHKは、AKB48をニュースや番組で取り立てる前に、「国民的」という言葉に疑義が生じないように、AKB商法の不道徳を糺すべきである。

いい加減、AKB関係者やエーベックス関係者に限らず芸能界全体の問題として暴力団と薬物といった闇を一掃して頂きたいのだが、違法薬物対策本部まで設置していた日本音楽事業者協会は何の為にあるのか?

社会問題となっている脱法ハーブ吸引を咎められたAKB総支配人の戸賀崎智信は、「違法ではないだろう!」と言わんばかりに「問題あるんですか?」と反論していたと週刊誌が報じたが、この言葉はAKB48を飯の種にしている者の心構えを表している。

また、戸賀崎智信は妻子のことも自分の職責も省みずAKB48と同世代の女の子を次々とホテルに誘い込み、週刊誌には風俗嬢だと反論していたそうな。

未成年者をメンバーに抱え、社会にも影響力のある立場でありながら、法に抵触しなければ良いと言い放ったに等しい戸賀崎智信は、公序良俗に反する罪の意識を表して、全ての役職を解かなければ何の御咎めにもならないだろう。

また、創始者の一人であるoffice48の芝幸太郎社長は、当社も糾弾街宣を行った悪徳金貸し商工ファンドで支店長の経歴を持ち、暴力団との交際やカジノ経営、パチンコ台裏ロム販売、元闇金で「貸します詐欺」をやっていたという黒い噂が報じられている。

借金の型に嵌められAV女優に堕ちたAKB嬢も元は芝幸太郎のoffice48に所属していた。そして、office48取締役の伊藤健志は、海老蔵事件の舞台となったバルビゾンビルのオーナー伊藤良三の息子で潟oルビゾンの常務であるという。

バルビゾンビルには関東連合の関係者が運営するキャバクラなどがあるとも言われている。

秋元康は、芝幸太郎についてAKB48にほとんど今は関係ないと週刊誌に答えているそうだが、近年、秋元自身もAKB48の運営から身を引くと公言しているとの話もあるから、表に出せない心労があるのかな?

週刊誌が報じる疑惑の数々

office48芝幸太郎社長のドス黒い過去、元闇金「貸します詐欺」疑惑。取締役の伊藤健志と関東連合・海老蔵事件の点と線。

日本最大のヤクザ組織との交際疑惑。AKB48の運営会社AKS・窪田康志社長の野球賭博疑惑。薬物乱用、枕営業疑惑、借金の型に嵌めAV女優に転身疑惑、母親が少年淫行逮捕、握手会襲撃事件など、何かと悪い話題が絶えないAKB48の周辺事情。

違法でないなら何でもして良いという考え方は、日本人には馴染まない。

少女やファンがアイドルへ抱く憧れの心を、欲望と銭儲けだけの為に利用する怪しい大人達が巣喰うAKB商法。仕掛け人の一人である秋元康も、いつまでも金の流れに身を任せていたのでは、天国の歌姫・美空ひばりも浮かばれないだろう。

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