利権分配で芸能界を支配するAKB商法に巣食う怪しい大人達

(敬天新聞8月号)

AKB48握手会の妙

アイドルグループ、AKB48が7月13日の札幌・真駒内セキスイハイムアイスアリーナを皮切りに、全国握手会イベントを完全再開することを発表した。

5月25日の握手会ノコギリ襲撃事件から41日ぶりに東京都内で開催した5日の握手会成功を踏まえ、再開が決定したという。ファンに厳重な持ち物検査を行い、厳しい監視の下で、柵越しに握手をするというから、まるで加害者と被害者を拘置所で面会させるみたいな対応で異様な緊張感が漂っている。

ファンはせっかく大枚をはたいて、遠方よりはるばる片時の握手に臨んでいるというのに、持ち物検査に時間を要して何時間も並ばなければならない。いっそ持ち物検査など止めて、握手の時間を少しでも延ばしてはどうか。

そのかわり運営者は棍棒をもってメンバーの脇に待機し、AKB嬢も反撃用のハンマーを片手に握って握手したら良い。そうすれば柵も必要ないだろう。妙な動きをする奴には容赦なく反撃する意思を示せば抑止力となるだろう(ハンマーでお仕置きされて泣いて喜ぶ熱狂的なファンもいるかもしれないが)。

「会いに行けるアイドル」を標榜していたAKB48の原点は、秋葉原での劇場公演である。しかし、人気上昇に伴い劇場公演は観覧しにくくなってしまっている。それゆえ、CDさえ買えば「会いに行ける」握手会が、人気(銭儲け)の生命線となっている。だから、ファンの為というよりも、AKB商法に携わる大人の事情で、握手会は何があっても止められないということだろう。要は金、金の流れを止めるわけにはいかないということだ。

昨年、人気メンバーの一人であった板野友美が「秋元(康)先生には、『君たちは、まな板の上の鯉。自分で自分を作るって言うよりすごい人たちに任せなさい』って言われてきた」と複雑な心境を打ち明けていた。この秋元康の言葉を大人目線で要約すると「アイドル志望の少女は銭儲けのネタであり、どのように料理して客に喰わすか俺たちが決めるから黙って言われた通りにしろ」ということだろう。

池袋駅西口の路上で、歩道に車が突っ込み、男女8人が死傷する事件が起きたことで、大変な社会問題となっている。原因となった脱法ハーブについて、昨年、週刊誌から使用を咎められた戸賀崎智信(元総支配)が、仮に合法ハーブを使用したとしても「問題あるんですか?」と反論していたが、秋元康や戸賀崎智信の言葉はAKB48をメシにタネにしている者の心構えを表している。

多くの 未成年者をメンバーに抱え、社会にも影響力のある立場でありながら、少女の夢や希望などよりも、お尻を出してでも、パンツを脱いででも、金を稼がせる道具としか考えていないということだ。

だから、AKB48がキャバクラ商法と呼ばれる由縁となっている「AKB48総選挙」もエンターテイメントとして楽しむのは良いが、結果を真に受けてファンが投票券付きCDに大金をはたいたり、AKB嬢も「まな板の上の鯉」になって安易にお尻を出したりパンツを脱いだりしてはいけない。

今年のAKB48総選挙1位は「どうせ尾木さんのところ」との噂が流れていたというが、昨年までの1位を所属事務所で表すと以下の事が解る。

AKB総選挙の歴代1位は、

第1回・前田敦子


第2回・大島優子


第3回・前田敦子

第4回・大島優子

第5回・指原莉乃


第1回から昨年の第5回まで全て太田プロの所属で「お尻を出した子、一等賞!」という都市伝説。

そして今年の1位は渡辺麻友(尾木プロ)で、他10位までにバー二ング系、吉本系、ナベプロ系、AKSの所属がバランス良く入っている(大手のサンミュージックがいないけど過去に松井珠理奈(4位)の獲得でバーニングと揉めたという雑誌記事は本当だったのかな?)。

そして、AKB48の実働部隊は以下のスタッフ達だ。

窪田康志(金主)

松村匠 (元フジテレビ企画部長)

細井孝宏(AKB株主の京楽取締役)

牧野影宏(アクターズスクール創始者牧野正幸の息子)

阿比留一彦 (電通)

藤田浩幸 (電通)

磯野久美子( 太田プロ社長の娘で秋元康は旧知)


機能不全の音事協

違法薬物対策本部まで設置していた日本音楽事業者協会が、戸賀崎智信の脱法ハーブの言動に甘いのも、握手券付CDや投票権付CDを売るAKB商法の不道徳に甘いのも、元はAKS所属のAKB嬢を分配することにより、AKB利権を手にした大手芸能事務所の社長らが理事を務める日本音楽事業者協会が機能不全になっているからだ。

ファンが推しているAKB嬢の為にいくらCDを購入したところで、儲かるのは@人気が高く一人でも仕事が取れるAKB嬢を抱える大手芸能事務所、A何もしなくても儲かるAKB48の商標権を有するオフィス48の芝幸太郎、BCDがとにかく売れれば良い作詞家の秋元康先生だ。

大半のAKB嬢は、人数で分割されたギャラを事務所経由で搾取され、体を張っている割に儲からない。だから、AKBを通過点として女優や起業を目指す者も少なくないだろう。

しかし、無知な少女が一攫千金を夢見て渡り歩けるほど芸能界は甘くない。特に個人の芸が要らないし、磨かれないアイドルグループAKB48では、離脱したら名前は売れていても、芸能人として生きて行くのは至難の業だ。

嘗て初期メンバーに、センターも務めていた事がある中西里菜という元office48所属(代表・芝幸太郎)のAKB嬢がいた。彼女は有望視されていたにも関わらず突然体調不良を理由にAKB48を脱退し、すぐさま週刊誌でヌードとなり「やまぐちりこ」という名でAV女優としてデビューしファンに衝撃を与えた。

その背景には、悪い大人にソロデビューとか起業を仄めかされ、母親が融資を受けるが事業に失敗し、多額の借金を抱え、AV女優になることで返済したのだという残酷な噂がある。近頃では、借金を返済してAV女優を引退し、昨年6月には結婚して子供が生まれたということも自信のブログで明かされ、ファンの間では同情の声と安堵の声が上っていた。

ところが、その中西里菜の旦那が実は山口組系暴力団員で、6月末に傷害事件の容疑者をかくまった疑いで他の暴力団組員と共に逮捕されていたことが明らかとなり、再びファンに衝撃を与えている。中西嬢には是非、アイドルを夢見る世の少女達に警鐘を鳴らすべく、金スマ出演による告白は無理でも、自叙伝を執筆してAKB48の闇を暴いて頂きたい。

大人も子供も、猫も杓子もAKB48に浮かれているが、テレビの画面で見ているのは華やかな一部分に過ぎないのだから、芸能界とは、こういう危険な側面を有していることを充分に理解しておかなければならない。

夢心地で、「うちの娘もなれる」「私にもなれる」と安易に人生掛けたら火傷する。秋元康のいう「まな板の鯉」でいたのでは、誰かに喰われて捨てられるのを待つだけである。そして、利権分配で芸能界もメディアも支配するAKB商法は、日本の風紀を乱し、お尻を出すのもパンツを脱ぐのも躊躇わない少女たちを生むばかりである。つづく。

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