(敬天新聞6月号)
全国に晒された水戸の悪政 |
当紙が追及していた水戸市議である松本勝久が、平成27年5月20日ついにテレビに出演した。
出演したといってもTBSテレビの報道番組「Nスタ」で、所属する会派の不自然な支出を追究され、とんだ猿芝居を演じたというものだ。
放送前から水戸市民の何人かから「TBSでニュースが流れます。御社の報道のお蔭です。有難うございました。」とのお礼の電話が入っていた。
当紙もしっかり社会のお役に立てたかな?切っ掛けは投書であった。最初は松本の思い上がりと横暴による個人的な市議会乗っ取りを糾弾してくれというものだった。 松本も勘違いの有頂天だったのだろう。何の理由もなく、任期途中の議長に対し本会議で「辞めろ」と因縁をつけ、辞めなければ百条委員会に掛けると騒ぎ立て、市政を混乱に陥れていた。
背景をよく調べたら子飼いの議員を残りの任期の間、議長に据えるために仕組んだ恫喝だった。それを記事にしたら、沢山の投書が送られてくるようになった。
その中に不自然な支出を告発する領収書もあったのだ。
Nスタは、松本の会派が作成したチラシの印刷代で謎の領収書が見つかったとして「徹底分析!」と大きく報じてくれた。
まだまだ序の口 |
しかし、まだまだ序の口である。当紙では、更にチラシの郵便代として金券ショップで購入したとする多額の郵便切手の領収書についても、不自然であると追及してきた。
何故なら、その場で郵便切手を金券ショップで換金することが可能だからだ。
先の統一地方選挙で水戸市議選も行われたが、悪名高き老害議員が相次ぎ当選した。
シガラミを断ち切れなかった水戸市民に対し、当紙は憤りを感じていた。
しかし、今回TBSを動かしたのは勇気ある水戸市民の告発であるということだから、まだまだ水戸市は捨てたものじゃない。
市民の血税が水増し請求されていた恐れがある。大量の郵便切手換金疑惑も然り、浮いた金はどこに熔けたのだろうか?疑念が湧くばかりである。
松本たちによる悪さは、議長席乗っ取り騒動や政治活動費のネコババ疑惑だけでなく、仲間内での農地転用不正使用もある。
過去に農業委員が逮捕されたにも拘わらず、農業委員会と議会が、その不正を「不問に伏す」というお粗末な決定を出し、水戸市民は呆れていた。松本所有の農地不正転用も農業委員長の農地不正転用も不問となっていた。
保守的な風土故、あまり怒りの声はあがらなかったが、内心は忸怩(じくじ)たる思いをしている市民は多かっただろうから、TBS報道には勇気付けられたことだろう。
水戸市民が刑事告発するという話もあるから松本も潮時か。TBS「Nスタ」には、ネタはまだまだあるから続報を期待しています。