学校法人東京ドリーム学園を喰い潰す前理事長の共同正犯

(敬天新聞8月号)

元理事長の共犯者

昨年、当紙十二月号で、学生ビザによる留学を装った外国人の不法就労を目的とした犯罪学校酒田短期大学(山形県)の理事長だった貝原秀樹が、今度は東京ドリーム学園(巣鴨にある主に外国人留学生を対象とした専門学校)で、「学校法人支配権」なる名目で売買を企て四億五千万円を手にするも履行せず、しかも金は学校に入れず殆ど個人の別法人に使ってしまう公私混同を行っていると報じた。

この学校法人内部金食い荒らし専門詐欺とも言うべき東京ドリーム学園の元理事長貝原秀樹による私的流用事案について、今年六月になって監督官庁である東京都に決算書の開示請求を行ったら、二十六年度の収支報告がまだ出されていないと言われた。

二十六年度の決算書の提出は二十七年の三月が締日であろうから、もうとっくに出されていなければいけない筈である。出せない理由があることの証左ではないか。

都の情報公開で真っ黒に塗り潰された決算書


年間四億円の売り上げしかないのに、十億円も借金をしていて、どうやって返済するのか知りたいところである。貝原元理事長が、学園の資産を担保に金を引っ張っては、理事会も開いてないのに開いたように装って、学園の金を流用し続けた結果である。しかもこの流用には、現理事長の田中建志の協力が不可欠であった。

それまで田中は一教員で、貝原の使い走りに過ぎなかった。貝原の娘の葬式を仕切ったことで、貝原に気に入られ、突然校長に指名され、またダミー的理事長に指名されたのである。

だからこそ、貝原が理事長を辞めて、ドリーム学園と何ら関係ない状態になってからも、学園から貝原個人が借りた金を返済しているように見せかけるために、一五〇万円の給料を貝原に出し、一〇〇万円を学園への返済にあて、五〇万円を源泉として税金に充てていたのである。

また田中は学園から、貝原に七億円の無担保貸付を認める理事会議事録を作成し署名押印することに積極的に協力しているが、理事会は開催されておらず、貝原と貝原の娘である麻生、そして田中以外の理事は、貸付事実を知らないのである。この行為は有印私文書偽造ではないのか。

その謝礼が田中の給料増額ではないのか。田中の給料は平成二十年の時点では月額三十九万五千円だった。ところが二十四年には八十八万円、二十五年には九十八万円。そして現在は一二〇万円を超えているという。

他の職員給与は平成二十年以降ほぼ横ばいなのにである。貝原の単独行為であれば本来、現理事長の田中は刑事告発すべき立場にある。しかし、告発しないのは共同正犯ともいえる立場にあるからだ。

田中が貝原と一心同体であるという証拠に、田中は理事留任承諾と、相反する辞任届を同時に提出するという異常な行為を行っている。監督官庁である東京都は、この二人の行為を精査し、警視庁に告発すべきである。

近頃では田中が貝原と距離を置いてると言う噂もある。重しのような貝原が学園からいなくなり、自分が学園のトップで采配を振るえるようになったからだ。今では愛人を副校長に据え、自身の給料も一二〇万円にアップし、副校長の手当ても学園の金でカバーができる立場である。我が世の春を謳歌しているという話だ。

田中理事長と池内副理事長


的外れの訪問者

ところで何を勘違いしているのか、当紙に「ドリーム学園は幾らで買えますか」と尋ねてくる者がいる。ドリーム学園の追及記事を書き続けているので、内容を探りにくる者や、あわよくば一枚噛んで濡れ手に粟という、口八丁手八丁のブローカーの類である。 弁護士業免許を剥奪(退会命令)されたにもかかわらず、弁護士活動をしている代表的な一人である小林霊光氏の片腕らしき匂いを仄めかせ、会う度に内容が違う話をしていた荒木某も、今ではすっかり貝原チームの一員となって動いているようだ。

この荒木某も「都(監督官庁)とは話が着いている」とか、「自分が買う」と言ってみたり、「小林先生の先に太い買い手は居る」と言ってみたり、その割には貝原に貸し付けている先を紹介してくれと言ってみたり、結局何が言いたかったのか、何をする為に訪ねてきたのか最後まで理解できなかった。他にも何人も尋ね人があった。

中には「直近の決算書はありますか?」と言う者もいたので、「何でうちがそんなモン持っているのよ。自分で取ればいいじゃないか」と追い帰した。とはいえ当紙も決算書は気になるので念のために都庁に行って開示請求をしてみた。それが冒頭に書いた決算書の開示請求に行ったという経緯である。

真っ黒の決算書

六月十八日に請求し開示されたのが七月二日であった。しかし、直近の決算書は二十五年度分で、二十六年度分はまだ提出されていなかったのである。開示された書類は全部で十五枚(財産目録・資金収支計算書・消費収支計算書・貸借対照表)である。

ところが、判るのは財産目録の中の資産が十八億で、負債が五億弱で正味財産が十三億五千と書いてある部分だけで、それ以外は真っ黒に塗り潰されており殆ど内容が分からないようになっていた。いったい何の為の情報公開制度なのか。

個人資産ではなく学校法人の決算書をなぜ故ここまで隠す必要があるのだろうか?舛添要一東京都知事の名で出された開示決定通知書には、真っ黒に塗り潰した理由(非開示事由)について「公にすることにより、学校法人の財産状況を具体的に把握することが可能となり、法人の事業運営上の地位その他社会的な地位が損なわれる」と書かれていた。

しかし、その東京都の意に反して開示されない事を良いことに、学園の事業運営をやりたい放題で損ねているのが貝原田中ではないのか。一般に開示することで不正が抑止されることもあるのである。

その抑止を公に委ねることを拒む東京都は、尚さら責任をもってドリーム学園の不正を徹底的に暴くべきである。これを成し遂げずに、舛添東京都知事が機能不全の下村文科相や政府批判をすることは出来ないのではないか。

これら決算書だって、貝原と田中が作ったのだろうから、粉飾も偽装も多いにあり得ることだ。また決算書のついでに、役員変更があったかも知れないと思い、謄本も取りに行ったら、閲覧できない状態になっていた。

登記所によると、ドリーム学園から六月二十四日に書類が提出されて、七月三日に受理される予定だったが、書類に不備があった為に受理されず、未だ不備を改め再提出されていないということだ。それで閲覧できない状態が続いているそうだ。

何某かの変更を企てた可能性はある。その提出書類に不備があったという事か。例えば印影が怪しいとか、何か不備があったという事だろう。まーそのうち真実は明らかになるだろう。それにしても東京都は監査もしないで、何をしとるのかね舛添さん。

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