敬天新聞3月号 社主の独り言(辛口)

(敬天新聞3月号)


▼生活保護を不正に受給している人間の何と多いことか。本来は体が不自由であるとかの理由で仕事が出来なくて、生活困難者に対して国が支援してあげる制度なのである。それでも昔の人は人として誇りがあるのか、中々受給しようとしなかった。

それが今は競って受給しようとするし、資格の無い者まで受給し、生活保護費を舞台にビジネスにするものまでいるのである。予算が足りないとか借金が千兆だとか言いながら、何故もっと慎重に受給者を審査しないのか?一時は売れっ子芸人の親が生活保護費を貰っていたことで話題になったが、日本人は直ぐに忘れてしまうのである。

貰える資格の無い外国人が貰ってるケースさえある。その国の文化や風習、制度の成り立ちを理解できない外国人は、ただ貰えるものは貰った方が儲け、という感覚しか起こらないだろう。

いくら担当者がバカでも、外国人に受給などさせない。そういう無茶でも押し通してしまうような、仲介者がいるのである。「似非同和」たちである。

同和支援対策時限立法は、もうとっくに終わったが、一部にまだ活用(悪用)している者たちがいるのである。しかも殆どが似非である。それは役所が見極めなければいけない筈なのに、現実にはまだ生業にしている者がいるのだ。

当紙の本部を置いている埼玉県戸田市は競艇場があるので、補助金が潤沢で行政サービスが行き届いていて、住みやすい街ランクの常連である。

現市長も『多選弊害』を訴えて、市長に当選したが、自分が当選したら、中々辞めない。

まー市民が、その人がいいと思い選ぶのであれば、特段の違法行為さえなければ、別に目くじら立てることでもないと思っている。

しかし、補助金が潤沢なのか、生活保護の申請が容易なのか、他所から浮浪者をかき集めて、戸田市に申請する「貧困ビジネス」社まで現れたのである。その代表者が和合秀典である。

警察にも届けたが、「民・民の契約」だからと、事件化しなかった。和合は、「寝る所も、食事もあるよ」と、浮浪者をあっちこっちから集めてきて、自分の借りたアパートに押し込み、役所に生活保護申請させ受給させるのである。最盛期には三百人以上を集めていた。

そして受給した額の十二万のうち、十万を取り上げていたのである。役所だって、そんな簡単にホイホイと生活保護費を出すわけではない。何か仕掛けがあるのである。それが正式な「民・民の契約」と言えるだろうか。和合は、こんな小汚いことをしながら、参議院選挙に立候補したりしていた。

何度も街宣かけて和合本人は逃げ回った。朝日新聞が記事にしたことで、このビジネスが表面化し、最後は脱税で捕まった。

それで、終わっていたのだが、「敬天に金を払って街宣を押さえた」という話を和合の元側近が話していると言うので、「この馬鹿野郎、お前らの話で十円の金も貰っちゃいねーよ。街宣を辞めたのはお前らが引っ越して居なくなったのと、逮捕されたからだよ」ということで、まだ子供や妻名義で不動産を隠し持ってると言うから、その全てを吐き出させる為と、役所に「生活保護制度」の成り立ちと必要性、本当に必要な人に支払う義務、を再度認識してもらう為の警鐘として、記事にした次第である。詳しくは当ホームページでご覧下さい。

▼北朝鮮のジョンウン閣下は、最近アルカポネに見える。本人も結構カポネを意識しているじゃないだろうか。葉巻らしき煙草を吸ってるところが、妙に映像を意識してるように見えて仕方がない。年齢的にもまだ発展途上だから、そういうかっこよさに憧れるのは仕方がない。

ジョンウン閣下になってからの北朝鮮は、国というよりマフィアになったような感じもする。

思い通りに動かない部下や、気に入らない部下を、見せしめのために有無を言わさず、殺害してしまうこともできる。粛清という名の殺人である。国がやるから、犯罪には問われない。欲しいものは全て手に入る。全ての者が自分に畏まる。楽しくて仕方がないだろう。あれだけ核実験に成功すれば、自信もつくだろうし、怖いものなしと錯覚するだろう。

このまま時間を掛ければ、掛けただけ北朝鮮の核開発は進むだろうから、ますます他国の意見に耳を貸さなくなるだろう。今なら一気に潰すことは可能である。

ただ、独裁国家である北朝鮮が潰れたら、その後の統制のとれなくなった国民を誰が面倒見るかである。先ずは同じ民族でもあり地続きの韓国に、難民は押し寄せるであろう。

その次は朝鮮族が住んでいる中国である。問題はその次である。間違いなく北朝鮮難民の中の何十万人は日本の同胞を求めて日本にやって来る。その時、日本は薄情に「受け入れない」と言いきれるか。

難民は命がけだから、小さな船に十倍二十倍の定員オーバーで乗船して押し寄せて来る。いくら港を封鎖しても、上陸させないで放っておくと、波で船が沈没して、乗船難民が死んだりすると、世界中から批判の声があがる。そうなれば、取りあえず上陸させて収容せねばならない。

親戚がいる者はともかく、いない者も「親戚がいる」ということで、紛れ込んでくるだろう。それらを、追い返すだけの薄情さを日本人は持ち合わせていない国民である。今の北朝鮮が、そのままの状態でずっと続くとは思えない。

近い将来、間違いなくそのような日は来るだろう。今から、そういうことも覚悟していなければいけないのであるが、二者択一が出来ない国民であるうえに、あれもダメ、これもダメという考えだから、何をするにしても結論を出せないのである。

そんな中で、安倍さんはよく、独自の制裁を課した。拍手したい。出来ることならもっと早くから日本独自の厳しい制裁をすべきだった。

「十万円以上の送金は申告すべき」はいいねー。今までは百万だったから百人で持って行けば、一億持って行けたが、今度は一億持って行くのに、千人が必要になる。

それに北朝鮮籍の船の入港を認めない。他国の船であっても北朝鮮に寄港した船の入港も認めない。いいねー。この船で、覚せい剤をはじめ、色んな違法のやり放題だったから、当たり前である。北朝鮮籍人の再入国を認めない。これもいい。

▼戦いというのは、途中で躊躇したり温情をかけたりすれば、足元を掬われたり、敗戦に繋がったりするものである。やりかけたら、最後まで徹底して雌雄を決するまで戦うしかないのである。だからこそ、戦う前にしっかりと、「この戦に正義はあるのか」、いや正義というものは、自分を勇気づけるために、あるいは正当化するために「お互いに」に使う言葉であるから、「この戦いに正義はどのくらいあるのか」ということを、議論することが大事であろう。そうでなければ戦いは止めたほうがいい。すべてが中途半端になるからである。

ロシアがIS(イスラム国という名のテロリスト集団)の攻撃を始めたら、ISの勢力が極端に落ちた。経済的にも苦しくなったのか隊員の給料が半分になったそうである。ISに対して先鞭をつけたのはアメリカとヨーロッパチームであった。

しかし、IS側は、より対抗するように、ネット動画で人質の処刑を晒した。その中には、日本人も含まれていた。その後、一進一退で手をこまねいていた、というのが実態であろう。そこにロシアが介入した。細かい事情は知らない。ロシアは問答無用で無差別に攻撃を始めた。

ISはテロを起こしては民間に隠れ、を繰り返していたので、アメリカ側は、民間への誤爆は、国民や世界から批判を受けると、確実なISの施設・要塞以外は砲撃できないでいた。それが壊滅できない大きな要因だった。

ロシアは敵を倒すために問答無用で爆撃を始めた。民間の中にISが紛れ込もうが、一切の躊躇はしない。目的完遂のためには、批判など聞く耳は持たない。

不思議なもので、そのくらい圧倒的な気持ちで事を進めれば、国民も批判できなくなるのである。これが社会主義・共産主義・国家主義の強さである。人は心を無くせば一夜で鬼になることもできるのである。

都会と田舎では、都会の方が犯罪はしやすい(田舎には誰か知ってる者がいる)。昼と夜とでは夜の方が犯罪がしやすい(昼には見ている人が多くいる)。

自国と外国では外国の方が犯罪がしやすい(外国では自分を知ってる人がいない)。素顔と覆面を被るのでは、覆面を被る方が犯罪はしやすい(覆面を被れば誰だかわからないような気になる)。恐らく人は、表の顔と裏の顔の二面性を持っているから、そのような感覚になるのではないか。

今はアメリカが世界の警察と名乗ってるが、三百年前ヨーロッパから来た白人が、アメリカ原住民を追い出して乗っ取った土地である。歴史がないから、文化も伝統も慣わしもない。そんな国が世界のセンターにいる。

歴史の大切さ、文化の貴重さ、伝統の有り難さ、そんなものが歴史のない国にはわからないだろう。全ての人々が自国に誇りを持ち、郷愁を持っている。それを否定されれば、怒るのは当たり前である。

どこかで妥協し、譲り合い、理解し合えば、仲良くやっていけるだろうが、出現するリーダーによって、北朝鮮のような国は生まれる。今、たまたまアメリカを中心に世界は回っているが、いずれ色褪せる日も来るだろう。

何千年も昔から、色んな国に英雄が生まれ、その都度世界制覇を目指してみたが、それを果たせた者はいない。言語が違い、食生活が違い、文化が違い、宗教が違い、そこに利権や貧富まで絡んでくるのだから、そんなに簡単に一つに纏まれるものではないのだ。

しかし、それを力で抑えても、いずれまた火種は残る。とは言いながら現実は、力関係で国も国際社会も維持され成り立っているのである。北朝鮮が核を持ちたがるのもわかるよなー。


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