(敬天新聞9月号)
セコムVSケイテイ |
本項に掲載した資料は、投書として届いたものである。誰が何の目的で当紙に送ってきたのか意図は不明であるが、内容としては週刊誌が飛び付きそうなものである。
何故なら、ご覧の通り警備業大手であるテイケイ株式会社 (旧・帝国警備保障)の高花豊会長が、セコムの飯田亮最高顧問に対し、送りつけたとされる質問状であるからだ。
しかし、日刊ゲンダイ(デジタル版)のコラムでノンフィクション作家の溝口敦氏が触れているくらいだ。
この投書は、あっちこっちに送られているみたいだけど、警備業界の内紛か何かあるのかな。第二弾となっているから、第一弾もあったということだろう。
セコムの飯田亮氏と言えば、警備業界で初めて会社を上場させた男で、業界のトップを走り続けた男として有名であった。
昔は日本警備保障と名乗り、昭和の人気ドラマ「ザ・ガードマン」のモデルでもあった。
「パナマ文書」に飯田氏の名前が載ってるというのは、一連の騒動で知ってはいたが、こういう税逃れに利用するとは知らなかった。
ということは、他に名前の載ってる奴らも「脱税はしていない」とか「違法な税逃れはしていない」とか、言ってるが、似たようなことをしてるということだな。これを機会に、もう一度精査する必要があるだろう。
テイケイの高花会長も、思い切った告発をしたもんだね。日本愛国党の赤尾敏総裁の弟子だとか言われているけど、それより何より告発の内容が重要である。飯田さんも八十三歳じゃ、もうそろそろ引退しないといかんだろ。男は引き際も肝心だからね。
メザシを食べながらボランティアで活動した土光敏夫さんのような生き方なら、頑張って欲しいと願う人もいようが、歳を取っても税金を誤魔化すようではいかん。せっかくの晩節に瑕疵が残る。
今回は高花さんの勝ちだな。せっかくの長嶋茂雄さんの「セコムしてますか?」の名言が、「セコクしてますか?」に聞こえてしまうよ。
読売のナベツネ爺さんにも、誰か諭して欲しいね。