スタニングマーケティングの阿部大地郎代表と渡航の秘密

(敬天新聞10月号)



パシャでセレブ?

インターネットが普及し、それに伴ない様々な銭儲けがネット上に溢れている。ネットビジネス業界といえば、大手企業の通信業などは別格として、一昔前までは単に物品を売買する通販やオークションを真っ先に連想したものだが、今や情報商材だのアフィリエイトだのといった新たな発想が生み出され、それらを生業にしている者も珍しくなくなった。

それで大金を手にする若手起業家なども誕生し、メディアが煽るものだから、それに憧れる者や、飛んだ勘違いを仕出かす者も現れるようになった。嘗てネオヒルズ族と称し机の上に大金を山積みにして、美女に取り囲まれて勝ち組を気取る与沢翼の姿は記憶に新しい。

しかし、与沢のような存在がネットビジネスをネットーワークビジネスのように胡散臭い業界イメージにしてしまったと思うのは当紙だけであろうか。

そんな折、数ヶ月前からメディアイノベーション合同会社(早坂康之代表)が運営する「パシャセレブ」と称する怪しい情報商材を告発する投書が届くようになった。何でもスマホでパシャっとするだけで月収が四十万円以上稼げるという夢のような話である。

それを数十万〜百数十万円の情報商材として売っているそうだ。しかし、内容は単にフリーマーケットアプリの「メリカリ」だのヤフオクに出品されている商材を写メに撮り、その写真を加工して、別のサイトに利益を上乗せして転売するだけの行為であるという。

それなのにセミナーでは講師の山田佳宏が「月一〇〇万円は儲かる」といって客を釣っているそうである。情報商材(或いはMWC=ミリオンズウイングクラブ受講料)には、一般向け一七万七千円、特別クラス三十九万七千円、パートナークラス九十七万円と色々あるらしい。

パートナークラスに至っては簡単な作業で一〇〇万円稼げるし、保証付きだと説明しているそうである。まさにパシャっとやるだけでセレブに成れるというのが「パシャセレブ」なのである。

稀代の詐欺師山本一郎の競球といい、もう少し台本を捻ったらどうかと思うほど、手抜きを感じさせる与太話が増えたものである。それでも金を出す人がいるから無くならないのも事実である。


投書の本題

ところで、このパシャセレブを裏で仕切っているのは青山アフィリエイトセンターの阿部大地郎という人物らしい。青山アフィリエイトセンターとは、パシャセレブに限らず次から次えと似たようなキナ臭い広告を展開しているそうだ。

例えるなら情報商材を販売したい業者と客を結びマージンを得るブローカーとコーディネーターみたいなものかな?。さて、投書の本題はここからである。 この阿部大地郎という人物は、南青山二ー二四ー一五青山タワービル五、七階にあるスタニングマーケティング(前ZEONJAPAN)の代表取締役であるそうだが、明らかな脱税を展開しているというのである。

まず、儲けの手口を情報商材として販売したい業者を見つけると、阿部は「御社は一円も出さなくていい」「全て経費は当社が出しますので、御社はスタニング社の名義で領収書を貰って提出してくれれば全額お支払いします」と説明するそうだ。こうして集めた領収証を自社の税金申告に使い減税を計るそうだ。

また、その情報商材を制作販売するにあたり、スタニング社側で広告、経理、運営の代行をすることを理由に、経費を出すことを強みにして、経費を引いた純利益の七割を取るそうである。

しかし、広告代行会社も経理代行会社も運営代行会社も同じフロアにあり、登記場所を変えてカモフラージュしているだけで、実際はどの会社も阿部が代表を務め、同じ場所で従業員が対応しているそうだ。

そして、得た利益をシンガポールにあるペーパーカンパニーに広告代理料金名目で振込んで税務署を欺いているという。そもそも国内のアフィリエイターに広告メールを流す作業をお願いするのに、わざわざシンガポールの業者を使って送金する必要はないのである。そのシンガポールにある会社が実態があるよう装うため、十日おきにスタッフの入部某氏が出入国を繰り返しているそうだ。

新たにハンドキャリーで海外に金を運んでいるとか、スタニング社のある青山タワービル内で、スタッフが潟Tイバーだの鰍bOLLECTの社員であるかのように装って電話対応などしているという投書が届いているけれど、国税当局に調査を申入れ、本格的に追及をはじめようかね。

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