（敬天新聞１２月号）
佐世保のドン |
佐世保市漁業協同組合の片岡一雄という勘違い爺さんが、佐世保市の港湾周辺で国防を担う防衛省の発注する工事に、地元で幅を利かせていることを盾にして、不当に介入しているとの情報提供があり、その横暴を糾弾しに長崎県まで行ってきた（先月号参照）。
片岡は漁協組合長という立場を利用して、防衛の町といわれる佐世保市の港湾工事の入札に深く介入し、落札業者から裏金を独占して要求したり、特定の業者を捻じ込んだりしていたのである。防衛省も、こんな糞爺一人に何を梃子摺っているのか？情けない限りである。金を要求されたり、嫌がらせをされた落札業者に捜査当局への告発を進めるべきだろう。
一度でも甘い顔をするから、付けあがるのである。もし、防衛省側に片岡の爺さん側から毒饅頭を食わされている職員がいるのなら、即座に処分すべきである。自薦他薦の売り込み仲裁者をよそに、片岡は逃げ回りながらも、開き直っているというから、今一度お灸が必要であろう。
長崎街宣の余波 |
さて、この出張街宣の後、何かと長崎県に関係する相談や投書が届くようになった。やはり、地元では何かと柵があって、地元の人たちでは言いにくいことも沢山あるのだろう。都会でも都議会のドンなんていわれるようなオヤジがいるのだから、なおさら地方には、声の大きさと厚かましさだけで、恐れられているような勘違いオヤジが沢山いて、理不尽なことでも我が物顔で押し通して、周りの人たちに大変な迷惑をかけていることだろう。
当紙で過去に追及した地元戸田市議会議員の福田延之（夜逃げして失職）も、戸田競艇場の自動販売機や弁当の販売権利を牛耳り、愛人の会社を介入させていた。また、水戸市議会議員の松本勝久爺さんの横暴も然りである。それにしても今年は地方議会の体たらくが目に余る年でもあった。このほど長崎から寄せられている相談のひとつ、大島九州男という福岡県選出の民進党の参議院議員と長崎県議会議員の山田博司の低俗ぶりも、また例外ではないだろう。
九州男児の恥 |
大島九州男は「不適切な政治資金収支報告書」で新聞沙汰となり、世間を騒がせたことのある人物だ。例えば、親族らが私的な飲食に使った疑いがあると朝日新聞から指摘され、平成二十四〜二十六年分の政治資金収支報告書に記載した約一〇九万円の支出を訂正した。削除したのは、高級ホテル、寿司屋、焼き鳥屋などで使った代金で、一度に五万円を超える金額もあったそうである。
また、福岡県が公開した平成二十二年分の政治資金収支報告書によると、大島九州男が代表を務める「大島九州男後援会」は平成二十二年七月一日東京都新宿二丁目のゲイバーで支出した飲食費を懇談費として計上し、領収書が添付されていたそうである。
更に極めつけは、平成二十三年東日本大震災の年、「東日本大震災復興・支援する集い」と銘打った政治資金パーティーを北九州市内で開き、被災者への義援金と共に自らの活動資金を集めていたことが問題視された。パーティー券は一枚一万円で、総収入約三五〇万円の内、義援金に充てたのは約一割だけで、「震災に便乗した資金集め」と世間の非難を浴びた。
この大島九州男が、山田博司県議の忘年会で「ネットで叩かれても大して影響はない。現に私も叩かれたが、何の影響もなかった」と挨拶したそうである。同じ民進党の山田博司県議が、地元のネット新聞に自身の不正を叩かれていて、その応援のために出席したようだが、そこでのリップサービスのつもりで言った挨拶が、出席者に録音されていて、それが火に油を注ぎ、当紙の耳まで届いたようだ。舌禍する脳みその軽い議員は多いが、どちらかと言えば、自民党のお家芸と思われていただけに、民進党では珍しいケースである。
しかも大島九州男と言うのは、まだ新人のようだ。長崎の県議の忘年会に福岡の国会議員が出席するというのも、珍しいケースであるが、仕事か何かが繋がってる関係だろうか？。
チンピラ議員 |
一方、山田博司県議は、本会議の議場において、チンピラみたいな物言いをする男である。どこかの暴力団出身なのだろうか？と思えてならない振る舞いである。いくら田舎でも、ここまで品がない議員も珍しいというレベルである。
また、その質疑の内容が疑惑に満ちており、地元のネット新聞が追及し、山田博司県議を「恐喝罪」で長崎地方検察庁に告発状を提出（平成二十八年十一月一〇日付）する事態になっている。告発の概要は、山田博司県議が既に結果の出ている公共事業の入札において、議会の場で担当職員に対し、重箱の隅をつつく様な追及質疑を高圧的な態度で繰り返し、契約の進行を妨げ、困った落札業者に対し、息のかかった業者を下請けに入れるよう謀ったり、政治献金を要求したというもの。田舎の議員がよくやる手である（詳細はインターネットでＪＣネット記事を御覧下さい）。
こういう土方利権の手先のようなことをする奴や、一定の業者に有利になる質問をしたり、また逆に不利になる質問をして困らせるような輩を当選させてはならない。結局、実害を被るのは有権者たちである。こういう輩は裏で金に結び付けるところに特徴がある。（二面に続く）
