徹子もびっくり?
鰍roft-EXオーナー城浩史とジアミスト商法

(敬天新聞2月号)

話題の空気清浄機

最近、「ジアミスト」という空気清浄機が売れているらしい。その機械がいいのか、殺菌力のある水がいいのか知らないが、テレビ朝日の長寿番組「徹子の部屋」のスポンサーになっているし、芸能人が多数出演している番組内で紹介されたり、人気お笑い芸人のドランクドラゴンが「バカ売れ商品」として紹介もしているから、テレビで見たことがある人もいるだろう。

CMや広告を見る限りでは、商品自体はなかなか良い感じである。なんでも「亜塩素酸ソーダと塩酸を水と希釈混合することにより生成された消臭・除菌効果のある弱酸性の液体を、室内の隅々まで微細な粒子として行き渡らせ、広い空間の除菌や消臭に大きな効果をもたらす」ということだ。

この商品を販売しているのは鰍roftーEX(東京都中央区日本橋兜町)という会社である。空気清浄機のレンタル及び除菌効果のある水の販売で伸びたようだ。空気清浄機の仕入れは台湾の「ソラノ」、水(次亜塩素酸水)は「エコムーバー(株)」からの仕入れである。一見何ら問題ない商品である。

ところが、その商品の販売方法を巡りSoftーEX社には、様々な疑惑が浮上している。その疑惑はネット上にも多数書き込まれているが、当紙にも勧誘を受けた人や元社員の人などから投書が届いている。どうやら商品の販売方法に大きな問題があるようだ。


陰のオーナー

SoftーEX社は、現在テレビの宣伝等にも出ている加瀬智司(名刺では知司を使う)が社長をやっているが、陰のオーナーは城(たち)浩史という男らしい。城は謄本では監査役となっているが、社員は会長と呼んでいるそうだ。

この城と言う男も、サイト上では名前を浩羽と変えている。しかもこの城はネットオークションで詐欺紛いのことをしていた過去があるそうだ。

城が自ら無限責任社員として主宰する「合資会社ティ・ティ・ネット・ジャパン」は、現在営業活動を停止しており休眠状態である。同社は平成十五年一月に中古パソコンの販売等を目的に「荒川区荒川六ー六十一ー一」で発足した。

しかし、商法は全くの詐欺商法で、例えばネットオークションで、相手から中古自動車を預かり、未決済のままトンズラして代金を踏み倒していたそうである。このため、警察沙汰となり、本人は数回の逮捕歴があるそうだ。その為、二年前には火の車状態だったという。

ところが、今はフェラーリだランボルギニーだと生活状況が大きく変わったそうである。それは、現在の商品販売の方法が、単純な商品販売やレンタル事業ではなく、「ポンジ・スキーム」の様な投資勧誘に専念しているからだという噂が専らである。

ポンジ・スキームとは、出資してもらった資金を運用し、その利益を出資者に還元するなどと謳っておきながら、実際には資金運用を行わず、後から参加させる別の出資者から集めたお金を配当金に回すなどして、運用が順調に行われているかのように装う投資詐欺の一種であるが、当然、出資者から得た資金を配当に回す自転車操業的なシステムであるから、末期には損害を被る出資者が続出するものである。


露骨な勧誘

SoftーEX社の場合、営業本部の名刺を持つ者が、カモを見つけてはセミナーや本社へ連れて行き勧誘をするそうだ。投資を謳い堂々と営業すると金融商品取引法などに抵触し、金融庁から目をつけられるので、証拠が残らないように、資料は商品パンフレットしか渡さず、「投資」や「資産運用」という言葉の使用は極力避けているようだ。

その代わり「運用期待値」なる用語を用い、実質的に「投資」営業を行っているというのが実状だという。実際、この商品のオーナーといわれる購入者(出資者)たちは、みんな投資と思って金を出しているそうだ。それを裏付けるように、高額な空気清浄機を一人が何十台も何百台も購入契約を交わしている。

それは、売った商品(ジアミスト)を預かり、病院やホテル等にレンタルして、レンタル料の中から経費を引いて、利益を払うと謳い、一口百万円に対して月利息四・九%の配当を支払うという約束があるからだそうである。

最近ではジアミストの販売ではなく、最初から投資の話をして、サラ金や銀行ローンの借り方をレクチャーしてまで大口出資に誘い込むのだそうである(掲載資料参照)。若者の中には給料が安く、百万円ともなると借りれない者も多いらしいが、そういう者には、給料明細書の偽造も請け負っているというから、もう明らかに犯罪の世界に足を踏み入れているようである。

それにしても、そんなに何十台も何百台も空気清浄機を販売して、それをすぐさまレンタルしてくれる施設だの病院だのが見つかるのだろうか?契約の翌月から利益(配当)が購入した台数の分だけキッチリ支払われるなんて、一人一人の出資者に対し、何処に何台レンタルしたから今月の利益(配当)は幾らですという明細は存在するのだろうか?。

一歩間違ったら豊田商事や和牛商法と同じである。真っ当な企業なら、そんな単純で当たり前の疑問など生じさせないものである。当紙はそんな疑問を精査すべく、SoftーEX社に二度ほど質問状を送ってみたけれど、加瀬社長の知人と称する者から問い合わせはあったが、的を射た回答は得られなかった。

営業マンの自慢トークは「うちの会長(城浩史)は、電通に特別なコネを持っているから、テレビコマーシャルができるんだ」であるそうだ。確かに、三百万円の資本金の会社で「徹子の部屋」にコマーシャルが打てるのは、相当裏で何かないと難しいかもしれないな。

テレビ朝日の早川洋会長兼CEOも、局を代表する長寿番組「徹子の部屋」が、阿漕な勧誘トークの道具に利用されぬよう、注意が必要でないかい?続く。

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