敬天新聞9月号 社主の独り言(中辛)

(敬天新聞9月号)


▼昔から言われた言葉に、「経済は一流、政治は三流」と言う言葉がある。経済は自分が働き自分の生活に直結することだから、みんな必死になるが、政治は選挙で選ばれた人達が自分たちに有利な法律や条例を作るところというイメージが強く、しかも、実際に国民に影響するまでに時間がかかる。

その上政治家は、自分たちは国から生活補償が出るから、食うに困らない。だから、小沢一郎のように「政治は選挙だ」と、公言して憚らない者がいる。確かにその一面はある。選挙に勝ちさえすれば、いかような政策も実行できるし、望む法律も作ることができる。 また自分の為に働く政治家は多いが、国民の為にと考えて働いている政治家は少ない。多額献金してくれる有力な支持者や後援者のために働く政治家が多いのである。理想に燃え、地元の為に、国民の為にと考える政治家は、精々が一期、二期までである、と国民の目には映る。

しかし、よく考えれば経済が一流の背景は、政治の愚かさが支えているのかもしれない。政治が一流で経済も一流というのが理想ではあるが、両者相並び立たずという言葉もあるように、どちらかがどちらかを押さえようとして、世の中が乱れるかもしれない。

また逆に政治が一流であっても、経済が三流なら、世の中貧乏で混乱しよう。混乱するというより、楽しみがなくなろう。言い方が適当かどうかわから無いが、共産社会な状態が政治が一流で経済が三流の世界のような気がする。

いや中国や北朝鮮なんか見ていると、政治も経済も三流に見えるような気がする。やはり政治家は基本に「世のため、人のために」という理念がなければならない。特に与党になった時に、この考えは必要なことであるが、与野党併せて殆どの政治家が、「自分のため、家族のため、愛人のため」という考えのようである。

だいたい、就職の為に政治家になってる議員が多過ぎる。世襲は殆どがそうである。個人会社と同じ感覚である。中には立派な人もいようが、大抵が利権を手に入れたり、一般人より早く入る情報で一儲けを企んでるレベルが殆どである。何故か国民からは、そんな風にしか見えないのである。

それと今回つくづく思ったんだけど、政治家にしても官僚にしても、政権さえ取れば、政権とさえ組めば、自分たちの都合のいいように物事を進められるし、助成金(税金)を幾らでも使えるようである。これでは、国の借金が増えていくのがわかるよ。自分の金じゃないから、こんなことができるんだろうなー。

今回は国の不祥事として注目を集めたが、県議会、市議会レベルでも、このようなことは頻繁に行われている。これは政治に罰則が少ないからである。大臣は特別公務員という立場でありながら、一般公務員より倫理観が低く、罰則規定が低いのである。

本来なら逆でなければならないだろう。特別公務員であるという自覚を持たない人もいるし、そういう立場であることを知らない大臣さえいそうである。総理が任命することではあるが、大臣に任命されると喜び過ぎて、その管轄のトップである認識が足りないのである。

本当は常に適材適所で、今いる国会議員の中で最もその分野に優れ、能力のある人を大臣に選ぶべきだろうが、その時その時の事情やら方針やら思惑が左右して、カスも阿呆も物足りない者も、選ばれたりするのである。これも惻隠の情であろうか。



▼つい二、三年前まで、世界中に全く相手にされなかった北朝鮮であったが、最近は妙に存在感を見せだした。イメージ的には中国の補完勢力だった。だが最近では、中国の言うことも聞かなくなったようである。本気かポーズかは、まだわからない。核を一発持つだけで、世界中が恐れおののくという現実を実践して見せた。

最近の威嚇合戦を見ていると、北朝鮮の方が先制してるようで、アメリカが押されてる感さえある。トランプ大統領は、アメリカンファースト主義者だし、オバマさんやクリントンさんに比べれば、好戦的な主張をする人だから、一気に攻撃を先制するのかと思っていたら、意外と慎重である。

張り子の虎だった時に、一気に叩いておけば大したこともなかったのに、「いつでも潰せる」と高を括っている間に、北朝鮮が本物の虎になってしまったということである。まー、現実にはわからないけどね。ただ言えることは、時間が経てば経つほど、北朝鮮が有利になってくるのは事実であろう。有利になるというのは、勝利するという意味ではない。間違っても北朝鮮が勝つことは有り得ない。相手に与える打撃が大きくなる、という意味である。

アメリカそのものが被害を受けることは、軽微であろう。破れかぶれの反撃を北朝鮮がした場合、被害が甚大になるのは、第一に韓国、第二に日本、となる。その時、中国やロシアがどちらに付くのかによっても、短期になるのか、長期になるのか、予想がつかない。

最近の北朝鮮の挑発言動を見ていると、トランプ政権は「攻撃はしてこない」と見ているようである。トランプ政権が始まってから、アメリカ国内では、人事を始め、政策がことごとく否定され、ごたごたが続いている。そこら辺を見越して、それどころではない状況と、読んでいるのだろう。

ただ、国内の手腕に対してはごたごた続きであるが、北朝鮮に対して強気の発言をすると、支持率が上がるというような現象があるらしいから、突然の衝突や先制攻撃も十分にあり得る。

日本は、アメリカが北朝鮮に攻撃を加えたら(逆の場合でも)、後方支援以上の参加をするだろう。戦火の拡大次第では、直接攻撃も辞さないと思う。一旦緩急あれば、日頃の理性は吹っ飛んでしまう。雄の本能が優先するのである。それが戦争である。北朝鮮が国民を犠牲にしたうえで成り立ってる国とは、誰の思いも同じである。

金一族とその家族、その仲間の一部が、いい思いをしているだけで、誰もが貧乏で、自由がない国であるとの認識で一致している。自国でクーデターが起こり、現体制が崩壊するのが理想であるが、恐怖政治を敷いて、粛清を戒めにしているために、なかなか国民の蜂起は難しかろう。かといって、他国に制裁権があるわけではない。

唯一、その資格があるとすれば、血縁のある韓国であろう。いずれにしても、北朝鮮の出方次第ではあるが、日本が巻き込まれるのは間違いなかろう。今回ばかりは、他人事とはいかないと思う。また日本国内に多くの北朝鮮籍国民がいる。 その中には、祖国に忠誠を誓う者もいよう。それこそテロ準備罪の出番である。今ある危機は北朝鮮とアメリカのものであるが、日本も避けて通れない危機でもある。自由と平和は只ではない、という覚悟と意識を今こそ持つべきである。



▼ダルビッシュの嫁さんだった紗栄子と言う女性が、男と別れたと話題になっている。この女性は、大物食いとして名前はよく聞くが、顔は全く浮かばない。特徴のあまりない女性である。

ダルビッシュの子供を産んだ女性として知ったぐらいだった。別れた時、慰謝料をガッチリ貰ったと噂になった。ダルビッシュより稼ぐ男は、もう見つからないだろう?と思っていたら、ダルビッシュより稼ぐ男を見つけて、世間からまた羨ましがられたものである。その男もまた別れたらしい。多額の慰謝料をもらうことだろう。

何をして稼いでいるのかわからない叶姉妹のようなタイプなのだろうか?男を手玉に取る才能を持っているのだろう。稼ぎの大小は別にして、こういう才能を持ってる女性はいる。ヒントは二人きりで見せるセクシーさなのだろうか?と感じていたら、人の考えというのは、意外と似たり寄ったりで、いろんな人が同じような意見をもっているようだ。

ダルビッシュという最高のスポーツDNAを受け継ぎ、ビジネス的にはこれまた最高の成功者を教訓にし、そして今度は英国の超名門校に子供を留学させるために、ロンドンに居住を移すそうである。英国の超名門校なら世界中のセレブが集まろうから、世界のセレブの仲間入りを目指しているのだろうか?芸能界をステップに、ただ金持ちと一緒になったという前例は、いくつもあるようだが、ここまで計画的に段階を踏んで、ステップアップしている女性は珍しい。

外見も特別美人というわけでもないし。相当頭がクレーバーなのだろう。順調に行けば子供たちは、超一流の道を歩くだろうから、最強の母を驀進中である。誰もが憧れる人生の歩み方の一つであるが、なかなか実行には移せない。それに若い時には、やりたい選択肢が沢山あって、迷ってしまう。また何をしたいのか、何をすればいいのかがわからない。色んなことが可能ゆえ、目標を定めるのが難しいのである。

歳を重ねて初めて、人生の何たるかがわかるようになるのであるが、時すでに遅しである。その点紗栄子さんは、二十代前半にして、五十代の考え、知識を持ったということである。歳を取ったら誰もが、「今二十代だったら」と、その知恵、知識、経験が今の年代だからこそ身に付いた筈なのに、そのことを忘れて、二十代の健康な体(スタイル)だけを、求めようとするのである。

しかし我々も、若い時に何回も何十回も、先生や親や年配者の方から、口を酸っぱくして、「後悔するぞ」と言われてきたが、若気の至りで耳を貸さなかったのだ。人生とはそのようなものであろう。一度しかないとわかっていながら、毎日が永遠に続くと錯覚するのが、人生のようである。 悲しいことが永遠に続きはしないけど、楽しいことも永遠には続かない。お盆というのは、なぜかそういうことを考えさせてくれる季節なのである。

ところで海老蔵の話であるが、奥さんが亡くなったことが、日本中の悲しみになったことで、当分再婚ができない環境になってしまった。しかし現実には、男手だけで小さな子供は育てられない。性的にも女性が必要である。

一番いい方法は、子供も懐いているようだし、お姉ちゃんと一緒になることである。姉妹も仲良しだったというし、世間も納得するだろう。家族の安定のために、戦時中はよくある話だったそうである。

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