茨城県議飯塚秋男と消えた補助 金大物右翼の名を騙る同伴者の正体

(敬天新聞 平成30年5月号 2面)

消えた一億

当紙が追及している茨城県議の飯塚秋男議員が、県庁に圧力をかけて自身が関係する社会福祉法人(桜川福祉会)に、一億円の補助金を出させ私的流用した件で、日本国防老人隊の野口和男茨城県代表幹事が関係者に事の真偽を尋ね歩いていたら、飯塚県議本人から連絡があって、昨年暮れに面会が実現した。

ところが面会するにあたって、「同伴者を帯同していいか?」と言うので了承したら、その同伴した者が、実業家の名刺を出しつつも、口頭で日本トップクラスの大手右翼組織幹部の名前を挙げ、そこの関係者であることを告げたということを二月号で報じた。

当の飯塚県議は一部事実を認めつつも全く反省が見られず、野口氏に対する口封じの圧力をかけるつもりだったようである。この同伴者は、地元で建設業を営む塚田建材の塚田隆氏という人物である。よく話を聞けば、大手右翼団体ともそんなに深い付き合いではないことが分かった。大袈裟に関係を強調したものだから、結果として火に油を注いだだけである。

飯塚県議はいったい何を考えているのだろうか?一刻も早く県民に謝罪し、説明責任を果たすべきである。まさか、この場に及んで「それは俺ではない」とか「記憶の限りではやってません」とか公人の流行り病のような言い訳をするのだろうか?。

県から補助金が出た時点で、指定された業務にきちんと金を支払っていれば、このような問題は起こらなかった筈である。ところが、指定された支払いは行わず、飯塚県議が一億円を使い込んでしまったから、色んなところに問題が波及し、事が大きくなっているのである。

この時の県側の担当責任者は、橋本前知事時代に副知事であった山口やちゑ女史(当時は福祉部長)である。山口女史も、もう民間人になられたので真実を語られたら如何か?

この事件では、県職員だった酒寄元之氏と、野澤ワールドの子会社で、やまびこの里福祉会の常務の斎藤亨氏に頼まれた笹沼政国氏が補助金不正受給で逮捕されたのである。

笹沼氏は、桜川福祉会を買収する役目を負っていて、自分で流出した一億円の一部を立て替えたていたそうだ。ところが、その企みを知った、飯塚県議と臼井平八郎県議が、県の福祉部にクレームを付けて、この話を阻止したために、買収の話は壊れたという。

そのために、「自分が持ちこんだ(頼んだ)話で、笹沼さんが立て替えた金を回収できない」と責任を感じた県職員の酒寄元之氏が、嘘の補助金を出すことを繰り返し、一部それがバレて、笹沼氏だけが逮捕されたのである。しかし元を質せば、この問題の発端は、飯塚県議の一億円の不正流用ではないか。一億円が適切に使用されていたら、建設業者も備品納入業者も困らなかっただろうし、野沢ワールドも買収など考えなかった筈である。或いは一億円で手放していれば、円満解決していたかもしれない。

不正流用した上に、もっと利益を上積みしようと考えたから、県に圧力をかけ話を壊したのだろう。中味を知っていたかにもよるが、同伴したという臼井県議にも責任はあろう。

茨城県は保守王国として有名ではあるが、一方で議員の不正が横行することでも有名である。

また、この話で何故か、議長、副議長に報告すべきだ、と助言していた田山東湖幹事長には、前回の県知事選挙の時に、金を配ったという疑惑が浮上している。受け取った議員の名前に印の付いた議員名簿が、当紙に送られて来ているのである。

その他にも、新たな疑惑や不正の情報が続々と寄せられている。水戸の市議会議員である松本勝久爺の悪事(過去記事参照)をはじめ、茨城県にはゴロツキ議員が、文字通りゴロゴロしているようだ。因みに松本市議は、どういう風の吹き回しか知らぬが、当紙宛てに「自民党を離党しました」だの「敬天新聞を読んで勉強させて頂いてます」といった内容の手紙を送ってきている。少しは反省したということなのかな?

  次のページに続く。


(↑クリックで詳細を表示)


敬天ブログ敬天新聞社ホームページ敬天千里眼不正疑惑(評判・噂)告発