問題の本質は「日大の闇」 田中理事長夫妻の独裁体制

(敬天新聞 平成30年6月号 2面)


名選手だった井ノ口忠男

実姉・橋本稔女史

(一面の続き)

因みに井ノ口忠男理事の息子も日大の職員(事業部所属)であり、アメフト部のコーチでもある。今の日大は、コンプライアンスも何もあったもんじゃない。だから、驕りが生じているのだろう。

日大アメフト部の名将・篠竹幹夫監督も確かにワンマンで暴力的な部分もあったけれど、篠竹監督は最期まで家庭も持たず、寮で学生と寝食を共にして、その一生をアメフトに捧げた人だった。

その暴君の部分だけを真似て、学生を指導しても、誰もついて来ないのは当然である。今回の件で部員の不満は頂点に達し、退部や告発など更なる問題に発展するかもしれない。

内田が雲隠れした理由が、個人の判断なのか田中理事長の判断なのかわからぬが、後からノコノコ出てきて監督を辞任したところで、後の祭りである。内田の傍若無人な振る舞いは、田中理事長の後ろ盾の故である。

つまり、問題の本質は田中体制にあるのだから、内田が例え常務理事を辞めても真の解決には至らないのである。


日大の闇

とはいえ、日大は過去に、あの読売新聞でさえ説き伏せ、追及記事を押さえてしまったことがあるから侮れない。その後、読売巨人軍のオフィシャルスポンサーになり、読売新聞の一面広告を掲載したりもしている。国から私立大学最高の助成金(百億円)を受ける立場で、一球団のスポンサーになっていいのかの是非もあろうが、誰も苦情を言わないから、やりたい放題である。

日大は表面では、亀井静香元代議士を中心とした高級弁護士軍団で防衛しているが、源泉は大物暴力団との交遊関係なのである。今の日大体制は田中英壽・優子夫妻独裁体制を、橋本稔子、井ノ口忠男姉弟、内田正人の三人で支えているのである。

ということは、現実には今の日大は、この五人で運営されているのである、と言っても過言ではない。だから、アメフト部があれほどの反則行為をしておき乍ら、大きな社会問題と成るまで、事の重大さに気付かず、謝罪さえしなかったのである。この問題の本質は「日大の闇」にある。

そこに焦点を当てない限り、本当の解決には至らないのである。日大の教職員も、アメフトのOBも、もうそろそろ勇気を持って真実の声をあげるべきである。

全国から、志しを抱いて集まった学生や、日本の未来のために起ち上がる時である。(三面に続く)

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