日大の刷新は問題の根である田中理事長夫妻の排除が必須

(敬天新聞 平成30年8月号 3面)


名司会者の米倉久邦氏

石井進常務理事

大塚吉兵衛学長

☆☆☆(二面の続き)

やはり、「亀井静香氏と田中英壽理事長との仲に亀裂が入った」という噂は、本当だったのだろうか?しかし、長年新学部を申請していたにもかかわらず、不認可だったのが、亀井氏の指導と口添えで、「危機管理学部」と「スポーツ科学部」が認可になったのは事実である。

認可が下りるまでは、文科省の指導を神妙に聞いていたが、認可が下りた途端に四年契約で募集した非常勤講師を、説明も無しに首にするという理不尽さ。このことを田中圭太郎氏が、現代ビジネスに書いている。これも法人としての責任者は常務であった内田らしい。内田が常務理事になってから、「人件費削減」を打ちだしたそうだが、一方で歯学部では新校舎が建設されたり、新病棟が建設されたりしてる。

これは大塚学長の出身学部だからであろう。これでは学長が会見等で田中理事長を守る発言に終始するのも無理はない。

それから、アメフト問題であるにも拘わらず、アメフト部のもう一人の実力者である井ノ口忠男の名前が一向に出て来なかった。各メディアは実名を伏せ、理事会で井ノ口が理事を辞任したと伝えられるまで、「バイキング」でさえ「X氏」と濁して報じていた。日大部外者の個人ではなく、理事なのだから井ノ口だけ名前を伏せる必要はなかった。また、理事を辞めたからと言って井ノ口追及を終わりにしてはならない。

井ノ口は、田中優子夫人の紹介で裏木戸から職員採用され、十年も経たずして、理事にまで出世した立志伝中の人物である。井ノ口は、各学部の判断で執り行っていた事業を本部で一本化し、より効率化して、学生や教職員の福利厚生に寄与する目的で日大事業部を作った筈なのに、自動販売機のジュースの値段が何故か十円高くなったという逸話を持つ「理事長付き相談役」という肩書も持つ人物である。このような理不尽は氷山の一角であるのだから、徹底的に井ノ口の所業を追及すればいい。この件は現代ビジネスの伊藤博敏氏の記事がわかりやすくて秀逸である。

ところで、田中理事長は、あれほど固執していたJOCの副会長職を何で、辞めたのだろう。やはり二年後に東京オリンピックを控えて、自身の黒い疑惑が気になったのだろうか?文科省も何で本気で調査しないのか不思議でならない。

まあ追い詰められたら田中理事長も内田と同様、最後は入院するんじゃないかな?これが日大の危機管理「時間稼ぎの術」の鉄則だからね。


要は理事長夫妻

日本大学の刷新は、田中理事長夫妻の排除なくして成し遂げることは出来ないだろう。

通常、大学の運動部の優勝祝いを、大学主催でやる時、会場に出席することはあっても、当たり前のように理事長の女房が壇上に上がることはない。

しかし、相撲部の祝勝会では、必ず優子夫人が壇上にあがる。しかも常に中央に立ち、学長や常務理事、学部長までが、一歩引いた立場で遠慮するのである。

なぜ、創立者でもない理事長夫人にここまで気を遣うのか?なぜ、理事長夫人がここまで権力を持つのか?不思議でならない。日大の肩書きは無く、ちゃんこ屋の女将で理事長の女房というだけではないか。

今後、日大問題が田中理事長の進退に及びそうになったら、内田、井ノ口のトカゲの尻尾切りに続き、本件の自称責任者である大塚学長が、事後の対応の不味さも含めて責任を取らされて、首になるかも知れない。しかし、本当に内田、大塚の二人が切られることはあっても、稼ぎ頭の井ノ口忠男と橋本稔子の姉弟を優子夫人は守ろうとするだろう。ただこの二人が稼いでる全ては、日本大学の名前の下に特化した事業。言うならば、本来は日本大学に入る収入をピンハネしてるに過ぎない。本当は誰でもやれるお仕事である。昔は各学部に分かれて、何人かの人達が、やっていた仕事を優子夫人を後ろ盾に独占したに過ぎない。

田中英壽理事長は、優子夫人に頭が全く上がらない(家庭内女尊男卑)。日大のドンと呼ばれる風貌の田中理事長も優子夫人の前では、考えられないほどの別人である。だからそれを知ったら、大学でコツコツ頑張るより、田中チャンコ店へ通い、優子夫人にゴマを擂った方が、出世の早道なのであると思ってしまうのである。それを実践したのが内田であり、井ノ口であり、米倉司会者である。

相撲の遠藤関を応援する会という意味の、遠藤の藤から付けた「藤の会」の案内状が、教職員に送られてくるという投書もあった。

遠藤関に対しては、優子夫人の特別な思い入れがあるといわれていた。それで、井ノ口姉弟が、優子夫人の為に幹事になって、日大教職員から金を絞り取る魂胆なのか?いくら優子夫人のお気に入り力士と言えども、無理やり取られていると感じてる教職員がいるとなれば、遠藤関も心から喜べないと思うが。

案内を出した教職員に対しては、当然チェックしているだろうし、それで欠席でもしようものなら、夫人の逆鱗に触れて左遷かな?だとすれば酷い私物化である。

たったの五人(田中夫婦、井ノ口姉弟、内田)に七千人の教職員が牛耳られ、余りの怖さに教職員組合さえ、今までは苦情を言えなかった。

七千人側に立つ弁護士でさえ、顔出しの物言いは身に危険を感じ怖いという。そこまで怖がった実態があるのに、文科省は今まで一切指導監督もしたことがない。だから益々つけあがるのである。

警察や国税は、何度か査察に入ろうとしたことはあるが、それを、この五人側に付いて、ひたすら守ってきたのが、亀井静香元議員である。対価は利権である。それは本人が文春砲に自ら認めて話しているぐらいだから、間違いない話であろう。

今後の課題は、井ノ口姉(橋本稔子)の日大広報への関わり方、井ノ口忠男の事業部への関わり方、それらを後押ししている理事長夫人の大学への口出し、それを実践する理事長の判愉 もん断、それに対して意見を言えない理事会。この異常な大学運営の構図にメスを入れられるかである。

一見、アメフト部の暴走に見える今回の事件であるが、日大を蝕んでいる問題の本質に迫らなければ何も解決しないのである。

相撲部の選手が大相撲の部屋に行くとき(入門)、多額の裏金が田中理事長に流れている闇にも光が当たって欲しいものである。理事会・校友会・事業部のすべてを握ってしまってるからなー。第三者委員会の最終報告だけでは、田中理事長の進退に影響を与えることは出来ないだろうな。ハァ〜どすこい、どすこい。立ち上がれ日大マン!

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