旭電業鰍ニ鰍`SK駒井裕の
すさみ町を蝕むメガソーラー

(敬天新聞 令和元年7月号 1面)

新たな局面

旭電業梶i松岡徹社長=本社・世田谷区)と子会社である旭メガソーラーすさみ発電鰍ェ、鰍`SK(駒井裕社長=滋賀県大津市)と手を取り合い進めている和歌山県西牟婁郡すさみ町での大規模な太陽光発電事業(メガソーラー)に重大なコンプライアンス違反があることを弊紙はこれまで何度も追及してきた。

そこに潜在する行政を巻き込んだ不適切な関係と、ASK代表の駒井裕が元暴力団員であり、収益の一部が暴力団に流れていたことも分ってきた。

そして駒井の元雇用主で、駒井の事を誰よりも知っているという京都の人権団体「崇仁・協議会」川村眞吾郎会長の証言を得て、この問題は新たな局面を迎えようとしている。

駒井が元暴力団員であることはこれまで報じてきた通りであるが、その経歴と所業を巡り、過去に未解決と成っている京都の殺人未遂事件に、駒井が実行犯として携わっていた事実が捲れてきたからだ。これについては詳しく後述するとして、先ずはこれまで報じてきたすさみ町の太陽光発電事業の問題点について総括しよう。


旭電業鰹シ岡徹社長


相通ずる者

太陽光発電事業に無縁であった元暴力団員の駒井が事業に携わることができたのは、元々は駒井の元雇用主であった京都の人権団体「崇仁・協議会」川村眞吾郎会長(旧知のヤクザに頼まれて仕方なく駒井を預かった)が、環境事業を手掛ける滑ツ境工学コンサルティングの顧問をしていたことが発端である。

環境工学は、環境廃棄物事業のコンサルティングでは実績日本一との呼び声があり、特に和歌山県では実績があった。そこで川村会長が、知人である元奈良県生駒市議会議員S氏から、友人が所有している和歌山の土地を環境事業に使えないかと持ち掛けられて着手したのが和歌山県すさみ町の太陽光発電事業の始まりである。

ところが直後に川村会長が病に倒れて長期入院してしまい、当の元市議S氏も別件の公共事業で収賄や斡旋を行ったとして逮捕されてしまい、一旦この話は頓挫した。

その後、駒井と覚醒剤仲間であるという元暴力団員の松田某が結託し、長期入院中の川村会長に内緒で、出所した元市議S氏に近づき、S氏の友人U氏が所有する広大な土地に、太陽光発電事業所の設置を計画した。

S氏もまた親子で元暴力団員であり、地方政治家に成ったものの逮捕されてしまったので、出所後に再び広域暴力団K会の企業舎弟に戻ったという人物である。

そしてS氏親子、駒井、松田某の四人が同じ広域暴力団K会の企業舎弟でもあった。だから意気投合して、和歌山県すさみ町の太陽光発電事業で協力し合ったわけである。

駒井は、同級生であった滋賀県大津市議会議員T氏から、表向き暴力団とは無関係として使える電気会社鞄倹シ電気(現鞄倹シE&E・森田宇市代表)に話を付けてもらい、ダミー会社としての協力を得ることができた。

そして駒井は、旭電業の執行役員で太陽光発電の全権を握るという片岡俊治氏と立命館大学で同窓だったという徳村善宏氏を使い、すさみ町の町長と議員を懐柔していく。

徳村氏は駒井の片腕と言われる人物で、オレオレ詐欺で逮捕歴があるそうだ。そして今も尚「やっている」という疑惑のある要注意人物だ。


重大な証言

崇仁・協議会の川村会長は、自身が病床に伏している間に何が起きたのか知ろうと、駒井をよく知る土木会社のF社長に訊ねたところ、こう証言を得たという。

「旭電業がすんなり事業が出来たのは、すさみ町の岩田勉町長と、地元で顔の広い上田順太町議会議員に、駒井が裏ガネを渡したからですわ。当時仲間だったワシらに駒井が、鼻息荒く自慢してましたわ。自慢話の内容では、確か裏ガネを渡すセッティングをした和歌山県の高級料亭の接待費が五十万円。そこで岩田町長に渡した裏ガネは二百万円。上田議員には百万円。元市議Sさんには百万円、すさみ町の土地所有者Uさん(Sの友人)には土地の買収価格の他に町議会議員と町長を紹介した御礼で五十万円渡したと言うてましたわ。問題は、その裏ガネの原資が旭電業から出ている事なんですわ。その額が二千万円なんです。裏ガネで相手に渡ったカネは、総額で五百万円ですから、残りの一千五百万円は、駒井が着服したという事です」

岩田町長と上田議員といえば、町有地(三万平米)が駒井に売却(一平米五十円)された四日後に旭電業に三十八倍もの値段で賃貸(一平米当たり賃料一九〇八円で二十年間)されたことに、「約一五〇万円で売った町有地が即座に約五千七百万円で賃借されたのは不可解だ」と疑義を呈していた地元の町民団体を、取るに足りない連中だと議会で罵っていた御仁である。

F社長は続けて、

「実は徳村が旭電業の片岡から裏ガネ用の二千万円を受け取り駒井に渡して、駒井から旭電業の裏ガネを、町長らに贈賄したんですわ。五百万円で贈賄接待すませて、残りの一千五百万円を駒井は徳村と山分けしたんでっせ。駒井は『旭電業は五百万円しか出しませんわ』とSさんにウソの説明をしたそうです。骨折ってもらって、成功報酬値切る、守銭奴の駒井の行動パターンですわ」

F社長は更に、

「旭電業の片岡は、駒井より徳村とベッタリらしいです。徳村もワルですが、ヤクザ関係者では無いですから、オレオレ詐欺での逮捕歴さえ隠せば片岡もヤクザ者の駒井より徳村と繋がっていたかったんでしょうな。駒井は何とか片岡を取り込みたいと必死で、お決まりの金・女・酒で接待浸けにして、『片岡は俺の言う通りになる』と吹いてますわ」

駒井は終いには、K会に何億円も上納金を現金で渡していることをひけらかすと共に、「川村と川村に暴露しよった裏切り者の、Aの二人には気をつけんとアカン。そやからAは裁判責めや。川村は裏から手を回して、殺して貰おう思ってるんや。川村はしつこい奴やし、色々と知り過ぎとるからな。あの世で、俺を恨んだらええんや!」と声を荒らげていたそうである。

さんざん世話になった川村会長を殺そうとは、駒井の人間性を物語っている一件である。これらを踏まえて、弊紙は旭電業に重大なコンプライアンス違反ではないのかと問うてきたのであるが、冒頭に触れた駒井が関与したと思われる京都の未解決殺人未遂事件の詳細を次のページで記すが、川村氏の殺害発言も冗談では済まされないかもしれない。旭電業は最早一企業の問題では収まりの付かない凶悪な男に係わってしまったのである。(二面に続く)


元生駒市義S氏と駒井裕氏(右)


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