（敬天新聞 令和元年8月号 三面）
卑劣な人間性 |
旭電業梶i松岡徹社長＝本社・世田谷区）と子会社である旭メガソーラーすさみ発電鰍ｪ、鰍`ＳＫ（駒井裕社長＝滋賀県大津市）と手を取り合い進めている和歌山県西牟婁郡すさみ町での大規模な太陽光発電事業（メガソーラー）について、先月号の紙面では三ページに及んで重大なコンプライアンス違反があることを追及した。
この問題をよくよく咀嚼（そしゃく）してみると、問題は偏にＡＳＫの社長である駒井裕氏の人間性に関わって来るのではないか？
駒井氏と京都の人権団体「崇仁・協議会」との関係については、会長である川村眞吾郎氏の証言を基に何度も書いてきたので割愛するが、駒井氏の薄情さ、卑劣さ、汚さには驚いてしまう。最近では、考えられないような暴力性まで暴かれ出した。あまりの酷さに、「本当なのか？」と言うのが、読者の感想ではないだろうか。
しかし、駒井氏が暴力団時代に兄貴分だった中山常雄氏と行ったという二件の殺人未遂（未検挙）事件は、実際にそういう事件があったことを証言する目撃者がいて、しかも犯人の顔もハッキリと目撃しているのである。ということは、そういう事件があったことは間違いないだろう。
それが未検挙になった理由は、事件が起きた現場がＪＲ京都駅前にある九万坪もの広大な同和地区で、その土地の開発利権を巡り暴力団同士の抗争にも発展した、いわくつきの土地柄であったからと推察がつく。つまり「同和地区の内輪揉めだから、お互い相打ちになって勢力が弱くなればいい」という警察当局の思惑も（当時は）あったのではないか。
当時、意に反して抗争事件に巻き込まれたという崇仁・協議会の川村会長も以下ようなコメントを寄せている。
「京都府警は、中口寛継氏襲撃・殺人未遂事件で、被害者の中口氏からは聴取していますが、その証言で名前が出ている加害者の中山常雄に対して、呼び出しも任意の聴取さえも行っていません。事件が同和地区である崇仁地区の紛争であり、長年に亘り、警察は崇仁地区の同和問題を避ける傾向があった。
また、被害者の中口氏は、過去において広域暴力団組員であった経歴があり、加害者の中山常雄と駒井裕も、同じく組員（当時）であった為、同和利権を巡る一時的な、末端の暴力団員同士の内輪揉めと、京都府警に解釈された感がある。問題は、暴力団の抗争と解釈された事よりも、出来る限り関わりたくない、同和（部落）地区の問題であると警察が介入を避けた感があることだ。
そこが同和地区、在日韓国、朝鮮同和（部落）地区という、特別な事情があったのは確かで、 同和地区は厄介だから、触りたくないと、行政からも警察からも実際に聞いた事が有る。 これこそ『差別』で、加害者に任意の聴取さえされぬまま、事件調書が出来上がっている、という事実がそれを物語っているのです。」（川村会長）
不全の町政 |
それにしても、同じ人物をバットで二回も襲撃するということは、明らかに殺意があっての襲撃である。看過できるものではない。それに、暴力団員の津田某という駒井氏の兄貴分が、川村会長に告白したという話の中には、「駒井が二人のヤクザを殺した」という話もある。
他にも、多くの女性を強姦してはビデオで撮影し、それをネタに金を強請っていたという話も出てくる。もう弊紙での記事掲載の範疇を明らかに超えている。間違いなく当局の出番であろう。
では何故、旭電業は動かないのだろうか？ 何故、和歌山県すさみ町の岩田勉町長は動かないのだろうか？ 弊紙には、町民から「この問題で真っ先に動くべきは岩田町長です」という意見も届いている。尤もな意見である。ＡＳＫに対する町有地の売却に、町民が疑問を呈しているのに、議会では岩田勉町長も、町民側で考えるべき立場の上田順太町議会議員も、疑問視する者達を小馬鹿にして、批判を繰り返す始末だ。これはいったいどういうことか？
駒井氏が周辺者に豪語していたという「旭電業もすさみ町も俺を切れない。もう一蓮托生の弱みを握っている」と言う言葉は、何を意味するのだろうか？
旭電業の場合は、金を出した側だから、精々が担当者がキックバックを貰っている程度だろうし、あとは長く続けることで儲かるという「欲得の計算」から動かないのではないだろうか？
一方、岩田町長で考えられるのは「収賄」しかないだろう。売買契約の時、「嘘」まで吐かれて契約していて、尚且つ町有地売買の契約者としては、実に相応しくない事情が次から次へと出てきているにも拘わらず、未だに解約をしようとしないし、町民に納得の行く説明もしていない。
この際、自分にどのような厳しい沙汰が起きようとも、ありのままの真実を語ることが、岩田町長のとるべき道ではないだろうか。
収賄の事実がないなら尚更である。毅然と町有地の売買契約を解除すべきである。旭電業もすさみ町も、ＡＳＫ駒井氏と、このまま心中するつもりだろうか？
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