弊紙の公開質問状に回答しない すさみ町の岩田勉町長の胸の内

(敬天新聞 令和2年4月号 3面)


ことの発端

弊紙がこれまで何度も報じてきた旭電業株式会社(松岡徹社長=本社・世田谷区)と株式会社ASK(駒井裕社長=滋賀県大津市)が進めている和歌山県西牟婁郡すさみ町での太陽光発電事業(メガソーラー)を巡る疑惑。

ことの発端はすさみ町の岩田勉町長が「利用価値のない町有地を太陽光発電事業者に売却する」と議会で説明しておきながら、何の実績もないASK駒井裕氏に売却したことにある。その町有地を駒井氏がすぐさま旭電業子会社(旭メガソーラーすさみ発電)に貸し付け巨額の利益を得ている事に、疑義を呈し、追及しているのである。

更に、駒井氏をよく知る京都の人権団体「崇仁・協議会」会長の川村眞吾郎氏による「駒井氏は元暴力団員であり、利益を暴力団関係者に還流していた」ことや「過去にレイプや殺人未遂を犯している極めて危険な人物である」という証言を得たから尚更である。

弊紙とは別に、地元の住民団体が不信感を抱き、岩田町長に質問状を出して疑惑を質してみても、「全く持って話にならない話」と馬鹿にしてみたり、議会で質問した議員に対し、「こんな質問を議会でするなんて議員としてどうなのか?」などと恫喝じみた答弁をしてみたり、とてもじゃないが岩田町長が質問者に対して誠実に向き合っている風には見えない。

そこで、弊紙は岩田町長が駒井氏のドス黒い計略に毒されているのではないか? とこれまで何度も報じてきた責任者として、正式に公開質問状(令和2年1月11日付)を岩田町長に送ったことは、前号(第255号参照)で報じた通りである。


元生駒市議酒井隆氏と駒井裕氏(右)

議会で疑惑を否定する岩田勉町長


受取拒否

この公開質問状の内容は、これまでに寄せられた情報提供者の話しや投書を精査し、公益性を鑑みて作成したものであるから、至極真っ当な内容である。

故に岩田町長は質問へ回答することが、結果として地元住民に対する回答にも成るのだという事を理解すべきである。また町議会に気骨ある先生が居るならば、議会の一般質問で堂々と取り上げて頂きたい。

弊紙とは全く無関係で、先に質問状を出していた住民団体に対して、「全く持って話にならない」と議会で馬鹿にした岩田町長にとっても、弊紙の公開質問状へ誠実に回答することは、疑惑を払拭し名誉を挽回するチャンスでもある筈だ。尤も町民一人一人の一票と付託を重んじていればの話であるが。

しかし乍ら(というより案の定)、回答期限を過ぎても岩田町長から公開質問状に対する回答はなかった。そればかりか後日公開質問状を掲載した弊紙の前号を、岩田勉町長と町議会議長の岡本克敏氏、同副議長の大竹繁和氏の三名が、『受取拒否』で送り返してきたのである。

まあ『贈呈』とはいえ此方が勝手に郵送した物だから、受け取るも受け取らないも勝手であるが、弊紙の事で駒井氏と元奈良県生駒市議会議長の酒井隆氏が、フェイスブック上のやり取りで、真実から掛け離れた話題で大ハシャギしていた時期と重なるから、市政運営に携わる重要ポストにある御仁としては程度が知れて残念である。

岩田町長は地元の住民による質問状が議会で話題になった時もそうであったけれど、「誰が言っているのか? 誰が作成したものか?」を重要視し、見下すようなところがある。

しかし誰が言っているかという事に拘りをみせるのではなく、何を言っているのか? に主点を置き問題に真摯に取り組むことで住民を納得させるべきである。現に公開質問状を紙面に掲載して以来、その内容に同調する地元住民から投書が寄せられていることを直視して頂きたい。

どんな住民の声にも耳を傾け、真摯に取り組むことが出来れば、その素晴らしい町長の手腕に多くの住民が理解を示し、弊紙の役割も終えることが出来るだろう。それとも、どうしても回答できない理由とか後戻りできない胸の内があるのでしょうか? それなら弊紙が相談に乗りますよ。

また何よりも、すさみ町の良識ある住民たちが、悪しき柵に臆することなく立ち上がる事も大切だ。日本人は争いごとや波風立てることを避けたがる性質であるが、言葉に出さなくても、同じく疑問を抱いている人は多い筈である。

サイレント・マジョリティ(声なき多くの民の声)に気付き、その声を公に解き放つことこそが、最も町長や議員が身を引き締め、自分達の町を自分達の手によって不条理から守ることに繋がる大きな力となるのだから・・つづく。


住民から多数の投書が届いている

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