京都崇仁地区開発で談合疑惑 竹中工務店と三菱地所の企て

【敬天新聞 令和2年11月号 1面】


蠢く崇仁開発

JR京都駅からほど近い一等地にも拘らず、特異な事情で開発と無縁だった「崇仁地区」で、京都市立芸術大学が2023年度の完成を目指し、西京区から移転することが決まっている。 それに伴い、長く手つかずでいた崇仁地区の土地で新たな街づくりに向けた様々な建設工事が始まろうとしている。

この崇仁地区は日本三大部落の一つとして知られている場所で、同和の最大手団体である部落解放同盟が日本で唯一、仕切ることができなかった魑魅魍魎が蠢めく特異な地区である。そこで利権の主導権を得るためには崇仁地区住民たちをまとめあげる必要がある。

その布石として「京都市立芸術大学移転整備工事」を巡り『崇仁自治連合会の奥田正治会長』、『全国自由同和会京都府連の上田藤兵衛会長』(=六代目山口組・高山若頭を刑務所に陥れた人物)、『崇仁・協議会の川村眞吾郎会長』の三者が水面下で、三つ巴の争いとなっていることを弊紙は先月号で報じた。

京都市立芸術大学移転に伴う各工事の入札(9月3日開札)は、事前に弊紙に届いた投書の内容が影響したのか、工事の主要である建築部門が入札結果「不調」で終わった。

そのことに関し、弊紙には「竹中工務店が談合で受注は予め決まっていた!」という投書が届いていた。京都市立芸術大学の建設工事入札は水面下で根回しされていたというのである。

また、京都市は入札結果の詳細を公表できず随意契約名目での発表も検討しているというのだ。この不可解な京都市の対応も含め先月号に続いて、投書の内容を引用しながら紐解いていこう。


上田藤兵衛氏と門川大作京都市長


藤兵衛氏の計略

「不正は水面下の根回しで行われる。談合は不正かつ違法な行為である。しかも住民を度外視して行われたことに、驚きと憤りを禁じ得ない」こう怒るのは、崇仁・協議会の川村眞吾郎会長である。

京都市立芸術大学の移転建設工事などの入札において、9月3日に入札結果と開札結果が公表されなかった理由が判明した。落札は「竹中工務店」という結果発表が予定されていた。

しかし、それが発表できずに宙ぶらりんの状態になったままなのは、京都市の調査不足が露呈し入札結果発表ができなくなったからだ。理由は次の3点と考えられる。

1.京都市の公式メンバー「崇仁自治連合会会長・奥田正治氏」が、広域指定暴力団の企業舎弟であることを隠していたこと。

2.「全国自由同和会京都府連合会会長・上田藤兵衛氏」は元広域指定暴力団員で殺人の前科があり、現在、暴力団山口組から命を狙われていること。

3.その彼らと結託した竹中工務店が他のゼネコンに「崇仁地区はややこしい同和地区だが、弊社ならまとまめられるので、他の仕事を回すから…」などと説得して、談合を成立させ、京都市から受注する予定だったことが露見した。

以上を裏付けるように、崇仁地区住民の意見を反映すべく開発工事に反対している崇仁・協議会の川村眞吾郎会長の証言が寄せられている。

川村会長は、複数のスーパー・ゼネコン社員とOB、現職の京都市役所職員、京都市の公共事業入札関連担当OB、複数の京都市議会議員からの情報により確証を得ているそうだ。

川村会長によると、8月31日〜9月2日の入札で、竹中工務店が受注予定だったが事前に情報が露呈して入札は不調(不成立)として公表できなくなった。暴力団との関係も露呈で発表できなくなり、現在、京都市は、あろうことか再入札せずに「随意契約で竹中工務店に決定」と発表するための理由説明を考えているという情報をつかんでいるという。

更に驚いたことに、隣接地の元消費者金融最大手・武富士が嘗て所有していた「材木町の土地」もセットであるという。これは竹中工務店と三菱地所のジョイントであるそうだ。また「材木町の土地に五つ星ホテルを誘致し、崇仁地区の開発が念願であると門川大作・京都市長本人が発言している」と市職員からの証言を得ているそうだ。

川村氏はいう。

「談合の流れはこうです。この材木町の土地の一部で上田藤兵衛氏が自分の会社で工事を受注していた。竹中工務店と三菱地所は材木町の土地を五つ星ホテル建設用に狙っていた。かねてから上田氏とパイプをもっていた竹中工務店の役員が、『上田藤兵衛氏に材木町の土地と、京都市立芸術大学建設の受注を水面下で根回しを依頼した』という流れです。竹中工務店との間で成功報酬と仕事の受注などの約束を交わした上田藤兵衛氏は、京都市の公式メンバーである『崇仁自治連合会会長・奥田正治氏』に話を持ちかけたようです」

どうやら上田藤兵衛氏が竹中工務店と奥田正治氏との間を取り持ったということのようだ。

更に川村氏はいう。

「奥田正治氏は広域指定暴力団・会津小鉄会の企業舎弟であり、上田藤兵衛氏も元々は会津小鉄会の組員であり、現在でも関係が続いている。門川市長は自らの名誉欲に目が眩んでコンプライアンスの抜け道を模索している始末です。これは官製談合であり、不正で違法である以前に崇仁地区の住民を無視した許されざる行為であります。私は崇仁・協議会会長として命懸けで、この官製談合を白日のもとに明らかにし、糾弾する所存であります」

京都市に「なぜ京都市立芸術大学の入札が不成立になったのか?」と住民が問い合わせても、理由を答えようとしなかったのは、こういう経緯があったからだろう。

これは京都市民への裏切り行為である。京都府警にも、是非これらの情報を住民や関係者からしっかりと吸い上げ、「上田藤兵衛氏と竹中工務店の癒着、談合疑惑」を徹底的に追及していただきたい。利権を巡り魑魅魍魎が蠢く京都崇仁地区で、再び血の雨が降らぬように・・・つづく。


(談合?三菱地所会長らと駅前開発の懇談 ↑拡大クリック)

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