学校や企業オーナーを騙る川上智幸が開業資金を詐取

(敬天新聞 令和3年2月号 3面)


架空の出店話

数々の飲食店や風俗店などの経営に携わっているという「川上智幸」という人物が、架空の出店話を持ち掛けて、多額の資金を借用し、踏み倒すという詐欺まがいの行為を繰り返し行っているとの情報提供があった。

実際に総額で約2億円を騙し取られたという被害者の一人は、「川上智幸が偽造書類を作成し店舗の賃貸契約まで装って多額の融資を取りつけており、刑法第246条第1項の詐欺罪で刑事告訴する準備を進めている」と怒り心頭である。

この被害者は、川上智幸氏が香川県高松市内に「クレッシェンド」という店名でラウンジを出店するといって、開店を裏付ける証拠として「社交飲食店営業許可証」や「事業用建物賃貸借重要事項説明書」を見せたので信用してしまったそうである。後に店舗を確認しようと見に行ったところ、看板が見当たらないので不審に思い、建物の管理会社に問い合わせたところ、「長らく誰も入居していない」といわれ、川上智幸氏の提示した書類から話の全てが嘘であることが発覚したそうである。

他にも、川上智幸氏は相手を信用させるために、学校法人みつ朝日学園、鹿島朝日高等学校、学校法人理知の杜、松本国際高等学校といった学校法人や、給海の郷など企業のオーナーであると言って、幾つもの肩書を使用しているようだ。

ところが、この肩書きにある学校法人に問い合わせてみたところ、それぞれ学園長と理事長名で「川上智幸という方は、全く存じ上げないし、関係ありません」とか「オーナーでも役員でもありません」との回答があり、勝手に法人名や肩書を騙っていた疑いも出てきたのである。

この川上智幸氏は過去に、IT関連会社泣rー・シー・ビーを設立し、アダルトサイトの運営をしていたとか、アダルトビデオサイト閲覧利用者の情報を転売して利益を得たり、その利用者に「未納料金がある」とか、「多額の延滞金が発生している」などと直接架電し、さらに「直ちに支払わなければ法的処置を講じる」とか、「退会するには特別料金が必要」などと脅すなど、架空請求のような詐欺行為をして、島根県警に逮捕されたあげく反社(反社会的勢力)と認定されているという話もある。この様な人物が、青少年の健全な育成を担う学校法人のオーナーであるとすれば、極めて不適切であると言わざるを得ない。


本件の中心人物・川上智幸氏


怪しい関係

また、この如何わしい泣rー・シー・ビーには、近々上場予定だという香川県丸亀市に本社のある潟Oッドクリエイトの山本真大社長も役員として名を連ねているというので、念の為に川上智幸氏との関係を問い合わせて見たところ、全く承知していない「寝耳に水」といったような回答を、山本真大社長から代理人弁護士を通じて頂いている。

しかし、川上智幸氏の所業を弊紙ホームページ(ブログ)で報じていたところ、この潟Oッドクリエイトの山本真大社長について告発する内容の投書が送られてきた。まだ一言も記事で触れてはいなかったのにである。

その内容は、上場するなどと説明して、色々な個人及び企業から出資を募り、騙しているというものだ。スマホに情報や広告を配信するサービスを謳い、「広告業界に革命をもたらすようになる」とか「Googleと協業している」等と嘘をついて、「武田良太総務大臣との面談と政府への展開も決まったと吹聴し、多額の出資を募っている」というものだ。内部問題も多いらしく「自社株価の操作で社長が利益を生んだり、架空の社員に給与を支払って自分の利益にしている」ということも書いてあった。

そして投書の主は末尾に、「被害者がこれ以上増えないように願うばかりです」と綴っている。こちらについては調査が纏まり次第より詳しく報じる予定である。この投書のタイミングからして、どうやら川上智幸氏と全く無縁ではなさそうである。


兄・川上貴史氏


農業法人の怪

また、川上智幸氏がオーナーであるという香川県仲多度郡まんのう町にある農業法人「給海の郷」にも問い合わせたが、こちらは無回答であった。此処の会長は「黒木保」という人物である。黒木保会長はまんのう町の町議会議員もやっていた経歴があり、現在は香川県グランドゴルフ協会といった公益法人の会長も務めているようだ。きっと地元では名士なのだろうから、疑念を払拭するためにも真摯な対応を願いたい。弊紙の調べによると、川上智幸氏の口座から黒木保会長の関連口座には、20万円が振り込まれたことを確認している。公益法人の会長をやるような人物が、片や詐欺呼ばわりされて追われるような人物の関連企業で会長職を務めるのは如何なものか?

但し黒木保会長の実家は、地元では豪農として知られる生産農家であり、いい加減な人ではないという声もあるから、恐らくこの法人を利用して、金集めをしているのは川上智幸氏であろう。

因みに、この黒木保会長と川上智幸氏を繋いだのは、川上智幸氏の兄である「川上貴史」なのだそうである。貴史氏も前述した島根県警に反社認定されたという泣rー・シー・ビーの役員であるそうだ。

弟の川上智幸氏は、生産農家の黒木保会長を懐柔し、自分は販売実績が殆どないにも拘わらず、コロナ禍に乗じた野菜や果物のネット販売への展望を騙り、借入金や投資を募っているという話もある。ということは、黒木保会長に20万円を振り込んでいるのは、「投げ銭」かもしれない。川上氏が20万円を捨て銭にして、騙す対象者に「自分はこんなに大きく農業法人をやっている」ということを見せるためにである。となると、黒木保会長は「雇われ会長」ではなく本当の会長であって、東京で「空海の郷オーナー」と言い触らしている川上智幸氏の方が嘘を吐いてる可能性が十分にある。だいたい川上智幸氏の口座から黒木保会長に20万円振り込まれたと言う話が外に出回るのもおかしなことだろう。関係者(川上氏側)が故意に外に出さない限り、普通はあり得ない話である。この話は、まだまだ見えないところがありそうだ。続く。


みつ朝学園は川上智幸氏を全く知らないと言っている


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