再エネ事業で揺れるエネオスと西海のドン柏木世次の負の連鎖

(敬天新聞 令和4年10月号 1面)


資金流用疑惑

長崎県西彼杵半島の北部に位置する西海市地区で、国による洋上風力発電所計画が進められているのだが、それに乗じて幾つもの関連協議会を立ち上げ、その全てを牛耳り、事業者に協力金を要求するという西海大崎漁業協同組合の組合長である柏木世次(旧姓・田中世次)の続報である(弊紙8月号の続き)。


ジャパン・リニューアブル・エナジー 竹内一弘社長


洋上風力発電の工事を行うのは、ジャパン・リニューアブル・エナジー(以下JRE)という会社である。地元対策費だか協力金だか知らないが、数億円を手にした柏木世次が、西海市の杉澤泰彦市長と組んで、反対する住民に有無を言わさずJREの洋上風力発電所を作るという話しを強引に推し進めているという話であった。

この問題を第一線で追及している長崎県の政財界紙JCネット(遠山金四郎)によると、事業計画が浮上してからというもの、柏木世次は急に羽振りがよくなって、最高級車のベンツに加え、レクサスSLとレクサスRVの3台を所有するようになって、更に自宅を新たに購入したり、会社事務所を建てたり、事業の見廻りを名目に船を6艇も購入しているという。

そして自分の意に反する者に対しては、容赦なく恫喝して押さえ込もうとするなど、やりたい放題であるそうだ。現在、柏木世次が恫喝する現場を押さえた音声記録が、動画配信サイトYoutubeに公開されているが、その脅し口調は、元暴力団員という事を徐実に示している。

弊紙は、洋上風力発電所の計画に柏木世次が介在していることについて、事業者であるJREの竹内一弘社長に取材を申し入れた。回答(7月26日付)は「当社から柏木氏個人に資金提供はしておりません」であった。

と言うことは、組合だとか島全体の人たちへの協力金として渡した金を、ネコババしているということか?


エネオスHDの会長を辞任した杉森務氏


負の連鎖

この取材が影響したのかどうかは不明だが、その柏木世次が一年しか乗ってない2500万円(税抜き)で購入した自慢のベンツを、1680万円(税抜き)で売りに出したそうである。破竹の勢いでリッチな生活を手に入れていた柏木世次に、いったい何があったのだろうか?

それだけではない。昨年の10月、再生可能エネルギー事業を目的に、400億円弱しか資産価値が無いベンチャー企業JREをゴールドマン・サックス社から2000億円で買収して話題となっていたエネオスホールディングスの杉森務会長が、今年8月12日突然「一身上の都合」を理由に辞任を表明したのである。

その一身上の理由が実は女性への強制わいせつで、肋骨骨折という怪我までさせていたと週刊新潮に暴かれ、エネオスHDは、報道が事実であることを認める事態となった。

酒席での強制わいせつも然り、純資産400億の企業を2000億で購入するというバカげた行為も独断で決めたというから、酔狂という言葉以外に適当な言葉が浮かばないが、杉森氏の辞任には、西海市の事業に柏木世次が介入して混乱を招いていることも、少なからず影響しているのではないか?

いくらこれからは、再生可能エネルギーが中心になると言っても、前後も読み切らないで早急に参戦するのは、浅千恵と言う以外にない。その浅千恵の為に、人の欲得心を唆し、その地域そのものを混乱に陥れ、挙句の果てに自社に大損害を与えたのであれば、杉森氏にはしっかりと反省して頂きたい。


西海のドン柏木世次の恫喝音声はYoutubeで公開されている


そしてエネオスHD並びにJREは、この際西海市の事業から潔く撤退して、自社と我欲の為に民意を分断させ混乱を招いた責任を取るべきだ。杉森氏も辞めたから責任を取ったということにはならない。辞任した本当の理由を自分の口で語るべきである。

まさか恫喝男の柏木世次を直接買収したなんてことは無いと思うが、結果的に誘因しているのであれば、そのことも是非説明して欲しいものである。

それにしても柏木世次の恫喝音声が証拠として公開されているのに、長崎県警は全く動かないのだろうか? それとも秘かに動いているのか? 気になるところである。

もしかして事件にならないように、柏木世次が関係者と申し合わせて、 使い込んだ金を返済する為に愛車のベンツを手放して売りに出したりしているということか?

もっとも、流用した金は返しても、恫喝の罪は消えないけどね。


売り出されたドン柏木の愛車ベンツS500AMG


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