続・スゴ腕!中原眼科中原将光院長と名医!深作眼科の深作秀春院長との対立

(敬天新聞 令和4年10月号 3面)


虚言はどっち?

昨年9月30日、勤務先だった深作眼科(深作秀春院長)から6千件以上の患者情報を不正に入手したとして、神奈川県警が、中原将光医師を不正競争防止法違反の疑いで逮捕した。被害届を出したのは深作院長である。

その後、保釈された中原医師は、独立して開業した医院のホームページで、事件に「巻き込まれた」とか「前に勤務していた医院から、300人以上の患者様が当院に転院しているため、私が当時のデータを所有し、郵便や電話で集患を行なっているという疑いをかけられた」「根も葉もない誹謗中傷で傷つけられた」と弁明している。

更に「警察は厳正に捜査を行いながら私が勧誘などをしていたことを一件も証明することはできませんでした」と言うように警察の捜査を非難している。そして仕舞いには、「この疑いを晴らすことができました」と綴っているのである。この内容を素直に解釈するならば、中原医師は「逮捕されたけど、容疑が晴れた」と断言しているに等しいだろう。

ということは、この事件で逮捕拘留された中原医師は、全くの無罪であったということか? 中原医師が逮捕されたことが不当なものであれば、それは一方的な虚偽の被害届を安易に受理し逮捕に至った警察の横暴であるということにも成るだろう。

逆に、刑事責任を問われ何らかの処分を受けていながら、そのことを伏せて、「一つも証明できなかった」と批判したり、「容疑が晴れた」などと、あたかも無罪放免であったかのような弁明をしていたら、何ら反省せず更に嘘を重ねている愚行であると言わざるを得えない。

何れにしても、「国民の健康の保持に寄与すること」が期待され、公共性が求められる医療現場で、しかも眼科医としてトップレベルと評されている両氏にとって、「虚言はどっちだ?」などという疑念を、患者さんに抱かせ続けてはならない。

深作院長にしても、中原医師にしても、そんじょそこらの町医者ではない。中原医師は白内障の手術を得意とし、凄腕サージャン(執刀医)の異名を持ち、著書まで出して名の通っている医師である。

深作院長に至っては、世界最高の眼科外科医を賞する「クリチンガー・アワード」を受賞した名医として名を馳せている。また画家として個展を開くなど、芸術家としても知られている。著書や取り上げられたメディアも多数あり、例を挙げればきりがない。

だからこそ、逮捕という不名誉を負った中原眼科の中原将光院長に先ず、取材の申入れを行ったのである。しかし回答は未だに得られていない。疚しいことが無いのであれば、どうどうと逮捕容疑の「真実」について語れるはずである。

しかし、やはり迅速かつ真摯な対応を見せたのは、深作眼科の深作院長の方である。当ブログで「虚言はどっちだ?」と言うタイトルで真相を追求する記事を連載し、3月号の紙面で報じてから間もなく、深作眼科はホームページで以下の様に「ご報告」と題して、見解を公表したのである。



深作眼科の表明

以下、深作眼科ホームページより(原文ママ)

過日発生に係る個人情報の不正持ち出しの件(ご報告)2022年3月31日

去る2021年9月30日の、当院医師(当時)による個人情報の不正持ち出し(以下「事案」といいます。)に関する報道につきまして、患者様及び関係者の皆様に多大なるご心配をお掛けいたしました。

本事案につきましては、神奈川県警察と横浜地方検察庁による厳正な捜査を経て、事実関係が確定するに至りましたので、下記のとおり、ご報告(公表)いたします。

なお、当法人としては、個人情報が個人の人格尊重の下に慎重に取り扱われるべきであるとの個人情報保護法の基本理念(同法3条)を改めて銘記するものであり、本報告が「個人データの漏えい等の事案が発生した場合等の対応について」 (平成 29 年個人情報保護委員会告示第1号)の趣旨を踏まえたものであることを付け加えさせていただきます。

【 記 】

@事案発覚の経緯

2018年11月11日(日)夜間、横浜院受付で作業する者を、業務上で立ち寄った別の職員が目撃。不審に感じ調査したところ、当該医師と医療事務員が、館内照明を点けず暗い中で、レセプトコンピュータから何らかのデータをUSBメモリへコピーと情報をプリントする様子を防犯カメラ映像にて確認。事案の報告を受け、院長が当該医師と医療事務員にその記録媒体の提出を求め、内容を確認したところ、患者情報を含む当院の営業秘密情報であることが判明しました。

A不正に持ち出された情報

アクセス権限が制限されている、レセプトコンピュータの「住所検索」機能を使って抽出された2018年7月1〜11月8日に横浜院に来院された患者情報6、433件に関する次の内容。「患者コード」、「氏名」、「性別」、「生年月日」、「保険者番号」、「頭書登録年月日」、「記号番号」、「郵便番号」、「住所」、「電話番号」

B事案発覚後の対応

事案発覚後、当該医師から上記不正持ち出しに係る患者情報を回収するとともに、事案の経緯・状況を文書にて報告させるなどした上、顧問弁護士も交えた協議の結果、その時点では、当該患者情報が不正に使用される可能性は限りなく低いと判断しました。

しかしながら、事案発覚から1年経過後、当該医師が突如退職したことにより、患者情報不正使用の可能性が再浮上したため、神奈川県警察に被害を申告し、併せて告訴手続も行いました。その結果、当該医師は、2021年9月30日、不正競争防止法違反により神奈川県警に逮捕され、その後の捜査を経て、横浜区検察庁により同年10月20日付けで略式起訴を受け、同年11月5日付けで横浜簡易裁判所において有罪(罰金刑)となり、同略式命令は確定しました。

その後、当法人は、上記個人情報保護委員会告示第1号に基づき、本件事案について、個人情報保護委員会に所要の報告をいたしました。

C再発防止に向けて

本件事案の発生を受け、再発防止対策として、内部関係者からの不正アクセスに対するセキュリティ強化を図り、事案発覚後、速やかに、レセプトコンピュータを更にセキュリティの高い機種に変更し、定期的にログの精査を実施、不正アクセスがあった場合は、直ちに管理担当者にアラームが届くシステムを導入しました。また、個人情報を保管しているエリアや個人情報にアクセスできる権限を付与する者を極力最小限に抑え、患者情報の取扱いについては、情報セキュリティポリシーや文書取扱いの諸規程の厳格な適用を徹底しており、今後、二度と同種事案が発生することのないよう、一層万全を期してまいります。

医療法人社団 秀仁会      深作眼科 以上

(引用ここまで)

このように、深作院長が告訴に至った経緯や、神奈川県警が中原医師を逮捕したこと、そして捜査の結果として中原医師が横浜区検察庁より略式起訴を受け、横浜簡易裁判所において有罪(罰金刑)となり、同略式命令が確定したことが、詳しく書かれている。

これじゃあ中原医師は、ぐうの音も出ないじゃないの? 控訴すらしてないじゃん? 深作院長にしてみれば、「虚言はどっちだ?」も何も、片腹痛いことだろう。

中原眼科はホームページに今も尚、「警察は厳正に捜査を行いながら私が勧誘などをしていたことを一件も証明することはできませんでした」とか、「疑いを晴らすことができました」という弁明を掲載中だ。

まるで深作院長が、中原医師の独立開業を妬んで、虚偽の被害届を出して陥れたみたいな言いぐさである。深作院長は改めて神奈川県警に名誉棄損で訴えた方がいいんじゃないの?

ホームページの患者さん対応でも、両氏の人となりが表れるな。勝負あり。



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