2008/11/14
![]() この記事から戸田市役所のいい加減さが分る。 記事中に「今月5日、同事業の落札業者が決っているという内容のファクスが届いた。同課はいたずらと判断~13日、落札業者名などを書いた情報が市に寄せられたため……」とある。 恐らく、業者名を書いた物を戸田市管財検査課に告発したのは業者だろう。何故、このような事をしたのか?良心の咎めからか? そうではないのだ。本紙植村が執拗に調査を繰り返し、埼玉県庁や官庁に出向いて戸田市の談合を騒ぎ立てていたのに、市役所の方はタカを括っていた。しかし、談合業者は怖気づいたに違いない。 「このまま談合を続けて、現段階の談合がばれたら逮捕される。だったら、談合が出来ないように情報リークを市役所側にイメージづけて、次の談合は流してしまえ。一度や二度、談合が流れても刑務所に入るよりはマシだ」 このような感じで談合入札参加者自ら談合を中止に追い込んだのではないか。 読売新聞の記事にもある通り、戸田市役所では内部告発のファクスも「いたずらと判断」と公言してしまうほど、公的仕事に責任を持たず、給料だけを貰って遊んでいる職員が多い。だから、自分達が談合うんぬんで追及されていても、大して危機感も感じていないのだろう(新聞報道された今でも)。 しかし、自分自身で身体を張って商売している入札業者達は、いつ逮捕の手が及ぶかと戦々恐々としているに違いない。 おりしも、一昨日あたりは同じ埼玉県の春日部市でも官製談合が発覚している。官製談合防止法違反容疑で総務課で入札担当だった職員が「元上司の指示で、本来の入札をしないで各業者に見積もりを提出させた」と自白している。それでものんきな戸田市の職員にとっては対岸の火事でも、入札談合参加者達は、風が向こう岸から吹いていて、自分達にいつ飛び火してもおかしくない事をしっている。だから、次の談合に怖気づいて情報リークし流したのだろう。 今回の「談合入札中止報道」は、本紙植村が徹底的な追及を戸田市役所に向け、県庁や関係省庁が「戸田市の入札結果はどうみてもおかしい」と納得し始めた矢先の出来事であった。 本来なら、これを皮切りに本格捜査していただかないと困る。どうか、「こうして戸田市役所は談合を未然に防止しましたとさ」などというインチキ報道でこの埼玉県戸田市の公共入札談合を終らせないで頂きたい。 |