食品残渣リサイクル工場跡地の売買に絡み暗躍する

「日高市長の内諾を得た!」という生臭い話

敬天千里眼情報2008/10/27

 先般、埼玉県日高市で悪臭を放つ、いわく付きのリサイクル工場(日高市下大谷沢297)が売買された。
 そのリサイクル工場とは、鶏卵の生産・販売を行っている有限会社アイセ・リアリティー(台東区根岸3)が所有し「大谷沢環境梶°件フ 日高エコポート梶vが産廃業者の許可取消しの行政処分を受けるまで、食品残渣といった生ゴミ等を中間処理していたリサイクル工場だ。

 この工場は昔、潟_イユウという会社が最初に食品残渣のリサイクル工場として使用していたのだが倒産してしまった場所だ。ダイユウの元従業員によると、工場敷地内の至る所に不要となった食品残渣などのゴミを、穴を掘って埋めていたという。その為か、工場付近には悪臭が漂い、近隣住民とのトラブルが絶えなかった。隣接する日高ゴルフ倶楽部やサイボクハムも多大な迷惑を被っていたという。

 それにしても自社の敷地内だからといって埋めていいのだろうか?産業廃棄物の不法投棄やら何やらの違法性があるのではなかろうか?現所有者に対して行政が指導・監督し、工場敷地を掘り起こし、近隣に対する汚染の被害は無いのかなど徹底調査して頂きたいものだ。

 ところでこの物件、現在は本田技研工業系列の下請けで、金属プレス工場を営む葛v保田製作所(代表・久保田國夫=武蔵村山市伊奈平1)が兜髄野園(代表・吉川渉明=入間市宮寺2698)の仲介により工場跡地を購入し所有者となっているのだが、この工場跡地の売却に絡み、日高市長が介入し、特定の業者にとって有利な計らいをしたという大変興味深い話しを耳にした。

 この土地は昔、潟_イユウが食品残渣のリサイクルを行うという社会貢献性が認められ、市街化調整区域だが特別に県から誘致の許可を得た場所で、同様の事業を行う目的がなければ、この土地を所有しても生かすことが出来ない筈であった(現在は日高市に許可権限がある)。ところが、金属のプレス工場にする目的である久保田製作所が購入したのだ。

 最初にこの物件を久保田製作所に紹介し仲介をしていたという不動産会社のM社長の話によると、本田技研の系列の仕事をしているというので信頼していた久保田製作所に、卑劣にも仲介を抜かれたことで腹を立て、先ずは仲介をした武蔵野園に説明を求めたところ、営業部長の廣田氏が「日高市長から工場誘致の内諾を得た」と得意気に話したという。特定の業者にとって有利になるような事前交渉に応じるようなことを市長が行ってよいのだろうか?又は行政が結果を待たずに事前に「内諾」を出すという「お墨付き行為」をしても善いのだろうか?

 日高市に取材したところ「その様な事はありません」と想定通りの回答であった。では何故、久保田製作所は工場跡地を購入したのだろうか?自社の工場誘致が絶対に可能であるという「何か」を得なければ購入には至らない筈だ。

 余談だが「内諾を得た」と言っていた武蔵野園は当紙が取材追求して間もなく倒産に陥り民事再生手続中だという。

 前市長の関眞(故人)も悪徳金融の西部金融・大本代表の悪行に加担して当紙の追及を受けていたが、大沢幸夫市長になった現在も尚、日高市政には黒い陰が暗躍しているのか。「内諾」とはいったいどういう事か?武蔵野園廣田部長の虚言なのだろうか?
 是非とも日高市議会議員の中に、義憤を感ずる者がいるならば、市民に成り代わって真相を究明していただきたいものだ。

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