冠婚葬祭互助会大手アルファクラブ武蔵野・蕨警察署跡地葬儀場建設―@

2008/11/14

  冠婚葬祭互助会組織のアルファクラブ武蔵野が葬儀場として建設予定の埼玉県蕨警察署跡地買収に絡む不正疑惑があり、本紙としては疑惑を放置したまま建設をすすめて如何なものか、また、近隣住民に対して当初「地域の集会場建設」を思わせるような行為があったり、葬儀場が自宅近隣に建ち、営業されることでのリスク説明もなされていないのじゃないか、ということで本紙はアルファクラブ武蔵野に対し以下のような公開質問状を通知した。


公 開 質 問 状

前略

 本紙は、政・財・官に蔓延る「国賊」を征伐する事を一義に掲げる新聞社である。「国賊」とは、日本国民の同胞の目を盗み、自らの私服ばかりを肥やす悪党を指す。現代においては国賊どもはあらゆる社会の隙間に入り込み、手を変え品を変え、わが日本国民の同胞を食い物にしているため、本紙も国賊どもを征伐する為には新聞発行にとどまらずあらゆる手段を講じ徹底糾弾を続けている。
 最近は庶民の冠婚葬祭に関して慎ましいスタイルで営業活動を行うべきなのに、かなり強引な商法で利益と被害を比例させながら拡大を続ける「互助会組織」界隈のビジネスに、これは必要悪なのかそれとも極悪な国賊であるのかと判断つきかねつつ、多々疑問を感じているところである。

 さて、来年度より蕨警察署跡地に貴社の集会場、兼、葬儀場が建つことになったそうである。貴社が行った説明会の資料も拝見させて頂いた。
 本紙が今般、公開質問状を送ったのは近隣の方からの相談により調査した結果、この蕨警察署跡地の集会場、兼、葬儀場に対し、幾つかの疑問が起ってきたためである。
 そもそもこの葬儀場予定地が前所有者の埼玉県からの払い下げ入札をした際、なぜアルファクラブ武蔵野は入札に参加しなかったのかという事である。

 今は、公売・競売とも、個人の一般消費者の方がみずから参加する時代である。この公売には御社と取引した平和不動産の他に川口土建と上場会社のフージャーズの三社であった。貴社の名前は見当たらなかった。貴社のような機動力のある会社が、人員不足のために公売は外部の不動産業者に委託しているという理由は当らない。
 平和不動産はアルファクラブ武蔵野のダミーとして入札に参加したということなのだろうが、なぜアルファクラブ武蔵野は平和不動産を介入させなければならなかったのか。平和不動産に入札代行を依頼したということは膨大な不動産仲介料を平和不動産に支払わねばならなかったはずだ。

 平和不動産の落札額は七億五千百十四万百十一円であった。ということは、アルファクラブ武蔵野がいくぶん「手間賃」として上乗せして平和不動産から購入したとしても仲介手数料は最高額で二千数百万円位のものだと思われる。一日で右から左で二千万円以上など、この不動産不況で株式公開しているデベロッパーまで続々倒産している時代に何とも景気のいい話ではある。
 互助会組織として成り立っているアルファクラブ武蔵野であるから、互助会会員の出資した金員は無駄に使われてはいけない筈だ。互助会会員は主に葬儀という一番大切な行事に、万が一があってはならないために互助会を信頼し、もしくは互助会の強引な営業に乗せられたとはいえ頼りにしているわけだ。

 今回、平和不動産を公売代行という形で噛ませたことで互助会の大切な資金がかなり無駄に使われたのではないか、こういう無駄が恒常的に行われているのならば、現互助会会員のために貴社に対し、姿勢を正していただく忠告を与えることが必要なのではないかと考えているのである。

 また、近隣住民の皆さんへの説明会においても通り一遍の説明はされたようである。しかし、本当に大切な点、すなわち、葬儀場が出来ることで、地価の下落や、不動産売却時のイメージ悪化、葬儀内容によって交通渋滞が起こったり、閑静な住宅地に相応しくない騒ぎが巻き起こったりという、近隣住民にとって本当に知っておくべきデメリットは、今も、隠し通したままなのではなかったか。
 本紙に相談にこられた方も、正にその点を危惧し、始まってしまえば止められないと憂慮しているのだ。

 そこで、公開質問として以下の三点に絞り質問させていただく。

(公開質問)

一、なぜ蕨警察署跡地の入札、貴社にとっては「集会場、兼、葬儀場設立」という一大事業の土地確保を自社ではなく、資本関係のない不動産業者に代行させたのか?

二、公売代行させたのなら、不動産仲介料として多額な金員を支払ったはずである。それは幾らであったか。また具体的数字が難しければ、その金額は、一般的に考えて妥当な数字であるのか。

三、貴社説明では近隣住民に、葬儀場が建つことの本当のデメリットが一切伝わっていない。もし、近隣住民が本当のデメリットを知り、貴社に真実の説明を求め、条件変更となるまで工事の中止を求めたら貴社はキチンと住民の話に耳を傾け従うのか。それとも、一度、説明会を行っていることを盾に工事を強行するつもりであるのか。

 以上。回答に関しての手段は、本紙が近隣住民の方々に、アルファクラブ武蔵野株式会社・代表取締役神田成二氏の意向として、曖昧さなく示せる形であれば、郵送でもファックスでもメールでも構わない。回答は十月二十日の月曜日まで猶予させて頂くので熟考を願いたい。

   平成二十年十月九日

埼玉県戸田市喜沢一丁目二十八番の四十三  
敬 天 新 聞 社  

アルファクラブ武蔵野株式会社
  代表取締役社長 神田成二殿

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